新型コロナウイルスの感染拡大防止のために実施されている出入国制限が、25日から一部緩和され、日本人ビジネスマンらがベトナムに向けて出発した。
今回の渡航は、出入国制限緩和の第1弾として試験的に行われるもので、25日からの3日間で、日本人ビジネスマンや技術者などおよそ440人が、ベトナム航空の臨時便でベトナムに向かう。
空港では、「向こうでは状況も落ち着いていて、経済活動も復活しているので、いち早く戻りたかったというのが正直なところ」、「今回、日本人が行くにあたって、自分が持ち込まないか不安」などの声が聞かれた。
日本とベトナムは、段階的に往来を緩和することで合意し、具体的な条件については調整中で、今回の試験渡航の結果も考慮される見通し。
一方、日本に入国する外国人などが、空港検疫で陽性と確認されるケースが、直近の1カ月間とその前の1カ月間を比べて、4倍以上増えていることがわかった。
厚生労働省は、引き続き、水際対策を強化している。