青森市の事業のPR動画に、同市在住のミュージシャン・坂本サトルさん(南部町出身)が出演している。事業は新型コロナウイルス対策の一環で、文化芸術をオンラインで発信する活動を支援するねらいがある。動画は動画投稿サイトYouTube(ユーチューブ)で24日から無料公開していて、7月10日まで。

 市が坂本さんにPR動画への出演を依頼し、坂本さんは快諾。同市のライブハウス「青森クオーター」で撮影した。

 動画では、坂本さんが自身の楽曲「愛の言葉」「天使達の歌」を弾き語りで披露している。ほかに、小野寺晃彦市長が坂本さんと対談で、支援の内容について分かりやすく説明する場面もある。

 事業は、コロナの影響で活動の場がない、同市を拠点に歌手や劇団などの文化芸術活動をしている個人や団体、人を集めて営業できない民間のライブハウスやギャラリーなどが、オンラインで作品などを発信する活動を支援する。

 例えば、オンラインでの演奏やワークショップの配信、ホームページで作品を公開する−などの活動が対象になる。

 一つの活動あたり、経費の8割を補助する(上限30万円)。補助対象の活動は審査して決める。

 申請期間は7月10日まで。申し込み方法は市ホームページに記載している。

 問い合わせは市文化観光振興財団(電話017-773-7304、平日午前9時〜午後5時)へ。