• ミュージック
  • 【インタビュー】PRIZMAX 僕らの想いを受け取ってクダサイ!「最後の1ページまで最高なものにしようとしてくれている6人に感謝」
CONTENTS
Home
  • スペシャル
  • 2019.12.18

【インタビュー】PRIZMAX 僕らの想いを受け取ってクダサイ!「最後の1ページまで最高なものにしようとしてくれている6人に感謝」

2019年、7人体制となり2ndアルバム『FRNKSTN(フランケンスタイン)』で新たなスタートを切ったPRIZMAXだが、1229日開催のワンマンライヴ『PRIZMAX Live Level 9 CIRCUS WINTER EDITION~』をもって福本有希がグループを脱退し、芸能界も引退する。再び大きな節目を迎えた彼らだが、1218日にリリースする10thシングル「愛をクダサイ/Beginning」に込めた想いは、あくまでも前向き。去りゆく福本、見送る6人との信頼と絆が滲む温かなインタビューとなった。

文/杉江優花

【PRIZMAX サイン入りチェキ プレゼント企画開催】
12月18日〜25日に掲載されるインタビュー&ランキングの記事下に8つのキーワードが出ています。その文字を繋げるとある言葉が出現しますので、それを導き出してください!!詳しい応募方法は、25日に掲載されるプレゼント企画記事をチェック!

過去と未来を繋ぐダブルAサイドシングルを発表!それぞれが抱く想いを語る!

――福本さんが参加するラスト作品でもあるダブルAサイドシングル「愛をクダサイ/Beginning」。美しいバラード「愛をクダサイ」にはこれまでの愛と感謝に加え今の願いを、突破力に満ちた「Beginning」には新たな道を切り拓こうとする気概を感じますが、みなさんはそれぞれの曲をどう捉え、歌やラップ、パフォーマンスにどんな想いを込めたのでしょうか。
森崎 「愛をクダサイ」は、(清水)大樹のラップが復活したり“昔のプリズっぽさ”があるから、歌っていると昔を思い出すんですよね。
島田 その感覚、すごくわかる。
森崎 これがプリズだ!って久々に思うもんね。それを今の7人が表現するからこそ新しいPRIZMAXを表現できるし、7人になって初のバラードというところでの新鮮さもあります。歌詞に関しては、(黒川)ティムが辞めて4人になって、そこから7人になって、今度は有ちゃん(福本有希)が辞めて……こんな僕らですけど受け入れてくれますか?っていう想いを僕は重ねてしまうんですよ。いい意味で軸がないグループだし、そういう僕らのすがりたい気持ち、心の叫びを汲んでもらって、生まれた曲なんだと思います。
――なるほど、だからこその“クダサイ”というフレーズなのでしょうね。
森崎 僕はそう感じています。有ちゃんは……曲は聴いた?
福本 うん、かなり聴き込んだ。っていうより歌ったから!(笑)。「Beginning」に関しては、7人体制になってからのPRIZMAXを表しているかなり攻めた曲。PRIZMAXはもちろん、12月29日のライヴでグループを脱退して芸能界から引退する僕にしたって、歌詞の通り<本気になれば何だって可能>なわけで、背中を押してもらえるような感覚もあります。一方の「愛をクダサイ」の歌詞は、僕らからホリック(PRIZMAXファンの呼称)へ向けたものとも、メンバーから僕へ向けたものとも、僕からメンバーへ向けたものとも解釈できると思うんですけど、そうなったのは偶然じゃないんだろうなという運命みたいなものも感じています。
島田 今回の2曲の歌詞には、共通して“余白の美しさ”みたいなものがあると思っていて。曲を聴いてくれる人それぞれ、いろいろな捉え方をしてもらいたいです。ちなみに、「愛をクダサイ」は、僕的には「Someday」とか「Memory」に通ずるものを感じるし、この先何年、年十年経っても思い出す瞬間があるんだろうなという気がします。
清水 うん、そうだろうね。「愛をクダサイ」のラップ詞は僕が書いたんですけど、作家さんが書いたほかの部分の歌詞を見たとき、僕の想いをすごく代弁してくれている!って思ったんですよ。それがすごく嬉しかったし、聴いてくれる人の胸にも届くといいなって。有ちゃんが脱退するっていう節目でそういう曲が発表できることで、改めてホリックに対しての気持ちを見つめ直すこともできているし、本当に大切な曲です。「Beginning」は、アルバム『FRNKSTN(フランケンスタイン)』のリード曲「DANCE」を超えるような鋭さのある、7人体制となったPRIZMAXの真骨頂。ケビン、(森)英寿、(小川)史記には「愛をクダサイ」で昔のプリズの雰囲気を感じてもらえるだろうし、「Beginning」では7人で新たな可能性を見せることができているし、過去と未来を繋げてくれる2曲でもあるんじゃないかな。……俺、結構うまく言えたよね?
島田 うん、それは認める(笑)。
――ケビンさん、森さん、小川さんへの橋渡しにもなる言葉ですし。
ケビン 大樹さん、ありがとうございます!(笑)。『FRNKSTN』はPRIZMAXが新たな扉を開いた作品だったわけですけど、7月のライヴでは過去の曲も披露して、昔の曲も今のPRIZMAXっぽい激しい曲も両方やっていけたらいいなという気持ちが自分的にはあったんですね。そうしたら、「愛をクダサイ/Beginning」はまさに両方が詰まったシングルになって。大樹くんのラップも入り、そこに自分の声も加わって、僕はPRIZMAXに入れたんだっていうことを再確認することができたし、嬉しい気持ちでいっぱいです。ただ、「Beginning」は歌唱的にもダンス的にも挑戦の曲なので、相応しい自分になれるようにもっともっと技術を磨いていきます。
 うん、そうだね。「Beginning」は前回の「DANCE」みたいに勢いがあってカッコいい曲だけど、英詞のみだった「DANCE」の難しさとはまた違う、日本語も入ってくるからこその難しさがあって。でも、僕やケビン、史記が入る前のPRIZMAXっぽいバラード「愛をクダサイ」にしても、7人で最後にこの2曲を発表できるっていう嬉しさは、すごくあります。
小川 4月に『FRNKSTN』をリリースして、そのリリースイベントに続き、7月にはワンマンライヴをして。今回のシングル「愛をクダサイ/Beginning」では、この7人で高めてきたチーム力を見せられているとも思うんですよね。懐かしさもありながら新しい「愛をクダサイ」、圧倒感のある「Beginning」は、今の7人だからこそ表現できるという自負もあります。

