Lostファンの皆様ならお分かりのように、Lostの放送はこの前の日曜日にて終了いたしました。
色々と物議を醸し出す終わり方でしたが、そのあたりの事については別記事で上げるとしてここにLost最終話のエピローグをここにご紹介したいと思います。
*下記、Lost最終話を観ていない方はご遠慮願います。それでも観たい方は自己責任で。*
日本語版、シーズン6DVDコンプリートボックス来年の1月19日に発売となります。
その中に収録してあります、「The New man in charge」という特典映像があります。
これはあのThe end後、島を託された二人の後日談が簡単に収められております。
ロストファンとして皆さんにもいち早く知って頂きたいと思いボランティアで内容を訳しました。
映像は勿論英語のみで、字幕はありませんが、下記に映像の内容を訳した日本文を掲載させて頂きます。
勿論、私の訳文も完ぺきではないので皆様からのご指摘をお待ちしております。
映像
↓
http://c0up.posterous.com/lost-season-6-epilogue-new-man-in-charge
訳文
↓
グアム オロテ半島 ダーマイニシアチブ物流倉庫にて
現在
長髪の男:「どうだ、荷物に貼るラベルの準備は間に合いそうか?」
痩せ男:「うーん・・・まあ、あと数時間かかるかな?」
長髪:「急げよ!俺の方は残っている荷物全部パレットに積み終えちまうぞ」
痩せ男:「なんでそんなに俺を急かせるのかよくわからねぇなぁ」
長髪の男はテレタイプを見ながら
長髪:「これが理由だよ(笑)また30分以上残業しても色々とやるべき事をやるチャンスを逃すだけだからな」
ベン:「すみません?」
男:「あの~、どちら様で?」
男:「どうやってこの場所に来たんだ?」
ベン:「私はベンジャミン・ライナスと言います。本社から来ました。」
痩せ男:「今まで本社から来る人などいなかったけれどな・・」
ベン:「新しい担当者が私を派遣したのです。」
長髪男:「で、何をしにここに来たんだ?」
ベン:「ダーマイニシアチブ社とタイアップする事をお知らせしにきたのと、みなさんを元気づける、そんな所でしょうか?ところで、こちらの仕事はもう必要とされなくなりました。つまりこの倉庫は閉鎖する事となったのです。ですからここでこれ以上働く必要はありませんよ。」
痩せ男:「でも・・・俺たちはここでパレットに荷物を載せて、荷物を無人飛行機に積載するという仕事に・・・それこそ20年以上携わってきたんだぞ?」
長髪男:「これからいったいどうすれば良いんだ?」
ベンがお金の入った封筒を2人に渡す。
ベン:「これは退職金です。金額はお二人にとって十分だと思いますが。」
長髪男:「あんたはダーマイニシアチブ社と一緒に働いているのか?」
ベン:「ダーマイニシアチブ社が存在しなくなりまして20年経ちますね・・・」
痩せ男:「いや、ちょっと待ってくれ。今までずっと荷物を落とす前に必ずテレタイプを通じて連絡が俺たちにあったぞ?」
ベン:「それは機械で自動的にLAにあるランプ局から送られてきたにすぎないんですよ。お二人がこちらで働くようになってからランプ局から自動的にそのような対応が継続されてきたのですが、新しい担当者が私をこちらに派遣してお二人がここで働く必要がもうなくなったことを直接お知らせに来たのです。」
長髪男:「ランプ局??」
ベン:「少しお喋りが過ぎたようですね」
ベン:「こちらを離れる前に倉庫に鍵をするのと電気を消すのをお忘れなく。では失礼いたします。」
痩せ男:「ちょっと待ってくれ!これだけ渡しに来てさっさといなくなってしまうのか?俺達には知る権利があるはずだ!」
ベン:「わかりました。私が去る前にそれぞれお一人に付き一つだけの質問にお答えしましょう」
長髪男:「俺達が荷造りしたこのパレットはどこへ行ったんだ?どこに運ばれて行ったんだ?」
ベン:「島ですよ・・・」
長髪男:「送り方が毎回違ったのにそんな事は可能なのか?」
ベン:「島は動くんです。」
長髪男:笑いながら「島が動く? どうやって」
話を遮るベン
ベン:「質問は一つだけですよ?(痩せ男を見ながら)次はあなたの番です。」
痩せ男:「俺たちは今グアムにいるよな?で、恐らくその島の気候も熱帯気候なはずだ。ではなぜおれたちは“北極熊用のビスケット”を送っていたんだ?北極熊はどうやって熱帯地域で生きていけるんだ?」
