大阪大学と共同で新型コロナウイルスのワクチンを開発している「アンジェス」は、国内で初となる人への治験を始めました。

製薬ベンチャーのアンジェスは、大阪大学と開発している新型コロナウイルスの「DNAワクチン」について、30日、大阪市立大学附属病院で人に投与する治験を始めました。

第一段階では、投与量が多いグループと少ないグループに分けて30人に投与し、安全性や有効性を確認します。

国内で人への投与が行われるのは初めてです。

【大阪市 松井一郎 市長】

「国内産のワクチンが開発されることが、やはり日本のコロナの患者の皆さんに対して一番安心して頂ける。いい結果が出ることを祈っている」

治験が順調に進めば、早ければ年度内に100万人分のワクチンを量産し実用化したいとしています。