【WordPresss設定 編】WordPressのアップロード上限を変更&Bitnami バナーの削除

【WordPresss設定 編】WordPressのアップロード上限を変更&Bitnami バナーの削除

前回のフェーズ 2では「VM のIP アドレスを静的化&ドメイン設定」を行いました。

今フェーズは、
WordPressを使いやすくするために「bitnam バナーの非表示」「アップロードの上限変更」を行います。その際にターミナルでコマンド操作を行います。


WordPressを使いやすくする設定

Bitnami バナーを非表示

WordPress with NGINX and SSL Certified by Bitnami」を利用すると、画面右下にBitnami バナーが出てきます。
このままでは目障りなのでバナーを表示します。

WordPress の設定:bitnami ロゴ

左上のメニュー「≡」を選択し、「Compute Engine」 から「VN インスタンス」をクリックします。

WordPress の設定:VM インスタンス を選択

VM インスタンスの「SSH」を選択し、接続を行います。
接続が開始され、VM のターミナルが表示されます。

WordPress の設定:SSH を選択
WordPress の設定:ターミナル
Bitnami でのターミナル画面。

Bitnami バナーの削除を行い NGINX を再起動を行うために、次のコマンドを入力します。

sudo /opt/bitnami/apps/wordpress/bnconfig --disable_banner 1
sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart nginx
WordPress の設定:コマンド実行

NGINX が再起動後に、Bitnami バナー が非表示になっていることを確認します。

WordPress の設定:bitnami バナーを削除

このBitnami バナー 消し方は公式Bitnami に公開されています。

WordPress のアップロード 上限を変更

WordPress のデフォルトの最大アップロード サイズは「40 MB」になっています。
アップロード上限を超えてしまう画像、動画 のアップロードやWordPress バックアップ のインポートを行えうようにアップロード上限を変更します。

SSH 接続を行い、ターミナルが表示させます。
php.ini ファイルをVimで編集するために、次のコマンドを入力します。

※Vim を使用しておりますが、好きなエディターを使用しても大丈夫です。

sudo vim /opt/bitnami/php/etc/php.ini
ターミナル:php.ini の編集
ターミナル:php.ini

一行づつ対象のコードを探すのは疲れるため、Vim の文字列検索 機能を使用します。
ノーマルモードで「/」を入力するとカーソルが画面下 バーに移動します。続いて検索文字列を入力します。

/post_max_size
ターミナル:文字列検索

キーボード「a」を押し、インサートモードに変更します。
post_max_size = 40M の上限サイズを変更します。

※ここでは上限サイズを40 Mにしておりますが好きな上限に変更してください。

ターミナル:インサイトモード
ターミナル:上限サイズを変更

キーボード「Esc」を押し、ノーマルモードに変更します。
再び文字列検索を行います。

upload_max_filesiz = 40M の上限サイズを変更します。

※upload_max_filesiz の上限サイズは先程の変更したpost_max_size と同等の数字にしてください。

/upload_max_filesize
ターミナル:upload_max_filesize の上限サイズを変更

キーボード「Esc」を押し、ノーマルモードに変更します。
ファイルを保存すために「:wq」と入力し、キーボード「Enter」を押し、ファイルを保存して終了します。

ターミナル:上書き保存してファイルを閉じる

nginx-app.conf ファイルを編集するために次のコマンドを入力します。

sudo vim /opt/bitnami/apps/wordpress/conf/nginx-app.conf
ターミナル:nginx-app.conf を編集

次の箇所にWorpPress の上限を入力します。
この数値は先ほど入力したphp.ini で変更した同等の数字にしてください。

client_max_body_size 150M;

キーボード「Esc」を押し、ノーマルモードに変更します。
「:wq」と入力し、キーボード「Enter」を押し、ファイルを保存して終了します。

ターミナル:client_max_body_size を入力

php-fpm を再起動するために、次のコマンドを入力します。

sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart php-fpm

NGINX を再起動するために、次のコマンドを入力します。

sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart nginx
ターミナル:再起動

WordPress 管理コンソールの「メディア」を選択し、最大アップロードサイズが変更したサイズにになっていることを確認します。

WordPress:メディアのアップロード上限

以上で「Bitnami バナーの非表示」「WordPress のアップロード上限変更」は完了となります。

次のフェーズ 4では、「Let’s Encrypt でSSL 証明書の発行(https化)とhttp のリダイレクト設定」を行います。


全記事

  1. 【はじめ 編】無料を目指してGCPでWordPress 環境構築
  2. 【WordPress構築 編】Google Cloud Platform でWordPress をクリック操作のみでデプロイ
  3. 今ココ→【WordPresss設定 編】WordPressのアップロード上限を変更&Bitnami バナーの削除
  4. 【https化 編】SSL 証明書の発行とリダイレクトの設定
  5. 【Cloudflare 設定 編】Webサイトの表示速度を高速化
  6. 【WP-Stateless 設定 編】WordPres のメディアをGoogle Clould Storage へ移行/バックアップ
  7. 【振り返り 編】GCE でWordPressを構築 with SSL化
  8. 【支払い 編】WordPress×GCPでの2020年1月の支払い料金

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