この投稿では、2019年後半の伊藤氏と岡村氏の行動を時系列で考察していく。ソースは
著書「Black Box」➡
メディア ➡
SNS等の投稿 ➡
裁判資料 ➡
で色分けする。なお筆者のコメントは💡、伊藤氏の行動は🔴、山口氏の行動は🔵、岡村優太氏は💛で示す。
自殺未遂と入院
伊藤氏は2019年12月18日の判決報告集会で、このように述べている。
本当にこの2年間、死ななくてよかった、生きててよかったと思います。(会場から拍手)
私は今6名の弁護団の方に支えられ、この多くのサポーターの方に支えられ、本当に恵まれた環境でこの民事ができましたけれども、それでもやはり、孤独に感じることがありました。(中略)
すごく恥ずかしいお話ですが、7月8日の尋問のある10日前に、私は自分の命を絶とうと思い、自殺未遂をしてしまいました。その時は医療関係者の方に助けていただいて、1日2日入院して出てくることができたんですけど、本当にそれも自分で計画してたことじゃなくて、ふわっと足元を取られた、そんな感じだったんですよね。(中略)いくら元気に見えていても急に襲いかかってくる。それがやはりトラウマ、特にこの性暴力のPTSD、トラウマのなかなか理解されないところなんじゃないかな、と。自分でも自分が理解できませんでした。
💡結論から言うと、私はこの6月末の伊藤氏の「自殺未遂」は嘘だと思っている。伊藤氏のこれまでのパターンから言うと、全くの嘘でないにしろ、実際には過労等で入院し、それを誇張して「自殺未遂」と言ったのではないか。ではなぜ私がこの自殺未遂は虚言だと思うのか、根拠を述べていく。
6月25日 💛前回の投稿にも書いたが、伊藤氏の公私にわたるパートナーである岡村氏が、伊藤氏が自殺未遂を起こす3日前の6月25日、「Indiegogo」というクラウドファンディングへの支援を依頼するツイートをしている。
6月28~30日 🔴自殺未遂、入院
💡「7月8日の尋問のある10日前」とあるので自殺未遂は6月28日。自殺未遂をし、1~2日入院したのなら、公私ともにパートナーで、この時期シエラレオネにも同行するなど、行動をほぼ共にしていた岡村氏が知らないわけがないだろうし、彼氏としては半狂乱になるはずだ。私ならとりあえず自分の仕事は全て放り出し、24時間監視体制に入る。これまで伊藤氏がしていた仕事も全てストップさせ、カウンセリングや、必要ならば精神科への入院なども考えるだろう。自分の彼女が自殺未遂をしたというのは、付き合っている男性にとっても大変なショックで、自分をひどく責めてしまうに違いない。
💛しかし実際には、退院後たった2~3日後の7月2日に岡村氏は、6月25日にツイートした内容と同じ、「Indiegogo」というクラウドファンディングへの支援を依頼する内容を今度はFacebookに投稿している。
🔴更に翌日、自殺未遂で入院してからたった3~4日後のはずの7月3日、伊藤氏も「Motion Gallery」でのクラウドファンディングが最終日であることと、500万円の目標を達成することができたことのお知らせをFacebookに投稿している。
💛岡村氏もほぼ同じ時間にツイート、Facebookにも投稿している
この一連のSNS投稿を見ると、自殺未遂をしたという日の前後はずっと行動をともにしながらも、自殺未遂をしたことで伊藤氏や岡村氏がショックを受けている様子は全く感じられない。第一、これだけ多くのサポートを受け、仕事のオファーも増え、世界中を飛び回り、パートナーにも恵まれ、夢だったはずのドキュメンタリーも撮り、賞も貰い、新しいドキュメンタリー制作のためのクラウドファンディングも目標額をほぼ達成しつつある段階で「それでも孤独に感じることがあり自殺未遂した」と言うのなら、その孤独を埋めるには一体これ以上何が必要だったと言うのだろうか?
判決報告集会の動画では上の発言の後に
ただやはりその当時は尋問を控えていましたので、この事が外に出てしまうとマイナスな方に取られてしまうんじゃないかという周りの助言があったので、多くの人に相談ができず、本当に親しい人に相談して(略)
と言っている。自殺未遂したことを親しい人にしか知らせなかったが、その親しい人から「裁判で不利になるから黙っていた方がよい」と助言をされたと言っているのだ。だとしたらその「親しい人」はとんでもなく非情な人だろう。自殺未遂までして苦しんでいる伊藤氏に、裁判で勝つことの方が大事だから黙っていたほうがよいと言っているのだ。そんなことを言ってくる人を「親しい」と呼べるのだろうか?
これも今までのパターンから、伊藤氏は自分の行動で後から責められそうな、自分に不利になりそうなものに関しては必ずと言っていいほど「~に助言されたので(嫌だったが)従った」「~にこう言えと言われた」「~に聞かれなかったから言えなかった」と人のせいにするのである。
また「この2年間、死ななくてよかった」と発言しているのも、まるで「死にたくなるほど大変だったのは顔を出して会見をした後からの2年間」と言っているようなものだ。では性暴行のPTSDは関係ないではないか。
もっと言えば、GQのインタビューで伊藤氏は3度目の遺書を書いたときのことを「絶対に自殺なんてしないから、何かあったらキチンと調べてほしいという遺言を書きました」と述べている。
何度も遺書に書いているから。絶対、自殺なんてしないから。なにかあったら調べてくださいって……。I have no regret.
