東京都の小池百合子知事は29日、従来の「東京アラート」に代わって新型コロナウイルスの感染状況や医療態勢を伝えるための新しい指標の方向性を30日に公表する方針を明らかにした。

小池氏は都庁で報道陣の取材に対し、新指標は専門家による感染状況や医療態勢の分析を受けて決定すると説明。感染者の増加については専門家から「検査態勢、医療態勢は整っているが、警戒すべきだ」との意見があったと明らかにした。

指標に具体的な数値を盛り込むかどうかは「数字の取り方は微妙なところがある」と明言しなかった。

都はこれまで東京アラートの発令や休業要請の基準として、直近7日間の平均で1日当たりの新規感染者数や感染経路不明の割合など七つの指標を設定。今月11日に東京アラートを解除した後、数値的な指標などの見直しを表明していた。

小池氏は今月26日の記者会見で、従来の指標を「自粛のためのものだった」と総括し、新型コロナの存在を前提として感染防止対策と経済の両立を図る指標を設定する方針を示していた。(共同)