COLUMN
来冬のゲレンデ営業はいったいどうなる? シーズンインしたばかりの豪州の今を知る
2020.06.22
6月19日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府が求めてきた移動自粛要請が全国で解除され、いよいよ各地で観光客を呼び込む動きが始まってきた。そこで気になるのが、来シーズンのゲレンデ営業は果たしてどうなるのか、ということ。スノーボーダーであれば気にならないはずがない。
そこで、シーズンインしたばかりの南半球はオーストラリアのゲレンデ営業の現況を見ていきたい。21日現在のオーストラリアでは確認済みの感染者が7,459人、死亡者数が102人と日本よりも圧倒的に少なく、ソーシャルディスタンスが求められたうえで日常生活は戻りつつある。そして周知のとおり、多くのオージーが日本のスノーリゾートを訪れていたことからもわかるとおり、熱狂的なスノーボーダーが多い。それらを前提に読み進めていただきたい。
弊サイトでは毎夏、オーストラリアのスノーボード事情を紹介しているので造詣が深い読者諸兄姉も多いことかと思うが、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州にまたがってゲレンデが存在する。その数は日本に比べると圧倒的に少ないが、一つひとつのゲレンデ規模は大きい。スレドボとマウントブラーが本日22日から、ペリッシャー、フォールズクリーク、マウントホッサムは24日から営業開始となっているのだが、どのゲレンデにも共通したルールがあるようだ。
当然ではあるが、ゲレンデ内のエリア全体でソーシャルディスタンスが求められており、政府が定めたガイドラインに従って運営される。そのうえで、警察がパトロールを行っており、COVID SAFEという追跡アプリのインストールが必要だ。
また、クワッドリフトはセンターを空けて両サイドに2人乗り形式をとり、ソリやスノーチューブなどは衛生面の観点から禁止となる。ゴンドラは人数制限が設けられ、リフトには1.5〜2mの間隔を空けたうえで並ばなくてはならない。そして、リフト券は前売りのみで当日券の販売はしないとのこと。結果としてアクセスが集中してしまい、サイトがダウンしたリゾートもある。
レンタル事情を見ていくと、ハードギアの貸し出しは行っているものの、ウエアやアクセサリーなど直接身につけるアイテムは不可となっている。スクールに関してもグループレッスンは避けられる傾向にあり、ゲレンデによってはブライベートレッスンのみ。
レストハウスやレストランには入店できる人数など州ごとの規制が適用されており、こちらもソーシャルディスタンスが確保されている。多くのスノーボーダーやスキーヤーが集中する週末など、暖をとりたいファミリー層には厳しい環境になりそうだ。
オーストラリアで支持されているニュースメディア・7NEWS Australiaが報じた「2020シーズン、コロナウイルスの影響によりニューサウスウェールズ州のスノーリゾートはどのように変わるのか」と題されたニュース動画をシェアしたい。当然英語になるが、一見の価値はある。
Withコロナ時代に突入した今、日本における今後のスノーライフがどうなるのかという見通しはまだ立っていないが、オーストラリアの状況を把握することで多少なりともイメージが膨らむだろう。ただし、ネガティブな話題ばかりでなく、ライディング時は絶対的に三密が避けられ、フェイスマスクやバラクラバを着用する習慣があるためウイルス対策が自然とできている稀有なスポーツだけに、きたるシーズン、コロナ禍においても日本のゲレンデが盛り上がる可能性は決して少なくないはずだ。
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