第８週は、早稲田大学応援部による応援が際立った週になりました。男たちの熱き声援、みなさんに届いたでしょうか？
そんな早稲田大学応援部の出演者のみなさんが、応援練習している現場に密着！ 熱気あふれる特訓現場のリポートをお届けします！
はじめに…
早稲田大学応援部とは
明治38(1905)年に行われた早慶野球戦で、日本初の組織的応援が誕生しました。
創部は昭和15(1940)年で、2020年の今年は創部80年の記念の年となります。
(ドラマで描かれた昭和６年の「早稲田大学応援部」はそれ以前の組織であり、現在の応援部とは異なる団体です)
「早慶戦」をはじめ、早稲田スポーツの勝利を目指して、現在も日々、応援に励んでいる部活動です。
また、応援指導の笹山さんによると、ドラマで描かれている昭和６年当時の早稲田大学応援部は、それまでのならわしで部の代表を"団長"と呼んでいたそう。ドラマの中で団員たちが「団長―！」と何度も叫んでいましたね。
昭和15年を創部とする現在の応援部は、他の体育会の部と並び"主将"と称しています。
早慶戦とは
明治36(1903)年11月、早稲田大学野球部から慶應義塾大学野球部に挑戦状が送られ、第１回早慶戦が行われました。結果は慶應の勝利でしたが、早稲田も善戦。これが「早慶戦」のはじまりです。
その後、熱き戦いが続いたものの、両校の応援が盛り上がりすぎたため、一時は中止に…。しかし、大正14(1925)年の東京六大学野球の創設をきっかけに復活！ 早慶戦はラジオの普及に伴い空前の人気を呼び、国民的関心事となりました。
応援練習リポート🎤
＜練習初日＞
▼あいさつ
昨年の12月某日、NHKのリハーサル室に集められた、応援部を演じるみなさん。
初めての顔合わせのため、緊張気味の様子。
早稲田大学応援部のリーダーコーチを務めている笹山俊彦先生が、指導にあたります。
▼監督からの言葉
「団長を愛してください…！」
第８週の演出を務める野口監督からの熱い言葉に、団長・田中役の三浦さんは照れている様子でした。
▼発声練習
大きな声を出す練習をしていましたが、流れで腕立て伏せをすることに！
この腕立て伏せがドラマでも採用されていましたね！
▼応援歌「紺碧の空」の振り付け
「紺碧の空」の歌詞にある「すぐりし」の部分の振り付けは、裕一のモデルである古関裕而さんによる合唱指導の内容をもとに考案されたそう。
現在の応援部でも、この歌詞の部分では手を広げて３回突き出す動きをするそうです。
放送でも裕一が早稲田大学応援部に合唱指導をしていましたね。その際に手をパッと開く動きをしていたのですが、みなさん気が付きましたか？
その後、応援部が裕一と音の前で「紺碧の空」を披露したとき、団長・田中が振りつけに取り入れていました。
▼「紺碧の空」実戦練習
立ち位置や姿勢を細かくチェックし、整えていきます。
全員で動きをあわせること、一糸乱れぬ所作は、応援部で大切なことの一つだそうです。
「紺碧の空」は動きが大きく、体力が必要な応援歌であることが分かります。ドラマの劇中では２番まで歌うので、倍の体力が必要になりそうです。
▼「フレーフレー○○」の実践練習
「手の振りが難しい」と話す、三浦さん。
団員は同じ動きの繰り返しですが、団長はそうではないため、覚えるまで時間がかかりそうです。
▼「かっとばせ！」の実践練習
腕の角度や指先まで美しく見せることを意識し、一つずつ丁寧に行います。
息を合わせ、振りをそろえることも重要です。
連続して行うと腕に負荷がかかり、良い運動になりそうですね。
▼胴上げと行進の練習
応援練習のほかに、裕一を胴上げするシーンや、音の通う東京帝国音楽学校にやってくるシーンの練習も行いました！
＜練習２日目＞
練習初日から10日後に再び集められた、みなさん。自宅での練習を経てどのくらい出来上がってきているのか、チェックしていきます。
▼合唱練習
まずは、「紺碧の空」の合唱練習。初日は歌詞を覚えることで精いっぱいなみなさんでしたが、その点はクリア！
次の課題は音程のようです(笑)
▼球場をイメージした実戦練習
野球場でのシーンは、本物の野球場をお借りしてロケをすることが決まっていました。
頭の中に広い野球場をイメージしての練習を行います。
早稲田勝利のうれしさから、団員たちが団長に飛びつくシーンのリハーサル。どさくさに紛れて三浦さんにちょっかいを出した人がいたみたいです(笑)
▼セリフありの通し練習
シーンの流れを作りながらの通し練習。
初日とは比べ物にならないくらい、声も振りもそろっています！
以上、早稲田大学応援部の練習リポートでした！
動画を見ながら一緒に体を動かして、“おうち時間”に活用してみてくださいね！
最後に…
