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新居浜市民の芸術支え35年 郷土美術館閉館へ2016年03月17日(木)

【写真】郷土美術館で開いた企画展のポスターを前に思い出を語る野口館長(左)と加藤さん
 愛媛県新居浜市民の展覧会場として親しまれてきた市立郷土美術館(同市一宮町1丁目)が3月末で閉館となる。建物は築65年で老朽化が進み、本格的美術館を備えるあかがねミュージアム(坂井町2丁目)が昨年開館したため35年間の「お役目」を終える。最後の企画展が21日まで開かれており、別れを惜しむ市民が訪れている。
 同館は1951(昭和26)年8月建築の旧市庁舎を改造して81年10月に現市庁舎横に開館。鉄筋コンクリート3階建て延べ床面積2466平方メートル。1階にホール、2、3階は吹き抜けで四つの展示室がある。洋画や日本画などの美術コレクションは935点。歴史、民俗などの資料を含めると館蔵品は約2万9000点に上る。
 最後の展覧会には、これまでの企画展のポスター96点を一堂に展示した。野口憲一館長(66)は「開館5年ほどは予算がなく、ポスターもガリ版で刷っていた」と振り返る。
 20日午後3時から閉館セレモニーを開く。

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