今日はお昼のラジオに出演。
といっても電話で
青森放送に同級生がいて、本の話をする?
と言うので、本お話をさせていただいた。
本の紹介のコーナーで10分くらい
お話をさせていただいた。
大学ではアナウンス実習とか
ラジオ番組制作といったことも
学んできたので、懐かしい雰囲気でした。
緊張したけど楽しかったです。
ありがとう同級生
私はこれで会社を辞めました 第20話です。
デザインコンペで受賞した商品の
商品化を試みた。
セキュアスタンパーというものだ。
見たときに「これはいける」と
感じたものだった。
デザインコンペには私は否定的である。
なぜならコンペに出してくる人たちは
デザインに興味があって消費者ニーズには
極めて疎い。
だいたいの提案はにニーズがあると
言い切っているものの、妄想でしかない
ニーズに基づいているからだ。
結局、カッコいい、キレイだけで
ごり押ししてくる提案のほうが多く、
ひどいときはなにか商品化すると
「それは俺のアイデアだ」
と主張してくることも多い。
主張したいなら意匠登録して
おけばよいのだが、そういった知識はなく
コンペに出した俺のアイデアをパクッた。
と言いがかりをつけてくる人もいる。
(一回だけ本当にコンペの作品と社で考えた商品が極めて類似していたことはあった。)
そう言う意味ではコンペをやっても
弊害のほうが多いと言うのが正直な感想だ。
さてこのセキュアスタンパー、
文字で宛名を消す、個人情報を消すための
スタンパーなわけだが、それまで宛名の
入った封筒をシュレッダーにかけたりして
個人情報を保護してきたわけだが、
スタンプするだけで宛名を
見えなくするというもの。
さっそく商品化に向けて進めていたところ、
営業から文字を文字で消すのはいいが、
印面の文字が美しくない。
トップメーカーがやること
じゃないといいだした。
↓美しくないと言われたデザイン
結局、文字をランダムに配置し、文字を消すデザインではなく、パターンを新たにつくるため時間がかかることとなった。
↓新しくデザインされたモノ
正直、コチラの方がダサい、と思う。
さらに、同じ年に、
スタンプで個人情報を消すアイデアが
「プラス」というメーカーにもあったようで
試作品を見せてもらった。
サンビーと言う大阪のスタンプメーカーの
OEMで商品化するかどうかを
プラスは検討をしていた。
↓プラス社の商品
その商品のインキが濃いので、
自分の会社の研究所の責任者に確認したところ、「あっ、それね。サンビーの普通のインキと一緒」とすぐに答えてくれた。
なぜ聞いたのかと言うと、
プラス(サンビー製)のスタンプは
キレイに住所が消えるのに、
自社のインキは黒味が薄いような気が
したからだ。
ながくなるのでつづく