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ハケンの品格 第2話 篠原涼子、小泉孝太郎、勝地涼、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香… ドラマのキャスト・主題歌など…
2020/06/24 23:01
出典:『ハケンの品格#02』の番組情報(EPGから引用)
2020/06/24(水) 22:00:00 ~ 2020/06/24(水) 23:00:00
ハケンの品格#02[解][字][デ]
蕎麦店「京橋庵」とコラボ商品を出すことになった。大前春子(篠原涼子)がそこで昔働いていたと知る里中(小泉孝太郎)達。浅野(勝地涼)は春子を会議に連れてゆくが…。
出演者
篠原涼子、小泉孝太郎、勝地涼、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan)、上地雄輔、塚地武雅(ドランクドラゴン)、大泉洋、伊東四朗
番組内容
人気蕎麦店「京橋庵」とコラボ商品を開発することになった。張り切る小夏(山本舞香)だったが、ハケンは企画を出せないと知り、がっかり。そんな中、大前春子(篠原涼子)が「京橋庵」で昔ハケンとして働いていたことを知る里中(小泉孝太郎)達。浅野(勝地涼)は春子を無理に「京橋庵」での会議に参加させるが…。一方、コラボに参加したい小夏は、浅野の提出企画の中に、自分の企画を紛れこませてもらうことに成功する。
監督・演出
【演出】佐藤東弥
原作・脚本
【脚本】山口雅俊、渡邊優子
音楽
【ドラマ主題歌】「Motivation」鈴木雅之
【音楽】菅野祐悟
制作
【チーフプロデューサー】西憲彦
【プロデューサー】櫨山裕子、山口雅俊(ヒント)、秋元孝之(オフィスクレッシェンド)
【制作協力】オフィスクレッシェンド
【製作著作】日本テレビ
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『ハケンの品格#02』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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画像
画像
画像
(エレベーターの到着音)
(里中賢介)
あっ おはようございます。
(大前春子) おはようございます。
(小夏) 待ってください!
乗ります 乗ります!
(小夏)
あっ おはようございます。
おはよう。
あの~ 大前さんって
ロシア語 どこで学んだんですか?
他にも
どんな資格 持ってるんですか?
参考にしたいんで教えてください。
それは なかなか大変だと思うよ。
取りあえず 僕が知ってるのは
スペイン語 クレーンの運転
あと助産師…。
助産師!?
えっ えっ!
助産師って 赤ちゃんを…。
課長!
派遣社員の個人情報 垂れ流し。
課長として いかがなものかと。
すいません。
?~
このままだと
私たちも あなたたちも
溺れ死にます
日本の会社は
日本の社会は沈没です
日本沈没
沈没?
(東海林)何言ってんだ? お前
安全な陸地など どこにもない
荒れ狂う海の中
そんなものは愚かな幻想だったと
思い知ることでしょう
花見に浮かれてる
そこのクルクルパーマは特に
はぁ?
何だ お前 ついに予知能力でも
身に付けたのか?
令和のノストラダムスか!
相変わらず かわいげのない
そんな嫌み言うために
13年ぶりに
戻って来たのかよ!?
東海林さん…
大前さん
あなたは…
一体 何を見て来たんですか?
<おごれる正社員は久しからず>
<今や 派遣なしに
会社は回らない>
<例えば この大前春子>
<彼女の辞書に
「不可能」と「残業」の文字はない>
<煩わしい人間関係は
一切排除し
3か月の契約終了とともに
どこへともなく去る>
<だが
スーパーハケン 大前春子が
なぜ 非正規社員の道を選んだかは
定かでない>
?~
?~
?~
(小夏) でも 大前さん 何で
派遣なんか やってるんですか?
はぁ?
だって もったいないですよ。
大前さんみたいな優秀な人が。
意味が分かりませんが。
もったいないのは 半人前ハケンの
あなたのお時給ですが 何か?
(宇野) よし…
じゃあ そろそろ始めるぞ。
(宇野) 里中。
はい。
ブリーフィングを始める前に
新しく 営業事業部に配属になった
2人を紹介させてください。
では 挨拶をお願いします。
(井手) え~ 挨拶…。
はい! 三田貴士です。
入社前から希望していた
営業事業部に配属が決まり
うれしいです。
一日でも早く
皆様のお力になれるよう
精進いたしますので
よろしくお願いします。
井手裕太郎です。
頑張ります お願いします。
おっ 頼むぞ 期待してるからな!
