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 親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営している熊本市の慈恵病院は25日、緊急避難的に妊婦を保護する施設を院内に開設した。同日、熊本市が開設を許可したもので、経済的に困窮した妊婦や出産直後の母子を滞在させることができる。

 病院によると、保護施設は個室の2部屋で、空き病室を活用。滞在型の施設として利用できるようにし、パートナーや親に頼ることができない妊婦が安心して出産できる環境を整える。施設の利用期間は妊婦の状況に応じて決め、食費などの滞在費用は慈恵病院が負担する。

 保護施設は3月には開設予定だったが、熊本市新型コロナウイルス対策に追われ、開設許可の判断が先送りになっていた。病院ではすでに緊急避難的にやむを得ず数人の妊婦を受け入れていたという。

 蓮田健副院長は朝日新聞の取材…

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