アクリル酸の貯蔵、取扱いについて、誤っているものはどれか。
1:融点がおよそ14℃と高いことを利用して、通常、凍結させて保管する。
2:容器は密閉し、換気のよい場所に保管する。
3:容器は、ガラス、ステンレス鋼、アルミニウムまたはポリエチレンのものを用いる。
4:皮膚に接触すると、火傷を起こすおそれがあるため、取り扱う際には保護具を着用する。
5:熱、光、過酸化物、鉄さびなどにより重合が加速されるので、重合防止剤等を加えて貯蔵する。
答:1
1:誤り。アクリル酸は、14℃以下になると凝固するが、凝固すると局所的に安定剤の枯渇をもたらすため、解凍する際には注意が必要となる。
2:正しい。アクリル酸の容器は密閉し、換気のよい場所に保管する。
3:正しい。アクリル酸の容器は、ガラス、ステンレス鋼、アルミニウムまたはポリエチレンのものを用いる。
4:正しい。アクリル酸が皮膚に接触すると、火傷を起こすおそれがあるため、取り扱う際には保護具を着用する。
5:正しい。アクリル酸は、熱、光、過酸化物、鉄さびなどにより重合が加速されるので、重合防止剤等を加えて貯蔵する。