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訴訟中アニメ大手が残業代支払い裁量労働制巡り、組合が会見

 アニメ制作会社「STUDIO4℃」(東京)の男性社員(26)が、裁量労働制を違法に適用され残業代が支払われなかったとして、会社に未払い分の約280万円などの支払いを求めた訴訟で、会社が今月上旬、請求通り全額を男性に支払ったことが23日、分かった。男性が加入する労働組合「ブラック企業ユニオン」が都内で記者会見し、明らかにした。

 労組は会見で「会社が裁量労働制の違法性を事実上認めた」と強調し、訴訟を終了する意向を表明。男性も出席し「お金は振り込まれたが気持ちは複雑。長時間労働や低賃金などアニメ業界の課題は何一つ解決していない」と指摘した。

デイリーペディア

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