除草剤のカスから作った「農薬カス塩」が屋台で使われていた―安徽省阜陽市
2012年1月30日、安徽省阜陽市潁泉区人民法院で、「農薬カス塩」を販売していた海天塩化社関係者の裁判が始まった。31日、京華時報が伝えた。
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農薬メーカーがグリホサート系除草剤を製造した時、有毒な副産物、「農薬カス」も作られてしまう。海天塩化社はこれを安く買い取り、洗って乾かしただけで工業塩として販売していた。2009年9月から2011年3月までの販売量は1万4000トンに達する。中国の12省・市で販売されていた。
しかもこの「農薬カス塩」は工業塩として使われていただけではない。阜陽市では地元の屋台が利用していたことが明らかとなっている。中国農業大学の検査によると、「農薬カス塩」に含まれていたグリホサートはキログラムあたり55ミリグラム。日本の安全基準値20ミリグラムの3倍という高い数値を示している。(翻訳・編集/KT)