(拍手)
(拍手)
では 本題に入りましょう
資料を見てください。
(浅野 務) 「世界が選んだ
500円のもり蕎麦。
ワンコインで味わえる
日本の食文化」。
ん~ 「京橋庵」ね。
俺みたいな蕎麦通の間では
有名だよ。
へぇ~。
京橋庵は 都内に8店舗を構え
京橋本店が昨年
2020年の『いま食すべき名店100』
日本版に選ばれました。
話題性としては十分だな。
そこで わがS&Fでは
京橋庵とのコラボ商品を
開発したいと考えています。
でも そんな有名店なら
同じようなことを考える
競争相手も多いんじゃ…?
一応 コネクションはあります。
あとは 先方が納得するような
斬新な企画ですね。
よし じゃあ 直接の交渉は
俺と浅野で当たろう。 はい。
みんなは コラボ商品の企画案を
考えてくれ。
急な話だが
明後日の朝いちまでに よろしく。
(一同) はい。
蕎麦を使った 斬新な企画か~。
若者の感性 期待してるからな~。
はい。
ハァ…。
うちの会社と京橋庵がコラボか~
面白そう!
私 お蕎麦 大好きで
つい この間も行列に並んで
食べたばっかりなんです!
(亜紀) そうなんだ 奇遇だね。
(小夏) はい!
もし 企画が通ったら
商品になるってことですよね?
私 頑張って書きます!
突然ですが 今
四文字熟語が頭に浮かびました。
(小夏) ん?
天 真 爛 漫。
大前さん?
何か 私のこと
褒めてくれてました?
小夏ちゃん
派遣は
企画書 作ったりはしないかな。
えっ?
企画書とか考える大事な仕事は
社員の仕事で
派遣は あくまで その…
補助業務?
補助?
あっ…!
(亜紀) ビックリした。
あ~ これ…
京橋庵の社史なんだけど
読みやすく
まとめといてくれるかな。
(亜紀) 分かりました。
それで 大前さんには
何を頼んだらいいかな?
あの… 何をしますか?
質問の前提となる思考が
停止してます。
すいません。
最近のコンビニチェーンならびに
大手スーパーが扱う
蕎麦関連商品の一覧があると
よろしいかと。
それは企画の参考になります。
ぜひ 作ってください。
かしこまりました。
ねっ こういうこと。
まず ポイントだけ書いたものを
持って来て。
それを基に
ブラッシュアップするから。
分かった?
はい。
分かった?
はい…。
記載項目は まずは…。
完了しました 一覧 どうぞ。
早速 ありがとうございます。
では これを…。
お昼休みから戻ってから
配布してください。
分かりました では。
大前さん。
あの 今日
営業事業部の親睦を兼ねて
みんなで社員食堂に行くんです
大前さんも…。
お断りします。
変わってないな~。
福岡さん 千葉さん
お昼 一緒にどうですか?
はい ぜひ!
ありがとうございます。
おいしい!
うちの社食 カレー うまいんだよ。
さすが 食品会社ですね。
≪社長!≫
社長!
(小夏) あの人が社長…。
何か 大名行列みたい。
ちょっと 声 大っきい。
(宮部) ハハハハ…!
皆さん 座ってください。
いやいや… 社員食堂に来ただけで
そんなに硬くなられたんでは
かないません。
ここ いいかな?
はい もちろんです。
ん…。
よっこらしょと。
社長 どうぞ。
ホホホホ…。
何だ こりゃ 出がらしか?
あぁ… 社長 申し訳ございません。
ハハハハ… 冗談だよ。
冗談?
(宮部) ハハハ…。
ハハっ 面白い。
(一同) ハハハハ… ハハハハ…。
君 新入社員か?
いえ 彼女は…。
はい 私は
ハケンライフからまいりました
千葉小夏と申します。
あ~ ハケン… あっ そう。
なるほど。
(宇野)
おい こっち来い こっち来い。
社長 こちらが
わが営業事業部の期待の新星
井手裕太郎と三田貴士です。
ほら 挨拶 挨拶。
(井手) どうも。
(宇野) 「どうも」じゃないだろう。
(宮部) ハハハハ… あ~ いい。
じゃあ ここへ来なさい ここ。
(宇野) ほら 早く早く
トレー持って。
あっち行こう ねっ。
(宇野)
こんな機会 めったにないからな。
?~
では皆さん いただきます。
(一同) いただきます。
(井手) いただきま~す。
(宮部)
我々は同じ船に乗る 家族だ。
そして 君たちは
このS&Fの未来を担う
私の息子だ。
会社は船だ! 社員は家族だ!
