19店67人の感染 北海道で“昼カラ”クラスターが発生する訳
また北海道で高齢者による「昼カラ」クラスターが発生した。これで道内の昼カラ感染は札幌市の18店舗を含め、19店舗67人になった。
小樽市で24日、新型コロナウイルスの感染が判明した男女9人のうち、8人が昼間にカラオケができるスナックの経営者と利用客だったことが分かった。1人は利用者の家族で9人全員が60歳以上だった。客はカラオケサークルの活動で、定期的に昼カラを利用していた。市保健所の担当者がこう言う。
「医療機関から感染者がカラオケに行ったと聞き、カラオケサークルに所属していたという情報を得たので急きょ、サークル仲間のPCR検査を行いました。札幌市とは隣接していますが、札幌の感染者が小樽に来て広がったのか、関連性は分かっていません」
札幌市は11日、市内で複数、昼カラクラスターが発生したことを受け、感染対策などの注意を呼び掛けている。高齢者は感染のリスクが高く、重症化の恐れがあるというのに、どうして危険を冒してまで昼カラに行くのか。全国カラオケ事業者協会の担当者がこう指摘する。