ベン:「北極熊“達”ですね、正確に言うと。」
鞄から資料を取り出すベン
ベン:「ここにはDVD再生プレイヤーがありますか?」
場面は変わり、DVD室へ。
ベン:「では、皆で一緒にDVDを見て、それでこの場所から立ち去る、それでいきたいと思いますが宜しいでしょうか?」
二人の男:「わかった。」
DVD再生スタート
ベン:「映像が見難くてすみません。マスターの映像そのものが古いものでね・・・」
訳文その2に続く。
DVD映像:
チャン博士:「皆さん、こんにちは。ピエール・チャン博士です。これはハイドラ島にありますダーマイニシアチブのステーション1用のオリエンテーションビデオです。保安上の理由から私の名前を部外者に漏らす事がないようにお願い致します。そのような事がないよう事前に警告させて頂きます。」
場面が変わり、研究所内へ。
チャン博士:「このステーションで行われている研究の主な目的は様々な動物・鳥・海洋動物の生物学及び行動学の研究となります。」
動物の奇声
チャン博士:「遺伝子操作、興味をそそるハイブリッド種、ここでは“hybirds“ハイバードと呼んでいますが、彼らを島に放ち、どのように島の環境に順応するのかを観察しています。その中には大型動物、例えばホッキョクグマがいます。彼らは記憶力と新しい環境に順応する能力を持っています。ホッキョクグマを扱う際には、彼らに愛情を持ってはいけないという点が非常に大切です。そして彼らの利口さとずる賢さを絶対に甘く見てはなりません。これらのルールは常時遵守されねばなりません。繰り返し言いますが、熊は友達ではありません。熊に報酬を与えるためにホッキョクグマ用のビスケットを与えます。ビデオ画面にあるように、ホッキョクグマをそのように調教したのち麻酔銃を撃ちます。そしてこの拘束具を熊の首に取り付け、オッキードステーションへ熊を搬送し、その場所において次の研究段階へと移ります。覚えて頂きたいのは、妊娠したメスの熊をオッキードステーションへは搬送にしない様にして下さい。何故ならオッキードステーション付近にある非常に強い電磁場は妊娠初期段階に悪影響を与えるからです。」
場面が変わる。
チャン博士:「ここまでハイドラ島において行われている動物リサーチについて見てきましたが、残念ながら最も危険な動物とは人間といえるでしょう。私共はとある隔離された場所にてもっとも繊細で非人道的な研究を行っております。この島には元々の住民が居住しています、恐らく皆さんもその者たちが「非友好的な人間(ホスタイル)」であると聞いていると思いますが、彼らのある者たちは本島において確保され、この部屋、ルール23に隔離される事となります。そもそも研究対象者の意思を無視してこのセッションを行いますので必ずセッション中は2人のガードマンがつく事となります。セッション中に対象者と会話をする事は許されておりません。この尋問の目的は彼らの生活習慣とそもそもの彼らの起源を探る事、また島の住民から神として崇められている存在、つまりジェイコブについて調査する事です。」
チャン博士:「拘束具をすべて取り付けたのち、対象者の首後ろ側へこの注射を打ちます。そしてこのゴーグルをここに取り付けます。このスイッチを押すことによって注射した薬が対象者の視覚感覚へと影響を及ぼします。ここで流される映像は最新の薬学的技術を併用する事により、対象者に催眠をかけるのと同じ効果を得ることができます。このようにして尋問においての彼、もしくは彼女らの記憶を完全に消し去ることができるのです。」
チャン博士:「この尋問は確かに極端な実験ではありますが、非常に重要です。しかし島の住民集団を侵害しているのではありません。ビデオはこれで終わりとなります。皆さんの活躍を祈っております。一つ覚えて頂きたいのはハイドラ島における実験等について他のダーマイニシアチブメンバーに絶対に他言する事がないようにして下さい。ではハイドラ島における時間をお楽しみください。ナマステ。」
DVD再生終わり
ベンがDVDを取り出す。
痩せ男:「もう一度その映像を見る必要があると思うけど?」
ベン:「申し訳ないけれど、時間がないので。」
痩せ男:「そもそも彼らは熊に何をしていたんだ?そして非友好的な人々とは?」
ベン:「申し訳ないけれど次の約束があるので。 ナマステ。」