ツケの清算は年内中に!?福本有希&島田翼によるレモネード事件の真相とは?

――なお、せっかくの機会ですので、“僕と福本くんのとっておきエピソード”もお聞きできればと思っております。
森崎 あ、僕は特にないので……(笑)。
島田 僕もないです(笑)。
清水 だよねぇ。なんかある?(笑)。
ケビン&小川 すみません、ないです(笑)。
 (空気を読んで)ぼ、僕もないです(笑)。
――福本さん脱退前、ランキングBOXが取材をさせていただくのはこれが最後になるわけで、しんみりしてしまうかも……と思っていましたが、いつも通り福本さんをイジる楽しい雰囲気で安心しました(笑)。
森崎 12月29日のライヴに向けてのリハーサルを重ねる中では、有ちゃんをイジる瞬間に、急に寂しさがこみ上げてくるんですけどね。最後のライヴが終わったら、有ちゃんをこうしてイジれなくなるんだよなって。有ちゃんのこと、そんなに好きっていうわけではないものの(笑)、一緒にミャンマーにも行ったし、いくつもの壁を共に乗り越えてきましたからね。でも、早くいなくなれ!とも思うし……。
福本 結局どっちなの(笑)。
島田 どっちでもあるんだって(笑)。俺的には、一緒にお酒を飲んでバカやっているときがすごく楽しかったかな。そういう仲間がいなくなっちゃうんだと思うと、(森崎)ウィンが言ったように、やっぱり寂しい。あ、そういえばあったぞ、思い出。ミャンマーでのレモネード事件なんですけど、日本円で1本40円くらいの缶入りレモネードがミャンマーの空港にあって、日本に帰るときに毎回、それを有ちゃんに買わされたっていう。
福本 「今度、何かで返すから」って、5、6本は買ってもらっていると思う。
島田 だよね?なので、そのツケは2019年内に払ってもらいたいなと思っています!(笑)。
福本 いやぁ、翼は本当に優しい!(笑)。
島田 なんか小憎たらしいんだけどなぁ、なぜか有ちゃんのこと嫌いになれない(笑)。
清水 15歳で事務所に入った僕にとっては、有ちゃんは同じく地方組でずっと一緒にやってきた人。それぞれに前を向いて歩いていくための決断だし、この先会えなくなるわけでもないのに、この間、現状を人に話しているときに、涙が止まらなくなって(涙をこらえつつ)……それだけ、有ちゃんは僕の日常に当たり前にいた人だし、喪失感はこの先どんどん大きくなるのかもしれないなと思います。
島田 玄関にいつもあった置物がなくなっちゃうみたいな感覚なのかなぁ。
森崎 ま、代わりに新しいのを買えばいいんだろうけどね!(笑)。
福本 そうそう、ピカピカのをね(笑)。
島田 っていう冗談を言っていられるのも、きっと今のうちなんだろうね(しみじみ)。
ケビン 僕は有希さんと会ってまだ半年くらいですけど、一緒に曲を作ったりもして。自分の周りにいなかったタイプの人だけに……。
福本 めっちゃオブラートに包んで言おうとしてくれている(笑)。
ケビン いやいや!(笑)。楽しい驚きもたくさんもらったし、そういう有希さんがいなくなっちゃうのは寂しいです。
森 オーディションを経てPRIZMAXに入った僕に、「オーディションのとき森ちゃんすごく良かったし、僕と似ていると思う」って声をかけてくれたのが有希くんで。そんな有希くんと一緒に立つ最後のステージでは、僕、多分、泣いちゃいます。嬉しくて。
――……嬉しくて!?
島田 自分と似ている人が消えるわけだからね!(笑)。
福本 ふふふふ。
小川 後輩の冗談も大きな器で受け止めてくれるのが、福本さんなんですよね。僕やケビン、英寿が加入したばかりの頃、真っ先に僕らの手を取って温かく導いてくれたその優しさも、僕は忘れません。
――一緒にいた年月は違っても、心優しい福本さんは本当にメンバーに愛されていますね。
福本 このインタビューで、僕もつくづく感じました。一緒に長く濃い時間を過ごしてきたウィン、翼、大樹も、新たに出会ってくれたケビン、森ちゃん、史記も、僕にとっては家族以上の存在。厳しい芸能界で慣れ合ったりせず、お互いを尊重できる今の状態だからこそ、自分的には一番きれいな引き際にもできるわけで、最後まで変わりなくイジり倒して(笑)、最後の1ページまで最高なものにしようとしてくれている6人には、本当に感謝しかありません。

【読者プレゼント企画のキーワードはこちら】
1つ目→「7




あなたへオススメの記事


CONTENTS

注目記事

アクセスランキング

AdSense