各メンバーがプロデュースした楽曲を9月から12月にかけて連続配信するPrizmaX。ランキングBOXでは、“プロデュース”をテーマにした短期連載企画「PrizmaX制作部「P」の部屋」を実施!同企画は、メンバーが“プロデューサー”となって3つのテーマに挑みます。2回目は、10月3日配信曲「rewind」をプロデュースした島田翼!!
文/清水素子
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島田翼Pが「rewind」の制作舞台裏を語る!
PrizmaXのパフォーマーとして活躍する島田翼のプロデュース曲は、UKガラージをJ-POPに昇華したダンスチューン。自身で「もう病気」と語るほどのレコード収集癖を持ち、ジャンルを問わず貪欲に音楽を吸収する“音楽ギーク・島田翼”が語るそのこだわりとは?
――メンバーそれぞれのプロデュース曲を配信するという話を聞いたとき、率直にどう思われました?
翼 メチャクチャ嬉しかったです。曲のプロデュースには興味があったし、今回の「rewind」もプロデュースの話が出る前から“いつか出せる機会があったらいいな”と作っていた曲だったんですよ。だから話をもらって、すぐに“じゃあ、あの曲やろう!”って決めましたね。
――一聴しただけで“カッコいい!”と驚きました。普段はパフォーマーとして活動されていますが、ここまでハイセンスなものが生み出せるのかと。
翼 むしろ“ダンサーが曲作ったら、こうなんねん!”っていう感じですね。だからメンバーみんなが良い反応をしてくれた中でも、特に一緒にダンスをする(福本)有希が「うわ、これ早く踊りたいね」って言ってくれたのは嬉しかったです。ジャンル的にはUKガラージのサウンドに寄せたところがあるんですけど、この手のサウンドって1990年代の後半から2000年の初期とかに流行っていたもので、リバイバルというには時代が回り切っていないタイミングだから、今、出すのって一種の賭けなんですよ。でも、だからこそおもしろいかなぁと思ったし、その辺の感覚はレコードと出会っていなかったら辿り着けなかったものかもしれない。HIP-HOPはもちろん、テクノ、ハウスと、ホントにいろんな音楽を聴いている超ヘビーリスナーの僕が、J-POPを消化するとこうなるよと。
――そういえばPrizmaXの一方でDJ活動もされている翼さんですが、ご自身が感じるレコードの魅力とは何でしょう?
翼 DJ目線で言うとプレイのときに扱いやすいとか、音がいいとかなんでしょうけど、レコードっていう媒体自体が好きなんですよ。そこに針を落とす瞬間が好きで、もう病気なんですよね。1時間でも時間があるとレコード屋に行っちゃう。試聴して気に入ったらジャンル関係なく買っちゃうし、あとは100円レコードがたまんない!“100円でこんだけいいものを買ったぞ!”っていう思い出が1枚1枚にあるんです。そうやってアンダーグラウンドのレコードを掘りつつ、自分はオーバーグラウンドの世界で活動しているっていうのがデカいんですよね。そこで得たものをマニアの内輪ではなく、PrizmaXっていうオーバーグラウンドのグループで出せるのが、僕にはすごく嬉しいことなんです。だから「rewind」も構成とか音の重さとかは、ちょっと今っぽくしているんですよ。
――一回ブレイクして“ここで終わり?”と早合点させるトラップも良いですよね。
翼 あれはこだわりポイントなんですよ。疾走感のある曲で止めるなんて勇気のいることですけど、一回やってみようかなぁと。そしたら意外とバッチリはまりました!
――“おっ!”と耳に残りました。そこで「rewind」という曲に込めたテーマとはズバリ?
翼 都会で生きる孤独や寂しさですかね。渋谷とかを歩いていると“今日も人が多いなぁ”とかって思うけど、俯瞰で見れば自分もその中のひとりじゃないですか。それに気付いたときに、ふと寂しさを感じることがあるんです。でも、それって絶対に誰もが持つ感情だろうし、そんなときはフカフカのソファにでも座って、ちょっと気持ちを昔に巻き戻して一杯ビールでも飲もうよ!っていう歌ですね。例えば僕だったら、高校生の頃にダンスの短期留学で初めてアメリカ・ニューヨークに行ったときの、あの高揚感とか。自分でバイトしてお金を貯めて行った憧れの街・ニューヨークで過ごした日々は最高でしたね。あのときの感情、ときめきに心を巻き戻したい!
