《プロフェッショナルの肖像「PRO-FILE」》髙橋ひかる

コラム

挑むなら、「自分」から一番遠い役。

 “国民的美少女”として華々しいデビューを飾り、2016年、映画『人生の約束』で女優としてのキャリアをスタートさせた、髙橋ひかる。そんな彼女のドラマ初主演作『パフェちっく!』が、7月11日(水)よりフジテレビ系にて放送される。原作は、少女漫画誌『マーガレット』で連載され、単行本の累計発行部数は500万部と、大ヒットを記録した青春ラブコメディ。髙橋が演じる主人公、亀山風呼のピュアな初恋と三角関係が描かれる。

 高校1年生の風呼と同様に、元気で明るく、溌剌(はつらつ)とした雰囲気をもつ髙橋だが、最初の頃は彼女のキャラクターをつかむのに苦労したという。

 「風呼ちゃんは思ったことをなんでも言うし、泣いたり笑ったりと感情をストレートに表現する本当に素直な女の子。一方、私自身は口下手な性格もあり… 恋愛にも積極的で、性格もルックスも対照的な2人の同級生の間に揺れる彼女の感情や挙動が、最初は全然理解できませんでした(笑)。毎日寝る前に何度も台本を読んで想像を膨らませたり、監督に細かな表情やしぐさを相談したりしながら、演技に挑みました」

 悩みながらもやり切ったという彼女は、今年で女優として4年目を迎える。初主演という大役を終えた今、いろいろな役に挑戦したいという思いがより強くなったそう。今後、演じてみたい人物像を聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

 「サイコパスな、というと言い過ぎですが(笑)、自分の常識や、今まで経験してきたことではうかがい知れないようなエキセントリックな役を演じてみたいです。今回演じた風呼以上に、自分でも感情が想像もできないような、ぶっとんだ役(笑)。自分が演じることで、どこまで持っていけるんだろうと、ワクワクしますよね」

 新水曜ドラマ『高嶺の花』にも出演が決まっている髙橋。みずみずしさとひたむきさが溢れ出る彼女から、今後も目が離せない。


たかはし ひかる

2001年9月22日、滋賀県生まれ。

2014年に『第14回全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞し、キャリアをスタート。2016年、映画『人生の約束』で女優デビュー。7月11日(水)から開始する新水曜ドラマ『高嶺の花』に出演

© ななじ眺『パフェちっく!』(集英社)/フジテレビ/テレパック

『パフェちっく!』

7月11日(水)からフジテレビ系で24時55分より放送開始(全10話)。
脚本: 三浦駿斗/ 木滝りま/ 諸橋隼人/木梨亜美
出演: 髙橋ひかる/ 中尾暢樹/林裕一朗ほか 原作:ななじ眺『パフェちっく!』( 集英社「マーガレットコミックス」)



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