家族である皆さんが
気持ち良く働けるよう
社員ファーストの会社を
目指します!
お~! 素晴らしい!
(拍手)
(拍手)
何か 居心地 悪いですね。
うん 早く食べちゃおう。
先日の
タチアナ社との商談なんだが
スーパーハケンが
大事な商談を決めたそうだね。
ええ。
スーパーハケンか何か知らんけど
しょせん 派遣は派遣。
わが社にとっては 部外者だよ。
(宮部の声) そもそも
スーパーハケンなんてものが
のさばっているのは 異常事態だ。
派遣に頼り過ぎるから
社員の能力が低下したと
私は思うがね。
いいか 派遣は稼いだら
その船を降りるだけ。
船を守るのは
家族である 君たち社員。
よそ者に
自分たちの船を任せる者が
どこにいるか。
「よそ者に自分たちの船を
任せる者が どこにいるか」。
ごもっともです。
(宮部) うん。
えっと~ 資料です。
あっ うん。
既存の蕎麦商品の一覧です。
置いといて。
?~
あれ?
何で今 そんなことやってんの?
えっ だって 伝票整理しとけって。
そんな どうでもいい仕事は
派遣さんにやらせて 今は企画書。
じゃあ… お願いします。
何? 簡単でしょ。
ちゃちゃっと やっちゃって。
はい。
?~
派遣の仕事って
どうでもいい仕事なんですかね?
うん… 仕方ないよ
あくまで補助業務だから。
大前さん…。
派遣って何か やりがいが
あるんでしょうか?
ねぇ 帰りに京橋庵 行かない?
一日中 お蕎麦のこと調べてたら
もう 食べたくなっちゃった。
うん。
結構 混んでるね。
ですね。
あっ。
あれ? 2人も食べに来たの?
はい。
はい。
お待ちどおさまでございました
どうぞ。
(宇野) お~! 来ましたよ~。
これが 世界が選んだ蕎麦ですか
よし いただきます!
(宇野) いいか
蕎麦の食べ方ってのはな
まず 2~3本 つゆにつけずに
蕎麦そのものを味わう。
(蕎麦をすする音)
(宇野) うん!
あと 薬味のワサビは
つゆにつけずに
直接 蕎麦にのせ…。
ん?
ちょっと!
はい。
ワサビ ついてないよ。
僕 ワサビいらないです。
うん あ~ 2人分 お願いします。
はい かしこまりました。
まったく ワサビ忘れるなんて
どういう蕎麦屋だよ。
(男性) ごちそうさま。
席 離れちゃいましたね。
いや むしろ ラッキーだったっす。
「蕎麦 食わずに
蕎麦の企画が書けるか」って
無理やり
連れて来られただけなんで。
蕎麦って興味ないし
面倒くせぇなって。
何 面倒くさいって。
企画書 書けていいじゃん
もっと必死に やりなよ。
小夏ちゃん やめよう。
そう言われてもさ…。
そもそも 僕 この会社
入りたくて入ったわけじゃないし。
あっ ごめん。
井手さんって
食べるの遅いですよね。
あ~ 僕 蕎麦 すすれないから。
(蕎麦をすする音)
(蕎麦をすする音)
≪懐かしいですね≫
よくやってたよね。
ええ。
(宇野) 浅野 半には出るぞ。
本社に挨拶ですよね。
既に 店に食べにも行ったし
京橋庵 攻略は完璧ですね。
で どうでした? 京橋庵のお蕎麦。
うん うまかったよ。
けど まぁ 言うても…
500円の蕎麦だな。
『いま食すべき名店100』の
話題性も含めて
75点ってとこかな。
厳しい。
あとさ ケチなんだか
何だか知らないけどさ
頼まないと 薬味のワサビ
出してくれないんだよ。
ケチではありません!
大前さん…。
京橋庵のワサビは
業務用の練りワサビではなく
高価な本ワサビです。
ただ せっかくのワサビも
使わない客が多いので
希望者のみに出してるんです。
そうやって ギリギリまで
コストを抑えてるからこそ
あれほどのクオリティーの蕎麦を
ワンコインで提供できるんです。
以上。
何だよ 妙に詳しいな。
それと!
京橋庵では
幹部クラスの人間が 時折
市場リサーチを兼ねて
厨房に入ることがありますので
店内での発言は 十分に
注意されたほうがよろしいかと。
以上。
(宇野) えっ?
