ほぼ日刊イトイ新聞

2020-06-25

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・そう言えば、一度も乗ったことなかったなぁと思った。
 「未来の乗り物」セグウェイが、生産終了だという。
 ニュースの片隅で、たまたま見つけた。

 セグウェイ、登場のときから不思議なものだった。
 どうして、あえて立って乗るのだろうか。
 体を傾けてカーブを切るらしいけれど、
 そういう曲がり方は、乗ってる人に都合がいいのかな。
 公道を走ることが許可されてないらしいが、
 いずれはそれが許可されることになるのだろうか。
 いわゆるセレブというような人が乗っているようだが、
 そんなに、これ、乗りたくなるものなのだろうか。
 なにかのイベントのときに、メインのテーマと関係なく、
 セグウェイもあります、というような感じで
 先端的なイロモノみたいに用意されていたけれど、
 みんなが乗りたくて群がったようすもなかったなぁ。

 そういう登場初期の疑問が、ずっとそのまま続いていた。
 「ああ、なるほどねー」ということはなかった。
 「セグウェイ乗れる機会がありますけど、乗りますか?」
 と誘われたこともなかった。
 「未来の乗り物」という理由がとうとうわからなかった。
 でも、いちおう生産されてはいたことが、いまわかった。

 セグウェイが、他の乗り物に比べて、
 より「未来の乗り物」と言われる理由が、
 どこらへんにあったのか、考えたことはなかった。
 電動だから、いわゆるクリーン? 
 二輪で立ち乗りだから、場所をとらない? 
 速度が遅いらしいから、ぶつかっても安全? 
 謎すぎて、ガマンできずにウィキペディアを見たら、
 発表前の段階で、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、
 ジェフ・ベゾスという人たちが絶賛したと記されていた。
 推薦者の風圧がすごいや、ということだったのかな。

 実際のところ、電動自転車をかっこよくすれば、
 公道を走れて、クリーンで、立たずに走れるのになぁ。
 もし、セグウェイを無料でくれると言われたら、もらう? 
 うーん、近所のお使いも行けないんでしょう? 
 置いとくだけだと、でかすぎてじゃまだしなぁ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
それでも、話題にしたくなる愛嬌があるんだよな、たぶん。


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