――寂しさを感じても、そこで落ち込むわけではない。なるほど、オーバーグラウンドです。
翼 だから全然ネガティブな曲ではないんですよ。別に都会の孤独に限らず、例えば仕事で行き詰まったとか、恋人とケンカしちゃったとか、ちょっと調子悪いなぁってときでも、まぁ、生き急ぐことないかなぁ……っていうくらいの感じ。これだけバキバキなダンスチューンなんだから、そんなに歌詞が暗かったら嫌じゃないですか?ま、決してわかりやすいテーマではないので、ラップ詞を書くのに(清水)大樹は超苦戦していましたけどね(笑)。レコーディング当日まで書いていて、でも、メチャメチャカッコ良くなったと思うな。
――確かにダンスは激しい感じになりそうです。
翼 いやぁ、メチャメチャ踊りたいですね!ひとりひとりのパワーというよりは、4人の形で魅せていきたいっていうイメージがある。有希と(森崎)ウィンの曲はまだ聴いていないけど、“きっと俺の曲が一番カッコいい!”って自信を持って世に出せる曲ができたので、次は「rewind」のリミックスを自分で作るのが目標ですね。そのリミックス盤を、今度こそ12インチのレコード盤で出したいです!
PrizmaXメンバーを自由にプロデュース!
「実はメンバーのこんな部分をプロデュースしてみたい!」という願望を自由に語るこのコーナー。普段から一緒にいるメンバーだからこそのエピソードもたくさん♪
森崎ウィン
ウィンと一緒に定食とかラーメンとかを食べに行くと、もう店中の香辛料をブワーッ!と料理にかけるんですよ!とにかく辛いのが好きみたいで、確かにミャンマー料理って辛いんですよね。しかもちょっと癖があって、日本の唐辛子の味じゃない。だからかけまくるのもわかるんですけど、あれじゃせっかく作ってくれた料理の味が変わっちゃう。だから、少量でもウィン好みの味になるオリジナル香辛料を、スパイスの有識者の方々に作っていただいて、ウィンにプレゼントしたいです。で、持ち歩いてもらって、外食先でもそれを使ってもらえばいい。名前は“辛くなぁーれ♡パウダー”です(笑)。
清水大樹
大樹ってホントに体が弱いんですね。というか素直で繊細すぎて、“病は気から”を地で行くタイプ。例えばリハーサルで僕の水をひと口飲んだとき、冗談で「俺、今熱あるけど大丈夫?」って言ったら、真顔になっちゃって。嘘だって言ったのに翌日、本当に熱が出たんですよ!そのくせ食事はコンビニ弁当とかで済ませちゃうから、もっと自分の体を大事にしてほしい。だから漢方とかハーブとかエキスとかを配合して、“これ飲めば大丈夫!”っていう栄養ドリンクをプロデュースしてあげたいですね。ハイな気持ちになれるようにウオッカとかも入れた“元気になぁーれ♡ドリンク”を(笑)。
福本有希
有希にプロデュースしたいのはスーツケース!夏に仕事でミャンマーに行ったとき、彼、ブッ壊れたスーツケースで来たんですよ。ハンドルが片方外れていて、もう引っ張れない状態で。しかも数日間の滞在なのに「薬物に間違われたら怖いから」とか言って、筋トレ用のプロテインを1キロ丸々持ってきたりとか、ちょっと荷造りの感覚がよくわかんない人なんですよね。なので絶対に壊れない頑丈な、かつ自称“ギャラクシープリンス”にふさわしいスーツケースをプロデュースしたいです。クロムハーツのステッカーでも貼っておけばいいかな?名前は“強くなぁーれ♡スーツケース”で!(笑)。
清水大樹Pからの指令!「ひとりイス取りゲームをやりなさい!!」
清水大樹Pから指令が到着!!島田のことを「窮地に立たされたときにおもしろい反応をする」と話していた清水が考案したのは「ひとりイス取りゲーム」。リアクションや、勝ち負けはすべて島田次第。イスの脚が曲がるほど全力で取り組んでくれた動画は爆笑必至!!
【読者プレゼントクイズ】
Q.島田翼が清水大樹の指令にチャレンジした上記の動画で行ったひとり取りゲーム、勝った(イスに座れた)のは何回?
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次回は、福本有希が登場!島田翼Pからの指令にも全力で頑張ります!乞うご期待☆