幹部の人間が 店に?
昨日って
変なこと言わなかったですよね?
大前さん どうして
そんなことまで
知ってるんですか?
あっ もしかして
以前 京橋庵で働いてたとか?
派遣として働いていましたが
何か?
部長… 部長!
ん?
これから挨拶に行くんですよね?
そ… そうだけど何だよ?
だったら絶対
大前さんを連れて行くべきです。
はぁ?
あの人は 行く先々で
レジェンドを打ち立てる人なんで。
京橋庵でも
何か功績を残しているはずです。
連れて行ったら
先方に喜ばれますよ。
大前さんを連れて行って
デパートの売り場面積が
10倍になったこともあります!
えっ! マジで?
お… おい じゃあ あんた
一緒に来てくれ。
お断りします。
はぁ?
行きません!
何だと!?
大前さん ついて来てくれるだけで
いいんで…。
(チャイム)
ほら 里中課長からも…。
大前さん
今日は急ぎの仕事がないので
お願いします。
(小夏) 「これにより 京橋庵では
昭和39年と平成8年に
つゆの改良を行い…」。
へぇ~ 味が変わってるんだ。
あっ!
つゆの味を変えられる蕎麦。
おい どうしてくれんだ!?
あんた 一体
何しでかしたんだよ?
ですから 「行きたくない」と
お断りしました。
どう責任 取ってくれんだよ!
派遣には 責任は取れません。
(宇野) はぁ?
浅野君 何があったの?
大前さんを連れて行ったら
何だか 先方の担当役員の
機嫌を損ねてしまって。
えっ!
磯川専務は
今回のキーパーソンなんだよ。
なのに 何か あの派遣のこと
ものすご~い目で
にらみ付けてたんだよ!
(宇野の声)
ご機嫌 良くなかったぞ~!
あ~あ 社長の言う通りだった。
大事な仕事に 派遣なんか
連れて行くんじゃなかったよ~。
(亜紀) はい…
里中課長 3番にお電話です。
あっ。
浅野… お前のせいだからな!
すいません。
分かりました…
では 失礼いたします。
京橋庵の
磯川専務の秘書の方からでした。
えっ?
予定通り 明日
コラボ商品の企画プレゼンを
お待ちしていますとのことでした。
よかった~。
(宇野) ハァ…。
そういうことですから
みんな 企画書 頑張ってください。
(一同) はい。
浅野 お前は責任 取って
ひとの3倍 企画出せよ!
責任?
あの派遣を連れて行って
向こうの心証を悪くした
責任だよ!
数で勝負かけて 巻き返せよ!
はい。
あと あんたは
今回の仕事には
もう二度と関わんなよ!
承知しました。
(宇野) 見たことない笑顔。
真顔に戻るんかい。
ハァ… あ~ 助かった。
3倍か…。
熱っつい…。
ハァ… もう しんどっ。
ハァ…。
浅野主任。
あれ…
お昼 まだ行かなくていいの?
あの… 私 企画書
お手伝いできないでしょうか?
えっ?
ここなんですけど…。
(小夏) 京橋庵は創業以来 何度か
つゆの味を変えてるんです。
そこで私 思ったんですけど
つゆの味をカスタマイズできる
蕎麦があったら
面白いんじゃないかって。
ん?
例えば 塩分を気にしてる人には
減塩のつゆ。
若い女性向けには エスニックな
アジアンテイストのつゆ。
確かに 味が変われば
毎日 飽きずに食べられる。
私も企画 出しちゃダメですか?
えっ? あぁ…。
浅野主任の 企画の数合わせで
出してもらえたら。
企画の数でも勝負!ってことで。
じゃあ…。
試しに 書いてみる?
はい! やった~!
おぉ…。
(小夏) 頑張ります。
(キーボードを打つ音)
大丈夫なのかな?
それって
派遣の仕事じゃないと思うけど。
大丈夫です。
浅野主任のためにも
いい企画 作んなきゃ。
(チャイム)
失礼します。
(一同) お疲れさまでした。
亜紀さんも私のこと気にせずに
上がってください。
うん。
あれ… まだ残ってるの?
あ~ ちょっと
調べ物してもらってて。
あ~。
あぁ…。
はい。
すいません!
