書評(読書感想文) 「大山倍達 正伝」② | まったり更新
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テーマ:
んでもって、4日後のブログです。




いやいやいや~




読み終わりました。


「大山倍達 正伝」


休みだっていうのに、ちょろちょろやることがあって、思ったように読書に時間が割けませんでした






んでもって



感想は





ん~





僕が読み終わって頭に過ぎったのは




「悲しい背景」

「やるせない」



です。




大山総裁はこれじゃあ死んでも死に切れないだろうなと。



大山総裁は確かに「大山倍達伝説」を創作しますが、それは僕からすれば微々たるものなんです。


僕が思う「A級戦犯」は、故梶原一騎氏ですね。


漫画「巨人の星」のヒットで飛ぶ鳥を落とす時代の寵児となった梶原氏は、身体が弱く初めは純粋に「強さ」に憧れます。

しかし身体の弱い自分自身ではそれを追求することはできない。

そこで自分が出来る創作の世界で超人を求めます。



そうして白羽を立てたのが、稀代の空手家「大山倍達」でした。



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そして「空手バカ一代」が空前のブームになります。




しかし




大山倍達という実在の人物を使い、事あるごとに「大山倍達談」とフィクションをあたかもノンフィクションのように「人間」を「超人」に仕立て上げていきます。


話の流れでその創られた「超人」を演じ続けなくてはならなくなった大山総裁。


晩年、最期の時、3人の娘は全員死に目には現れず、奥さんも医師から「今夜が……」と言われながらも、そそくさと家に帰る始末。

それでいて大山総裁の死後、「遺言状が気に食わない」「極真会館の支部長たちの対応が気に食わない」と周りを(マスコミも)巻き込んで暴れまわり、極真会館分裂の口火を切ります。

そして大山総裁の葬式の最中に遺骨を持って帰宅してしまうという暴挙をします。



ちなみに大山総裁の没後、お墓が出来るまでの約3年間、遺骨は練馬の自宅の押入れの掃除機の下敷きにされていたのを、複数の記者や弟子が目撃しています。


繰り返しますが、大山総裁はこれじゃあ死んでも死に切れないだろうなと。






哀れに思えて……






しかし、僕はある程度知っていたと思っていたんですけど、けっこう知らないことがありましたね。



ウィリー・ウイリアムズという怪物がいたんですけど、その人が極真の世界大会の準決勝で「片八百長」をするんですが、それはすでに決まっていた、その後のアントニオ猪木戦への布石で、それを仕組んだのは梶原氏だったこと。


猪木戦もアングル(プロレスの隠語であらかじめ筋書きができていること)でしたが、もちろんこれも梶原氏がプロモートした試合でした。


どういうことを演出したかったかというと、猪木戦で引き分けになったウィリーは極真の世界大会では決勝にすら行けなかった。


したがって極真は強いということをアピールしたかったんですね。



この梶原一騎氏と弟の真樹日佐夫氏が極真にどれだけのことをしたか……





まぁ、大山総裁や極真会を世間に知らしめたのも梶原氏なので、痛し痒しというか行って来いなんですけどね。





でね














この本を読んでいて、自分が忘れていたというかもうそんなの無いと思っていたんですけど、空手に対する僕なりの思いが沸々と再燃してしまいまして





その感情は止められないものとなり





実は







今日







再入会してしまいましたあせる









K1などのエンターテイメントショーに染まっていった極真は、僕が思っていた「武道極真」ではなかったんです。






ですから僕の思いは冷めていました。






しかし






その「ショー空手」と化したものを本来の武道としての極真に戻そうとしている、極真会館の前身の大山道場時代からの古参の方が団体を立ち上げているんですが、僕はそこにお世話になり、道場生の末席を汚すことと相成りました





いやぁ~



やってしまいましたね








僕にそんなたぎるものが残っていたとは……





てことでまたパー