倉庫を去るベン。
訳文その3へ続く。
場面は変わりサンタローザ精神保健機関病院
ベン:「すみません、キー・ジョンス氏に会いに来たのですが?」
女性スタッフ:「面会者リストに載っている方ですか?」
ベン:「いや、載っていませんが、この手紙を彼に渡してくれたら、彼が私に会いたいと言ってくれるはずです。」
手紙を見る女性スタッフ。
場面が変わりウォルトに近づくベン。
ベン:「やあ、ウォルト」
椅子に座るベン。
ウォルト:「何しに来たんだ?」
ベン:「手紙に書いてあったように君の友達に頼まれて来たんだよ」
ウォルト:「友達なんていないよ」
ベン:「我々は君の友達だよ。僕も含めてね。」
ウォルト:「また誘拐しにきたの?」
ベン:「その事については大変申し訳なく思っているよ。でも過去は過去だ。変えることはできない。私ができる事はその責任をとることだけだよ。君が今までどう過ごしてきたのか、その辛さはよくわかるよ。特に本当の自分を隠しながら他人を演じる事の難しさをね。」
うなずくウォルト。
ベン:「ウォルト、私は君を助けに来たんだ。」
ウォルト:「何故今になって?」
ベン:「君が特別だからさ。その事を今まで誰も君に伝えてこなかった。」
ウォルト:「なんで僕なのさ?」
ベン:「君が必要なんだ。君にはやるべき事がある。まずは君の父親を助ける事だ。」
ウォルト:「父さんは死んだよ」
ベン:「それは問題ではないよ。(暫く沈黙)我々と一緒に来てくれるかい?」
ダーマイニシアチブのお菓子を差し出すベン。
場面が変わり病院の外へ。
ベン:「さあ、こっちだ。」
ベン:「ジャックは好きかい?」
車に乗り込むウォルトとベン。
ハーリー:「よう!」
ウォルト:「ハーリー!」
ハーリー:「会えて嬉しいよ。」
ウォルト:「いつか、僕を迎えに来てくれるって思っていた。勿論自分の頭がおかしいと思っていたけど。」
ハーリー:「おかしくなんかないさ。むしろその考えは近かったよ。島に戻る必要があったんだろう?君の本来、いや、いつもいるべき場所が島だろう?」
ウォルト:「でも、何故?」
ハーリー:「仕事だからさ。まあいいや、ベン。そろそろ車を出すとしよう。僕たちのホームに帰る時が来たのさ。」
終わり。
色々と物議を醸し出す終わり方でしたが、そのあたりの事については別記事で上げるとしてここにLost最終話のエピローグをここにご紹介したいと思います。
*下記、Lost最終話を観ていない方はご遠慮願います。それでも観たい方は自己責任で。*
日本語版、シーズン6DVDコンプリートボックス来年の1月19日に発売となります。
その中に収録してあります、「The New man in charge」という特典映像があります。
これはあのThe end後、島を託された二人の後日談が簡単に収められております。
ロストファンとして皆さんにもいち早く知って頂きたいと思いボランティアで内容を訳しました。
映像は勿論英語のみで、字幕はありませんが、下記に映像の内容を訳した日本文を掲載させて頂きます。
勿論、私の訳文も完ぺきではないので皆様からのご指摘をお待ちしております。
映像
↓
http://c0up.posterous.com/lost-season-6-epilogue-new-man-in-charge
訳文
↓
グアム オロテ半島 ダーマイニシアチブ物流倉庫にて
現在
長髪の男:「どうだ、荷物に貼るラベルの準備は間に合いそうか?」
痩せ男:「うーん・・・まあ、あと数時間かかるかな?」
長髪:「急げよ!俺の方は残っている荷物全部パレットに積み終えちまうぞ」
痩せ男:「なんでそんなに俺を急かせるのかよくわからねぇなぁ」
長髪の男はテレタイプを見ながら
長髪:「これが理由だよ(笑)また30分以上残業しても色々とやるべき事をやるチャンスを逃すだけだからな」
ベン:「すみません?」
男:「あの~、どちら様で?」
男:「どうやってこの場所に来たんだ?」
ベン:「私はベンジャミン・ライナスと言います。本社から来ました。」
痩せ男:「今まで本社から来る人などいなかったけれどな・・」
ベン:「新しい担当者が私を派遣したのです。」
長髪男:「で、何をしにここに来たんだ?」
