a.上部式濾過層 |
セット水槽に付属されていたり、価格的には手頃です。但し、濾材を入れる容量が少ない為、濾過能力が弱いネックがあります。
また外部密閉式を含め、水槽の表層面に浮遊したゴミや油膜を除去することは困難です。 |
b.外部密閉式 |
稼動音が静かで塩垂れも少ない特徴がありますが、構造上において生物濾過と物理濾過が同一スペースとなっている為、濾過スペース内に排泄物等が堆積することによって水質の悪化を牽引し、発病の原因となりやすいネックがあります。
また、吐水口がシャワー状態である為、酸素供給が乏しく酸欠になる可能性があるなど、海水魚の飼育には適合しているとはいえません。 |
c.オーバーフロー式 |
この濾過形式は、水槽の下部に大きな濾過槽を設置する形状であり、大量の濾材が確保できる為、充分な生物濾過が期待できます。また、物理濾過はドライの状態で分離できる為、糞や食べ残した餌などを確実に濾し取れるなど、濾過装置としてはベストな形状です。
但し、設置にはある程度のスペースが必要であり、コスト的にも高額になるので、財布との相談が必要になります。
将来的に水槽のサイズアップをおこなう時は、是非考案して頂きたいシステムです。 |
d.外掛け式 |
物理濾過は多少できますが、生物濾過は全く期待できません。海水魚飼育には不向きです。
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