ありがとうございます。
ごめんね こんな遅くまで。
そんな… 私がやりたいって
言い出したことですし。
それに私
商品開発に関わりたくて
S&Fの入社試験
受けたんですよ。
えっ。
落ちちゃったけど。
人事部も見る目ないな~。
井手なんかより
千葉さんみたいに
やる気のある子を
採用すればいいのに。
まぁ あいつはコネ入社だしな。
あぁ…。
企画書 チェックしてもらって
いいですか?
あっ どれどれ~? よいしょ。
じゃ ちょっと失礼して よいしょ。
へぇ~。
お~ すごい よくできてんじゃん。
「あなたのおソバ」か~。
ホントですか? やった~!
おぉ… 音ね すごい
耳 キ~ンってしちゃった今 俺。
ビックリした~ ハハハハ…。
(小夏) ハハハ…。
蕎麦をバンズに見立てたバーガー
その名も 「ソバーガー」。
私は これをイチ押しにしたいと
思っております。
「つゆが選べる 『あなたのおソバ』。
あなたのお側にいたいから
あなた好みの蕎麦になります」。
いいですよね。
お~ いいよ これ。
あぁ… ありがとうございます。
(宇野) これはどうも 磯川専務。
(磯川)
今日は 大前春子はいないのか?
(宇野) あっ はい。
ちなみに あの派遣
何をしでかしたんでしょうか?
(磯川) 彼女には 散々
煮え湯を飲まされたんですよ。
先日 送っていただいた企画書
早速 ひと通り 目を通しました。
はい。
本プレゼンは明日
わが社の役員を全員出席させます。
ありがとうございます。
頂いた企画で 気になった企画は
これと これと
これ。
(磯川) これを より具体的に
明日 お願いします。
はい。
はい。
それと
これは 間違いだよね?
(宇野:浅野) あぁ…。
お前 あのミスは ないぞ!
はい。
まさか 自分とこの社名を
間違うなんて思わないだろ!
何だよ 「S&T」って!
そりゃ こっちだって見落とすよ。
それぐらい
あり得ないミスだからな!
「T」!?
えっ?
すみませんでした!
(宇野) ん? 何?
千葉さん…。
(近) うちの千葉が
何かしましたでしょうか?
(宇野) 分かんない… えっ?
何で君 頭下げてんの?
そのミス 私のミスなんです。
どのミス?
(宇野) あんた 黙ってて。
すいません。
だから あの 「あなたのおソバ」は
私が出した企画書だったので。
(宇野) 君の企画書?
あれは浅野の企画書じゃ…。
(亜紀) 小夏ちゃん…。
「必ずや 京橋庵の新時代を
切り開く商品になります」。
おい 浅野。
すいませんでした。
どうしても書きたいって
私が浅野主任にお願いしたんです。
それに私の… っていうか
うちの会社の企画として
提出したので。
「うちの会社」?
えっ?
何言ってんの? 君 派遣だよね?
ちょっと ハケンライフさん。
(近) 申し訳ございません。
千葉は まだ
派遣になったばかりなので。
俺に言わせりゃ 正式な場で
会社のことを「わが社」 「弊社」と
呼んでいいのは 社員だけ!
もっと言えば
会社の考えや 社を代表して
何かを言い切れるのは
社員だけなんだよ!
千葉さん…
まぁ そういうことなんです。
ハァ…。
困るんだよな~。
派遣には
何の責任も取れないのに。
(宇野) ハァ…。
まったく 派遣の分際で…。
部長 そんな言い方は…。
確かに!
確かに 部外者である派遣には
会社の責任は取れません。
大前さん…。
…が 責任が取れないから
といって
仕事のできない社員に
分際呼ばわりされる
筋合いはございません。
(近) 言っちゃったよ。
ホント ごめん。
派遣の千葉さんに
やらせる仕事じゃなかった。
ミスに気付かなかった
僕もいけないんです。
(小夏) いえ…。
(近) すいません。
私こそ すみませんでした。
大前さん…。
くだらないことで泣くのは
おやめなさい。
「くだらない」?
ここで あんたが流す涙も
派遣同士 慰め合うのも
時間の無駄。
私がしたことって そんなに
いけないことなんですか?
派遣は仕事に やりがいを持っちゃ
いけないんですか?
派遣は責任を取れないから?
派遣は
与えられた仕事をこなすだけ。
「やりがい」などという
目に見えない不確かなものが
契約に含まれてないことは
むしろ 喜ぶべきだね。
分かりません…。
では ここで ず~っと
べそかいて
お時給泥棒してなさい。
?~
(亜紀) よし~。
社史のまとめ
何とかプレゼンに 間に合ったね。
はい。
?~
(ドアが開く音)
(長嶋) おい ちょっと!