ベン:「ダーマイニシアチブ社とタイアップする事をお知らせしにきたのと、みなさんを元気づける、そんな所でしょうか?ところで、こちらの仕事はもう必要とされなくなりました。つまりこの倉庫は閉鎖する事となったのです。ですからここでこれ以上働く必要はありませんよ。」
痩せ男:「でも・・・俺たちはここでパレットに荷物を載せて、荷物を無人飛行機に積載するという仕事に・・・それこそ20年以上携わってきたんだぞ?」
長髪男:「これからいったいどうすれば良いんだ?」
ベンがお金の入った封筒を2人に渡す。
ベン:「これは退職金です。金額はお二人にとって十分だと思いますが。」
長髪男:「あんたはダーマイニシアチブ社と一緒に働いているのか?」
ベン:「ダーマイニシアチブ社が存在しなくなりまして20年経ちますね・・・」
痩せ男:「いや、ちょっと待ってくれ。今までずっと荷物を落とす前に必ずテレタイプを通じて連絡が俺たちにあったぞ?」
ベン:「それは機械で自動的にLAにあるランプ局から送られてきたにすぎないんですよ。お二人がこちらで働くようになってからランプ局から自動的にそのような対応が継続されてきたのですが、新しい担当者が私をこちらに派遣してお二人がここで働く必要がもうなくなったことを直接お知らせに来たのです。」
長髪男:「ランプ局??」
ベン:「少しお喋りが過ぎたようですね」
ベン:「こちらを離れる前に倉庫に鍵をするのと電気を消すのをお忘れなく。では失礼いたします。」
痩せ男:「ちょっと待ってくれ!これだけ渡しに来てさっさといなくなってしまうのか?俺達には知る権利があるはずだ!」
ベン:「わかりました。私が去る前にそれぞれお一人に付き一つだけの質問にお答えしましょう」
長髪男:「俺達が荷造りしたこのパレットはどこへ行ったんだ?どこに運ばれて行ったんだ?」
ベン:「島ですよ・・・」
長髪男:「送り方が毎回違ったのにそんな事は可能なのか?」
ベン:「島は動くんです。」
長髪男:笑いながら「島が動く? どうやって」
話を遮るベン
ベン:「質問は一つだけですよ?(痩せ男を見ながら)次はあなたの番です。」
痩せ男:「俺たちは今グアムにいるよな?で、恐らくその島の気候も熱帯気候なはずだ。ではなぜおれたちは“北極熊用のビスケット”を送っていたんだ?北極熊はどうやって熱帯地域で生きていけるんだ?」
ベン:「北極熊“達”ですね、正確に言うと。」
鞄から資料を取り出すベン
ベン:「ここにはDVD再生プレイヤーがありますか?」
場面は変わり、DVD室へ。
ベン:「では、皆で一緒にDVDを見て、それでこの場所から立ち去る、それでいきたいと思いますが宜しいでしょうか?」
二人の男:「わかった。」
DVD再生スタート
ベン:「映像が見難くてすみません。マスターの映像そのものが古いものでね・・・」
訳文その2に続く。
DVD映像:
チャン博士:「皆さん、こんにちは。ピエール・チャン博士です。これはハイドラ島にありますダーマイニシアチブのステーション1用のオリエンテーションビデオです。保安上の理由から私の名前を部外者に漏らす事がないようにお願い致します。そのような事がないよう事前に警告させて頂きます。」
場面が変わり、研究所内へ。
チャン博士:「このステーションで行われている研究の主な目的は様々な動物・鳥・海洋動物の生物学及び行動学の研究となります。」
動物の奇声
チャン博士:「遺伝子操作、興味をそそるハイブリッド種、ここでは“hybirds“ハイバードと呼んでいますが、彼らを島に放ち、どのように島の環境に順応するのかを観察しています。その中には大型動物、例えばホッキョクグマがいます。彼らは記憶力と新しい環境に順応する能力を持っています。ホッキョクグマを扱う際には、彼らに愛情を持ってはいけないという点が非常に大切です。そして彼らの利口さとずる賢さを絶対に甘く見てはなりません。これらのルールは常時遵守されねばなりません。繰り返し言いますが、熊は友達ではありません。熊に報酬を与えるためにホッキョクグマ用のビスケットを与えます。ビデオ画面にあるように、ホッキョクグマをそのように調教したのち麻酔銃を撃ちます。そしてこの拘束具を熊の首に取り付け、オッキードステーションへ熊を搬送し、その場所において次の研究段階へと移ります。覚えて頂きたいのは、妊娠したメスの熊をオッキードステーションへは搬送にしない様にして下さい。何故ならオッキードステーション付近にある非常に強い電磁場は妊娠初期段階に悪影響を与えるからです。」
場面が変わる。