ここまで断言していたのに、その後に「ふわっと足元を取られた」「いくら元気に見えても急に襲いかかってくる」「自分でも自分が理解できなかった」と訳も分からず自殺未遂をしてしまったことを告白するのなら、最初から「絶対、自殺なんてしないから。なにかあったら調べてください」などと言うべきではない。
結局「周囲に不審な動きがあり遺書を書かざるを得なかった」と発言し同情を得、「被害から4年以上経っているのにPTSDにより自殺未遂をした」と発言し同情を得ようとしているとしか思えない。自殺未遂するほどPTSDが残っているのであれば、なぜ民事一審判決翌日の山口敬之氏の会見に、自ら参加するという危険な行為をしたのか?また周りの人も、この前日の判決報告集会で自殺未遂をしたことを聞いていながら、なぜ会見への出席を止めなかったのか?
長文になってしまって申し訳ないが、ここで私が指摘したかったのは、2019年6月末の伊藤氏の自殺未遂は虚言であるということであって、伊藤氏の自殺願望自体が全くの嘘だと言っているわけではない、ということは明言しておく。私は専門家ではないが、彼女には何らかの精神疾患を疑っており、その症状の一つとして自殺企画があげられていたりするからである。
とはいえ、若くして自殺してしまった知り合いを持ち、その残された家族の長年の苦しみを知る者として、自殺に関して軽々しく言及したり、同情を得るために自殺未遂したと虚偽の告白をする輩は断じて許すことはできない。最後に、厚生労働省のHPにある「自殺対策」のページをシェアしておく。
7月
7月17日 🔴上海で本出版サイン会【上海】
7月21日 🔴北京で講演【北京】
7月22日 🔴四川で本出版サイン会【四川】
8月
8月1日 🔴四ツ谷のイベント会場にて民事裁判の報告会【東京】
8月8日 🔴映画「新聞記者」トークイベントに登場【東京】
映画プロデューサーの河村光庸氏と
💡余談だが、伊藤氏は年配の男性にやたらと好かれる、いわゆる「おじさんキラー」であると思う。民事裁判の傍聴にも、伊藤詩織応援団のような年配男性が集まっていたと聞いている。「おじさんキラー」である条件のひとつに「聞き上手であること」があるらしい。なるほど、この上の写真でも河村光庸氏を聞いている時の伊藤氏は、まさに「おじさん心をくすぐる聞き上手」であろう。
8月27日 🔴💛Mohamed Saidu Bah氏と会食【東京】
シエラレオネのジャーナリストであり、伊藤氏、岡村氏と一緒に「Complete Woman」の制作に携わった「Mohamed Saidu Bah」氏が仕事で来日し、東京で伊藤氏と岡村氏と会食している。
💡伊藤氏と岡村氏が2人ともアフリカっぽい布の服を着ている。Mohamed氏のお土産か、もしくはシエラレオネで自分達で購入した服をMohamed 氏のために着用したのかもしれない
9月
9月3日 🔴 「COMPLETE WOMAN」をTwitterとFacebookで宣伝
9月4日 🔴シエラレオネの女性器切除に関するimidasの記事をFacebookで宣伝
9月6日 🔴上の記事をTwitterでも宣伝 💛岡村氏もリツイート
9月6日 🔴裁判支援のクラウドファンディングに関する記事をTwitterとFacebookに投稿【ロンドン】
9月10日 🔴翌日のフラワーデモをFacebookで告知【東京】
9月11日 昼 🔴「Complete Woman」2話目をFacebookで宣伝
💛岡村氏もすぐに FacebookとTwitterで紹介
9月11日 夜 🔴東京駅前でフラワーデモ【東京】
9月12日 🔴「Complete Woman」2話目をTwitterで宣伝、フラワーデモの記事もFacebookに投稿
9月13日 💛伊藤氏のフラワーデモの記事をリツイート
9月27日 🔴「Black Box」がスウェーデン語に翻訳出版されたことをFacebookで宣伝、ブックフェアーのイベントにも出席【スウェーデン】
9月30日 🔴ブックリリースのイベントを行うことをTwitterで告知 【スウェーデン】
💡Skavlanの番組を初め、伊藤氏がスウェーデンのメディアでよく取り上げられるのは、ひとえにHanna Aqvilin氏 (スウェーデン出身) の功績だろう。現在まで著書「Black Box」は、韓国、中国、台湾、スウェーデン、フランスで翻訳出版されているが、なぜか肝心のイギリスやアメリカで英語に翻訳され出版されてはいない。
次回はいよいよ、民事裁判の第一審で伊藤氏が勝訴判決を受け、現在 (2020年4月) に至るまでを考察する。