これ シュレッダー かけといて。
(亜紀:小夏) はい。
?~
?~
(宇野) フゥ~。
(ドアが開く音)
(磯川) 会長も後から来ますが
先に進めてくれとのことです。
あぁ…。
部長 ワサビの人…。
(宇野) だよな?
部長が
「ワサビがない」って怒った人!
そうだよな。
ワサビが 専務だった。
2人分 お願いします
はい かしこまりました
では次に
蕎麦をバンズに見立てた
「ソバーガー」を
ご提案させていただきます。
え~ まず…。
(磯川) あの…。
つゆを選べる企画
「あなたのおソバ」。
あれは どうなったんですか?
えっ?
へっ?
面白いって 推してたんですよ
見当たらないようですけど。
これは 間違いだよね?
あれって ミスを指摘しただけじゃ
なかったのか。
もちろん…。
もちろん あちらも
ご提案させていただきます。
はい。
失礼します。
では それは後ほど
ということで
まずは 「ソバーガー」について…。
うん… えっ?
千葉さんの企画書?
「あなたのおソバ」?
前にあった つゆが選べる企画書を
持って来てほしいそうです。
ちょっと 折り返すね。
いや ダメですよ あれは
昨日の段階で 捨てた企画なので
あのままです。
直して すぐ持って来いなんて
無理ですよ。
そう言わずに
みんなで手分けして 何とか…。
ハァ~
派遣が余計なことするから。
結局
社員が困るはめになるんだよ。
うるさい!
はぁ? 何だって?
また あんたか。
(キーボードを打つ音)
(キーボードを打つ音)
大前さん?
(キーボードを打つ音)
完了しました。
前回の企画書から 適度な修正
出過ぎない改善を加えて
まとめてみました。
拝見します。
大前さん ありがとうございます
素晴らしいです。
?~
これを届けてくれるかな?
えっ?
これは 君の企画なんだから。
?~
はい!
「ソバーガー」という名称は
クロワッサンから派生して
チョコワッサンや
オレンジワッサンといった
今流行りのワッサン?
ワッサン系のネーミングでして。
若い女性の間でも
広く受け入れられると思います。
え~
若い女性だけじゃ ありません。
ソバーガー ソバーガー…
ソバーチャン… ソバーチャン!
あっ…! おばあちゃんや
おじいちゃんからも
たくさん愛される
そんな おばあちゃんに…。
ソバーチャンに…
ソバーガーになればいいなと
思っております。
まだですか? 企画書
ヤバいですよ。
浅野さん 訳分かんないこと
言い出しちゃってます。
えっ! まだ届かないの?
おい 中掘道が事故だって!
(一同) えっ!
ちょっと待って。
渋滞に巻き込まれたんじゃ
ないのか?
(ざわめき)
(社員) 間に合わないよ…。
大前さん…。
?~
お借りします。
ちょっと… ちょっと待ってよ
何やってんだよ? あんた。
あっ 大前さん!
その節は お世話になりました。
ネット出前業者のための
自転車安全運転指導員
大前春子です。
どうぞ お使いください。
えっ?
私としたことが…
ヘルメットも貸しなさい。
あっ はい!
右折します。
左折します。
…というわけでございます。
え~ ということで
今まで説明いたしましたことを
もう一度
振り返りますとですね…。
(磯川) あの…
いったん 休憩にしましょう。
?~
ソバーチャンって何だ?
(小夏) ≪ん~…≫
あの これ いつ動くんですか?
あぁ… こりゃダメだね。
え~! ハァ…。
もう これは降りて 走るしかない。
降ります!
(窓をたたく音)
うわっ!
えっ?
大前さん!
企画書 渡しなさい。
ねぇ 来た?
まだです。
何やってんだよ~。
ちょっと待ってください
あ… あれって!
(宇野) あの派遣 何で ここに?
(自転車のベル)
(宇野) 何 何…? おぉ~!
ハァ…。
(京橋) お~ 春坊じゃねえか。
お久しぶりです 京橋会長。
会長!?
その勇ましい立ちこぎ。
大雪の大みそか
伝説の出前さばきを思い出すね。
恐縮です。
で 今日は
何を出前してくれるんだい?
(宇野) あんたが やってくれ。
何を言ってるんですか?
(宇野) あんた 京橋会長に
気に入られてんだろ?
