『残響リファレンス』
A-Sketch
初回盤:AZCS-1015 3,150円(税込)
通常盤(写真):AZCS-1016 2,800円(税込)
10.22 RENTAL/NOW ON SALE
※初回盤スペシャルパッケージ仕様
・フォトブック(NYマスタリングでのフォトグラファー橋本塁氏による撮り下ろし)
・シークレットトラック収録
【収録曲】 Coda/LOST AND FOUND/アンサイズニア/NO SCARED/C.h.a.o.s.m.y.t.h./Mr. 現代Speaker/世間知らずの宇宙飛行士/Re:make/Pierce/Let's take it someday/キミシダイ列車
- 特典:2012年1月21日、22日に開催されるSPECIAL FINAL横浜アリーナの先行抽選予約カードが封入
※通常盤、初回盤とも(期間限定)
--- 前作『Nicheシンドローム』から、1年4ヵ月。5thアルバム『残響リファレンス』には、格段に増したスケール感とさらなるポピュラリティが宿っている。この1年4ヵ月の間にONE OK ROCKは、大きな飛躍を遂げた。メンバー4人が一丸となって、自ら追い風を吹かし、進化を続ける。ロックバンドとしての生々しい息吹をまとった彼らの音に、多くのリスナーが敏感に反応し、また同時代を生きる他バンドからの共鳴も集めた。昨年11月には、初の武道館ワンマンライヴが実現。本作に宿るスケール感とポピュラリティは、『Nicheシンドローム』以降の経験と気づきが、ダイレクトに結実したものである。
「『Nicheシンドローム』というアルバムは、自分たちの抑えきれない衝動の爆発を忠実に再現したアルバムで。だからこそ勢い重視だったんですよね。でも、武道館でライヴをしてみて、お客さんに対して直球でズバズバいくだけじゃなくて、たとえ座った状態で聴いても伝わる曲を作っていきたいなと思ったんです。武道館がゴールだとは思っていないですけど、武道館に立てたからこそ気づけたことがありましたね。自分たちが次のステップに上がるための大事なひとつの階段だったと思います」(Taka/Vo/以下同)
--- リード・シングル「アンサイズニア」、「Re:make/NO SCARED」を含む全11曲。特筆したいのは、ラストを飾る「キミシダイ列車」だ。ONE OK ROCK史上最高にポップなこの曲について、Takaは「このポップな感じは、今だからこそ出さなきゃいけないと思いました」と語る。そして、こう言葉を続けた。
「それは、このアルバム全体に関わる話にもつながっていくんですけど。僕のなかでいくつかポイントがあって。ひとつはさっき言ったイスに座っていても伝わる曲を作りたいということ。バンドとしての軸を揺るぎないものにした上で、これからもっといろんなサウンドに挑戦していきたいということ。そして、さらに自分たちだけが表現できる歌をもっと追求していきたいということ。そういう思いをすべて含めて、このアルバムは『Nicheシンドローム』を完結させるものにしたかったんです。『Nicheシンドローム』で響いたもの=残響をまた自分たちで受け取って、参照=リファレンスして、バンドでさらに進化したものを築き上げるという意味を込めました。あと、このアルバムはデカい音で聴いてほしいので、ぜひそこで生まれる残響を楽しんでもらえたら、と」
インタビュー・文/三宅正一(fixed)