上司の非協力的な対応にもめげず、売れる新商品をつくりたい一心でプロジェクトを進める。
当時35歳係長。(やめるまで18年。どんだけ長い話だよ!すみません。)
さて、プロジェクトリーダーの私は、先輩後輩構わず、メンバーを4チームに分けて企画を進めた。若手社員が商品の提案を検討し、企画書にして、何度も打ち合わせ、修正をしながら、業務の合間を縫って作業した。
4チームは、それぞれ
1 ペットボトルのキャップにつけるスタンプ
2 てがたスタンプ
3 おなまえスタンプ
4 ネーム印アクセサリー
という企画を完成させた。
今見ると笑っちゃうような企画書だが、当時は一生懸命、みんなで作ったものだ。
ペットボトルキャップのスタンプは企画の精度が低くかった。当時ペプシのスターウォーズのペットボトルキャップが流行ったこともあり、これをヒントにスタンプを作るということが発端だったようだ。
設計を主にしているメンバーが企画を作ると、どうしても「誰に何をつくる?」ではなく「自分のアイデアをどうやってつくる?」という企画になってしまう。
それでも、メンバーの意をくみ、販促として使えないかといろいろあたったが陽の目は見なかった。
てがたスタンプは、商品化され、最初の数年はスロースタートだが、西松屋さんなどを営業が開拓し今でも売れている。
ネーム印アクセサリーは、当時は社内プロセスでボツになったが、キャップレスの設計は当時作ったモノを今でも採用している。
その他リールコードなど後に違うカタチで商品化している。
そして、私が考案したおなまえスタンプの企画。
営業から、組み立てスタンプと揶揄されたこの商品が驚くべき成果をあげる。
つづく