直した企画書の内容を
把握してるのは
大前さんしかいません
大前さんが適任なんです。
プレゼンは
派遣の仕事ではございません。
お願いします 困ってるんです。
私には 関わりございません。
(宇野) 大事な仕事なんだよ!
大事な仕事を…
派遣に任せるんですか?
よろしいんですか?
派遣に責任は取れませんが。
大丈夫です!
僕が責任 取りますから。
派遣は 言い切れませんが。
大丈夫 俺が言い切る!
いいんですね?
いい!
?~
(宇野) OK。
(宇野) 頼んだぞ。
それでは プレゼンを始めさせて
いただきま…。
ご提案する「あなたのおソバ」は
消費者の好みや
その日の気分に合わせて
文字通り あなた好みに
カスタマイズすることができる
商品になっておりま…。
えっ?
「あなたのおソバ」は つゆの種類や
薬味のフレーバーを
自由に変えることで
毎日 飽きることなく
あなた好みの蕎麦を
食べることができ…。
例えば 「選べるつゆ」は
甘口 辛口から
消化にいい
大根おろし たっぷりのつゆや
トマトフレーバー
ピリ辛豆乳つゆや
エスニックな
アジアンテイストまで
多彩に取りそろえま…。
何で語尾が中途半端なんだ?
さぁ?
あっ!
派遣は 言い切れませんが
大丈夫 俺が言い切る!
いいんですね?
いい!
もしかして…。
また 塩分の取り過ぎなどに
気を使ってる人も
安心して食べることができる
減塩つゆなども
併せて 展開いたし…。
…ます。
健康に対する意識の高い女性が
1週間のうち
蕎麦を食べる回数は平均で…。
へい… へい…。
何だよ? 今度は。
へい…。
バグった。
へい…。
へい…。
弊社!
弊社の調べによりますと…。
週…。
2.5回です。
ダイエット志向
健康志向の強い女性ほど
積極的に 主食に蕎麦を取り入れ
その大半が できることなら
飽きることなく
蕎麦を食べる頻度を もっと
増やしたいと考えているのです。
え~っと…。
そこで まず へい…。
へい… チッ!
へい へい…。
弊社…。
…といたしましては
この「あなたのおソバ」を
全国コンビニやスーパーで
販売展開するとともに
蕎麦を1日1回
主食として食べ続けると
体に どのような良い影響が
もたらされるか
…というモニター調査も併せて
実施したい
いや したくないか。
したい。
実施したい!
京橋庵の伝統は
石臼びきの蕎麦粉を使った
十割蕎麦ですが
「あなたのおソバ」でも…。
これをご監修を賜りつつ
へい へい…
弊社の
高いフリーズドライ 技術をもって
開発させていただく
麺を使用することで
風味 歯応え コシ
そして 喉越しの良さといった
蕎麦本来のおいしさを再現…
します!
また… また…。
「選べるつゆ」の容器は
環境に配慮し え~…。
お蕎麦本体のパッケージと同様
コスト高とはなりますが
プラスチックゴミが出ない
素材を使用。
一方 ワサビなどの薬味は
希望する客への
オプション提供とし
コスト削減いたします ます!
この ご提案は…。
日本の伝統食を
再発見するための試みでもあり
日本の蕎麦文化の発展と
え~っと…。
働く人々の健康生活推進に
必ずや寄与できる
プロジェクトだと信じており…。
…ます!
以上 プレゼンを終了いたし…。
…ます。
ありがとうございました。
(磯川) 最後に どうやって
この企画を思い付いたのか
教えていただけますか。
えっ…。
(小夏)京橋庵は創業以来 何度か
つゆの味を変えてるんです
つゆの味をカスタマイズできる
蕎麦があったら
面白いんじゃないかって
はい!
京橋庵では 昭和39年に
つゆの改良がなされましたが
昔ながらの つゆの味を好む
顧客のために
昭和40年から
平成8年にかけて
2種類のつゆが
提供されていたと知り
今回の企画に至りました。
「あなたのおソバ」は
顧客の好みに
柔軟に寄り添って来た
京橋庵ならではの
商品になると思います。
?~
ハァ…。
ハァ… 終わった~。
あんた ふざけてたろ?
何のことですか?
「何のこと」って!
派遣は
「弊社」や「わが社」とは言えず
また 責任を持って言い切ることが
できないと伺いましたので
語尾も含め
正社員の方に 責任を持って
いただいたまでのことですが
何か?
