
社労士試験・労働安全衛生法の概要を知りたい
労働安全衛生法攻略のコツを教えてほしい
こういった疑問に答えます。
こんにちは、わいあーるです。
2度目の受験で、平成最後の社労士試験に合格しました。
この記事では、社労士試験科目の中でもやっかいな「労働安全衛生法」との向き合い方や攻略のコツを解説します。
労働安全衛生法は、ちょっとしたポイントを押さえれば効率よく学べる法律です。
分かりやすくまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いください。m(_ _)m
社労士試験 やっかいな労働安全衛生法の向き合い方
結論からいうと、社労士受験における労働安全衛生法との向き合い方は『深入りしない。でもちゃんと勉強する』です。
抽象的で分かりにくいので、順を追って説明していきますね。
初めに、社労士試験全体における労働安全衛生法の位置づけを確認しましょう。
社労士試験における労働安全衛生法
社労士試験は例年、択一式70問・選択式40問、合計110問が出題されます。
各科目・法律の出題数は例年、下図の通りです。
受験案内に明記されていませんが、労働安全衛生法の出題数は例年、択一式3問、選択式2問の合計5問です。
全110問中5問なので、労働安全衛生法の出題割合としては4.5%となります。
また「労働基準法及び労働安全衛生法」では、関連法規である労働安全衛生規則などからも出題されます。
労働安全衛生法の章立ては、下図の通りです。
以上を踏まえて、「労働安全衛生法は勉強しにくい法律だ」と私は思います。
次に、労働安全衛生法が勉強しにくい要因を分析していきます。
社労士・労働安全衛生法を勉強しにくい要因
受験当時の私は、労働安全衛生法の勉強について次のジレンマに陥っていました。
でも勉強しないと合格できない…
上記ジレンマの要因は、次の4つに集約されます。
- 出題数が少ない
- 追究するとキリがない
- 内容が身近ではない
- 選択式でも問われる
つまり労働安全衛生法攻略のカギは、上記4つの問題を解決することです。
解決策として重要なのが、先述した『深入りしない。でもちゃんと勉強する』という向き合い方になります。
それでは『深入りしない。でもちゃんと勉強する』ためにどうすれば良いか、具体的に見ていきましょう。
社労士・労働安全衛生法 攻略のコツ
- 出題数が少ない
- 追究するとキリがない
- 内容が身近ではない
- 選択式でも問われる
『深入りしない。でもちゃんと勉強する』を両立させるために、4つの問題を解決していきます。
出題数が少ない・キリがない→勉強時間を合理的に配分する
労働安全衛生法にかけるべき勉強時間を、合理的に配分しましょう。
『深入りしない』ためです。
社労士受験では科目ごとに合格基準点が設けられているため、全科目をまんべんなく学ぶ必要があります。
したがって各科目・法律の勉強時間は、出題割合に比例させて決めると合理的です。
労働安全衛生法の合理的な勉強時間は、下記の算定式の通り。
4.5%は、社労士試験における労働安全衛生法の出題割合です。
例えば、試験本番までに1,000時間勉強することを目標に掲げたら、労働安全衛生法には「1,000時間×4.5%=45時間」かけるべき、という計算になります。
出題数が少ない労働安全衛生法は、勉強時間の配分を合理的に決めましょう。
身近ではない→画像検索する
労働安全衛生法の勉強は、積極的に画像検索を取り入れましょう。
『ちゃんと勉強する』ためです。
労働安全衛生法では、日常であまり意識しない知識を問われるため、どうしても無味乾燥に感じてしまいがちです。
そこで、例えばクレーン、デリック、ボイラーなどの機械を画像とセットで覚えると、少しだけ身近に感じられるようになります。
労働安全衛生法を身近に感じ、記憶に定着させるため、画像検索を取り入れて勉強しましょう。
選択式でも問われる→知識をグループ化する
労働安全衛生法は、知識をグループ化して覚えましょう。
『ちゃんと勉強する』ためです。
ここでグループ化とは、個々バラバラの知識から類似点を見つけ出し、類似点ごとにまとめて覚える勉強法を指します。
例えば労働安全衛生法では、下記のグループ化が可能です。
- 管理者・推進者
- 選任人数?
- 行政措置?
- 巡視頻度?
- 義務規定?努力義務規定?
- 各教育を実施するのは、派遣元?派遣先?
- 罰則なしの規定は?
テキストや条文の順番通り、記載通りに覚える必要はありません。
選択式でも問われる労働安全衛生法の知識は、どんどん共通点を探し出し、グループ化して覚えましょう。
まとめ
この記事の内容をまとめます。
- 労働安全衛生法攻略のコツは『深入りしない。でもちゃんと勉強する』
- 『深入りしない』ために
- 出題割合を知り、出題割合と勉強時間を比例させる
- 『ちゃんと勉強する』ために
- 画像検索する
- 知識をグループ化する
出題数が少なくても試験対策上重要な、労働安全衛生法。
向き合い方が難しい法律ですが、工夫して学べば合格点を確保できます。
『深入りしない。でもちゃんと勉強する』
労働安全衛生法を効率よく学び、社労士合格を目指しましょう!