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 タクシー運転手の顔を殴ったとする暴行容疑で現行犯逮捕された後、釈放された世耕弘成経済産業相の当時の政策秘書(60)=逮捕後に辞職=について、東京地検は23日、不起訴処分とし、発表した。世耕氏の事務所によると、被害者側と示談が成立しているといい、起訴猶予とみられる。

 元秘書は今月17日、東京都中野区のJR東中野駅前でタクシーを降りる際、50代の男性運転手の顔を数回殴ったとする暴行容疑で警視庁に現行犯逮捕された。

 世耕氏は事務所を通じ、「あらためて被害者の方に心からお見舞いとおわびを申し上げる。今後は事務所一同、より一層気を引き締めて仕事に取り組むよう指導する」とコメントした。