何だよ それ… 勘弁してよ~。
俺 お腹 痛くなっちゃったよ
トイレ…。
?~
(磯川) ≪大前!≫
相変わらず ダメ社員の尻
たたいてるみたいだな。
そんなつもりは ありませんが。
私は
あんたに負けたくない一心で
この京橋庵を支えて来たんだ。
ムカつくが…
感謝してる。
御社は 素晴らしい会社です。
私がいた頃よりも ずっと。
?~
ありがとうございます! はい…。
≪おかえりなさい≫
疲れた。
失礼いたします。
部長 たった今
京橋庵から連絡がありました。
コラボ商品の件
前向きに考えたいとのことです。
お~ そうか。
やりましたね 部長!
あ~ やったぞ みんな!
(一同) バンザイ! バンザイ!
バンザイ! バンザイ!
バンザイ! バンザイ!
バンザイ! バンザイ!
大前さん
ありがとうございました。
大したことは しておりませんが。
(一同) バンザイ!
(拍手)
あ~ そうだ
このことも お礼 言わなきゃ。
2人が作ってくれた
この資料のおかげで
プレゼンの締めまで
すごく うまく行ったんだ。
いえ そんな…。
ホントに助かった ありがとう。
フフっ。
(三田) お疲れ。
うん。
初陣のプレゼンは どうだったの?
(井手) ん~。
いろいろと謎が多過ぎ。
僕 会社って向いてないかも。
(宇野) よし 今日は定時で終了。
プレゼン成功を祝して
みんなで飲みに行くぞ~!
げっ マジ…。
スルーしたい。
2人も来るよね?
はい。
(宇野) 里中 店 どこにする?
すいません 僕 ちょっと
やり残した仕事があるんで。
何だよ! 付き合い悪いな~。
お疲れさまでした。
もっと付き合い悪いのがいたよ。
大前さん 飲み会は…。
行きません。
あの 大前さん…。
浅野主任が 私たちが作った資料が
役に立ったって言ってくれて。
正直 まだ派遣の仕事って
やりがいとか よく分からないし
やっぱり 企画とか アイデアとか
出せたらいいな
…って思っちゃうけど。
でも 私…。
ん? 何が言いたいんだっけ?
見切り発車で
ひとに話し掛けない。
またもや 時間の無駄です。
あの 私は派遣なので
取りあえず 派遣の仕事を
しっかり やってみます。
そう思いました。
派遣には
会社の責任は取れませんが
派遣にだって
取るべき責任はあります それは
自分に対する責任です。
「派遣なんか」などと
自分の仕事を
軽く 低く考えるのは
あまりにも自分に対して無責任。
明日から やめなさい。
すぐに やめなさい。
お疲れさま。
お疲れさまでした。
自分に対する責任…。
よし!
?~
いらっしゃいませ。
どうも。
はい お待ち。
大前さん! あぁ…。
(店主) はい お待ち。
ありがとうございます。
はいよ。
みんなは飲み会なのに
僕らは立ち食い蕎麦って
ちょっと寂しいですね。
私は今日 ここで食べたかったから
食べてますが 何か?
勝手に 寂しいくくりに
しないでください。
すいません。
謝られるのも心外ですが。
すいません。
大前さん
僕のこと 覚えてないなんて
ウソですよね?
ここは 天ぷらを
注文ごとに揚げてくれます。
食べますか?
あぁ…。
すいません じゃあ…
僕 キス天を。
はい。
私は 春菊天を。
はいよ。
いただきます。
?~
おいしい!
温かくて おいしいものが
安く サッと食べられる。
働く者にとって これほど
ありがたいことは ありません。
ですね。
?~
閉店。
(足音)
大前さん。
大前さん 知っていたんですか?
資本力のある店なら
時代の変化に対応しつつ
生き残って行くことができると
思います。
でも こういう
小さい個人経営のお店は
時代の流れに のみ込まれる
しかないのかもしれませんね。
?~
大前さん おはようございます。
おはよう。
あっ 里中課長も
おはようございます。
おはよう。
(エレベーターの到着音)
(宮部) はい 皆さん おはよう。
社長 おはようございます。
どうぞ。
(宮部) おはよう。
あ~ 里中君も一緒に乗ろう。
あっ…。
早く。
はい 失礼します。
スーパーハケンさん。
あんた
非常に優秀なんだそうだね。
まぁ 短い期間だけど
わが社のために
しっかり働いてくださいね。
期待してますよ~。
?~
何か 感じ悪くないですか?
沈むね。
あっ!
…という間に。
えっ… 何ですか? それ。
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