チャン博士:「ここまでハイドラ島において行われている動物リサーチについて見てきましたが、残念ながら最も危険な動物とは人間といえるでしょう。私共はとある隔離された場所にてもっとも繊細で非人道的な研究を行っております。この島には元々の住民が居住しています、恐らく皆さんもその者たちが「非友好的な人間(ホスタイル)」であると聞いていると思いますが、彼らのある者たちは本島において確保され、この部屋、ルール23に隔離される事となります。そもそも研究対象者の意思を無視してこのセッションを行いますので必ずセッション中は2人のガードマンがつく事となります。セッション中に対象者と会話をする事は許されておりません。この尋問の目的は彼らの生活習慣とそもそもの彼らの起源を探る事、また島の住民から神として崇められている存在、つまりジェイコブについて調査する事です。」
チャン博士:「拘束具をすべて取り付けたのち、対象者の首後ろ側へこの注射を打ちます。そしてこのゴーグルをここに取り付けます。このスイッチを押すことによって注射した薬が対象者の視覚感覚へと影響を及ぼします。ここで流される映像は最新の薬学的技術を併用する事により、対象者に催眠をかけるのと同じ効果を得ることができます。このようにして尋問においての彼、もしくは彼女らの記憶を完全に消し去ることができるのです。」
チャン博士:「この尋問は確かに極端な実験ではありますが、非常に重要です。しかし島の住民集団を侵害しているのではありません。ビデオはこれで終わりとなります。皆さんの活躍を祈っております。一つ覚えて頂きたいのはハイドラ島における実験等について他のダーマイニシアチブメンバーに絶対に他言する事がないようにして下さい。ではハイドラ島における時間をお楽しみください。ナマステ。」
DVD再生終わり
ベンがDVDを取り出す。
痩せ男:「もう一度その映像を見る必要があると思うけど?」
ベン:「申し訳ないけれど、時間がないので。」
痩せ男:「そもそも彼らは熊に何をしていたんだ?そして非友好的な人々とは?」
ベン:「申し訳ないけれど次の約束があるので。 ナマステ。」
倉庫を去るベン。
訳文その3へ続く。
場面は変わりサンタローザ精神保健機関病院
ベン:「すみません、キー・ジョンス氏に会いに来たのですが?」
女性スタッフ:「面会者リストに載っている方ですか?」
ベン:「いや、載っていませんが、この手紙を彼に渡してくれたら、彼が私に会いたいと言ってくれるはずです。」
手紙を見る女性スタッフ。
場面が変わりウォルトに近づくベン。
ベン:「やあ、ウォルト」
椅子に座るベン。
ウォルト:「何しに来たんだ?」
ベン:「手紙に書いてあったように君の友達に頼まれて来たんだよ」
ウォルト:「友達なんていないよ」
ベン:「我々は君の友達だよ。僕も含めてね。」
ウォルト:「また誘拐しにきたの?」
ベン:「その事については大変申し訳なく思っているよ。でも過去は過去だ。変えることはできない。私ができる事はその責任をとることだけだよ。君が今までどう過ごしてきたのか、その辛さはよくわかるよ。特に本当の自分を隠しながら他人を演じる事の難しさをね。」
うなずくウォルト。
ベン:「ウォルト、私は君を助けに来たんだ。」
ウォルト:「何故今になって?」
ベン:「君が特別だからさ。その事を今まで誰も君に伝えてこなかった。」
ウォルト:「なんで僕なのさ?」
ベン:「君が必要なんだ。君にはやるべき事がある。まずは君の父親を助ける事だ。」
ウォルト:「父さんは死んだよ」
ベン:「それは問題ではないよ。(暫く沈黙)我々と一緒に来てくれるかい?」
ダーマイニシアチブのお菓子を差し出すベン。
場面が変わり病院の外へ。
ベン:「さあ、こっちだ。」
ベン:「ジャックは好きかい?」
車に乗り込むウォルトとベン。
ハーリー:「よう!」
ウォルト:「ハーリー!」
ハーリー:「会えて嬉しいよ。」
ウォルト:「いつか、僕を迎えに来てくれるって思っていた。勿論自分の頭がおかしいと思っていたけど。」
ハーリー:「おかしくなんかないさ。むしろその考えは近かったよ。島に戻る必要があったんだろう?君の本来、いや、いつもいるべき場所が島だろう?」
ウォルト:「でも、何故?」
ハーリー:「仕事だからさ。まあいいや、ベン。そろそろ車を出すとしよう。僕たちのホームに帰る時が来たのさ。」
終わり。