白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)率いる“貴族”と片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)率いる“王子”が火花を散らす、映画『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』。2月12日と13日の2日間に渡り東京・国立代々木競技場第一体育館にて行われた完成披露舞台挨拶&ファンミーティングでは、映画さながら貴族VS王子対決が行われるなど、集まったプリンセスのハートを鷲掴み。ここでは13日の模様をお伝えする。
まず現れたのは、映画公開に先駆け昨年テレビ放送されたドラマ『貴族誕生-PRINCE OF LEGEND-』(日本テレビ系)で視聴者を魅了した、白濱演じる安藤シンタロウが社長を務める土木会社・全日土木の面々。「みなさん、一緒に声を出していきましょう!いくぞ全日!」という白濱のかけ声をきっかけに、ニッカポッカ姿でハカ風パフォーマンス“SHAKA”を繰り広げ、気炎を揚げる姿は実にたくましい。
『貴族誕生-PRINCE OF LEGEND-』で全日土木の仲間となるクラブサンマルチノの伊集院信虎を演じる板垣瑞生、歩夢を演じる前田公輝が客席2階通路にトロッコで登場、テンション爆上げな“信虎コール”で一体感を高めたのち、クラブテキサス&クラブノーブルのメンバーによる“ドリーコール”に呼ばれたのは、黒いファーコート&サングラスでカリスマティックな貴族に変貌した白濱だ。彼が優雅にサングラスを外すだけで、大歓声が上がる。
一方、“王子”チームも華やかだ。チーム京極兄弟の京極竜を演じる川村壱馬、チームネクストの天堂光輝を演じる吉野北人、日浦海司を演じる藤原樹、小田島陸を演じる長谷川慎と、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの4人はアリーナ中央へと伸びるランウェイを歩き、ギュッと寄って肩を組む仲良しぶりは微笑ましい。
チーム生徒会の綾小路葵を演じる佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、ガブリエル笹塚を演じる関口メンディー(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)はお茶目な表情も見せ、クラブテキサス&ノーブルのメンバーとジャレ合う姿も。
聖ブリリアント学園の三代目伝説の王子である朱雀奏を演じる片寄、奏の第一側近・久遠誠一郎を演じる塩野瑛久、第二側近・鏑木元を演じる飯島寛騎の3人からなるチーム奏は、王子らしい白い衣装で笑顔もキラリ。まぶしすぎる!
全員が揃ったところで、ファンからの質問コーナー“質問降臨”へ。バレンタインチョコをもらう理想のシチュエーションをキャストが実演することになり、女性役の片寄が相手の男性役として指名したのは吉野だ。片寄がツンデレぶりを見せながら最後に吉野を抱きしめると、吉野は思わず片寄をバックハグして「本気でキュンキュンした!いい匂いがしました、最高です!」と大興奮。川村は「俺、クリスマスとかバレンタインとか、彼女いたことないんだよね。嘘じゃないよ。明日、空いている?良かったら、記念日をふたりっきりで過ごす、俺の最初で最後の人になってください」という甘い言葉で、ファンをキュン死させた。
「王子や貴族になったら何をしたい?」という質問に、「ドリーになりたい!」と答え、ドリーのファーコート&サングラスを身につけて “メンディーコール”を浴びたのは関口。ドリーさながら優雅にサングラスを外すも、「ただのメンディーじゃん!(笑)」と白濱にツッコまれたが、「すごく気持ちいい!」と本人はご満悦だ。また、愛媛出身の白濱は、「貴族や王子になったら、みんなのために……四国に新幹線を通したいです」と願望を吐露した。
さらに場内を盛り上げたのは、ゲーム企画“王子VS貴族3本勝負”だ。だるまさんが転んだならぬ“ジュリアンさんがころんだ”では、鬼が振り返るたびに全員がカッコいいポーズをキメる中、途中で動いてしまった吉野がかわいらしい“にゃんにゃん”ポーズでごまかしつつ、全力ダッシュでいち早く鬼にタッチしたのは白濱。“フルーツ盛り・もぐもぐバトル”では、藤原が吉野、前田がクラブノーブルのナンバー2・ミッシェルを演じる廣瀬智紀にフルーツを食べさせ、どちらが美しくエレガントにスピーディーに食べられるかを競う。吉野が片寄に、廣瀬が白濱にエプロンを付けてもらいいざ勝負。むせる吉野の背中をトントンして気遣う藤原の姿や、藤原が口に運ぶフルーツを彼の指ごとパクリと食べる吉野など、仲睦まじい&名コンビプレーを発揮した彼らが勝利。最後の“たたいてかぶってじゃんけんぽん対決”では、「人生で一度も負けたことがない」という長谷川と、「一度もやったことがない」という板垣が対決し、なんと板垣が勝利。その間、“王子”チームと“貴族”チームに分かれながらも、絶え間なく賑やかなガヤが入ったりして、“プリレジェ”ならではの団結感が目にも耳にも楽しい。
この日登壇できなかったキャストからのビデオレターでは、チーム先生の結城理一を演じる町田啓太、チーム京極兄弟の兄・京極尊人を演じる鈴木伸之、ドリーの兄でありクラブテキサスの代表であるシニアを演じるDAIGOがコメント。「僕の顔がタイプと言ってくれているそうですけど、僕も塩野くんがタイプです(笑)」と町田からメッセージされた塩野は、「目。鼻。口。全部好きです」と町田に大胆告白した。鈴木に誕生日を祝われた川村は、誕生日当日0時ちょうどにメールをくれたという吉野に改めて「ありがとう」と感謝。照れながら微笑み合うふたりに、またまたキュンとさせられた人続出だったのではないだろうか。
そして、「シニアは体が弱くて実はシャンパンが飲めない。ドラマでは口をつけていただけ」と打ち明けたDAIGOが、「コメントをしていたらウズウズしてきちゃったな」と映像で匂わせ発言をすると……“シニアコール”が巻き起こる中、ステージにゴージャスな装いのDAIGOがサプライズ登場!「ドリーはNYKK。24時間カッコいい」と白濱を讃え、「みなさんに言いたいことはただひとつ、POL。パーフェクトな俺たちにラブしてくれ」とファンを沸かせたかと思うと、急に咳き込んで「死神からご指名だ」とシニアらしい言葉を残して去って行った。
オーディエンスが撮影OKな“写真降臨”で、各チームの面々がバレンタインに相応しい甘い言葉を口にし、笑顔で手を振りながらランウェイを歩いた後は、映画『貴族降臨 – PRINCE OF LEGEND-』の主題歌であり、自身初のソロ名義楽曲である「Possible」を片寄が生披露。片寄の甘く切ない歌声を藤原と長谷川がしなやかなダンスで彩るという、ほかでは観られないスペシャルコラボがもたらしてくれた幸せな余韻は、長く消えそうにない。
「OKS。王子も貴族も最高!」というDAIGOの言葉通りの映画『貴族降臨-PRINCE OF LEGEND-』は、3月13日公開。美しく尊い男たちの熱きドラマとバトルは、大画面で味わうべきだ。
文/杉江優花