私は、コロコロと将来の夢が変わる子どもでした。
幼稚園の頃は、アンパンマンが大好きだからパン屋さんになりたいと思ったり、プリキュアやセーラームーン、プリンセスにもなりたかったです。
小学校に上がると、美容師や漫画家、アイドルや医者、アナウンサーや弁護士など、いろいろな夢を見ました。
小学6年生の最後の図工の授業で、紙粘土で将来の夢を表す人形を作る課題が出た時は、ファッションデザイナーを作りました。
中学に上がってからもコロコロと夢を変えていましたが、中2の冬にあった「職場体験」という授業で、近所の幼稚園に体験に行った時、これだ!と思いました。
元気で明るくて、仲良く遊んだり喧嘩したり、泣いたり笑ったり怒ったりする子ども達を見て、「私は将来、教育に携わりたい」と思いました。
大学では教育学部に入ろうと決めて、教育学部への進学率の高い高校を受験校に選びました。
保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校…
その時はどの教育機関でも良かったです。
保育園や幼稚園の先生になったら、いつか自分が園長になって自分の園を開きたかった。
小学校以上なら社会の先生になって、吹奏楽部の顧問になってコンクールでいい成績を取ろう。
そう思っていました。
そして何より「子どもたちの気持ちを少しでも理解出来て、少しでも助けになれる先生になりたい」と強く思っていました。
私は中学校の頃から「先生」があまり好きではなくて、学校に行きたくないと泣いて打ち明けたあの日に「明日学校に来なかったら迎えに行く」と言われたことが、心に深く刺さっていました。
だから、私はそんなことは絶対言わないように。
学校に行きたくない子を、無理やり来させるんじゃなくて、学校に行きたくないと思う原因を取り除けるように。
わかりやすい授業をして、生徒の相談にはできる限り応じて、行事の時には一致団結できるクラスを作って、…
そんな先生になりたいと思いました。
そんな中、高校3年生になった私は不登校になりました。
高校の先生はみんな怖くて、なかなか相談は出来ませんでした。
3年間の担任の先生全員が、怖いのと、なかなかくせ者でした。
特に3年の時の先生は、言っちゃ悪いですが最悪の先生でした。
不登校だった私に夏休み前に「出席日数危なくなったら電話してあげるよ」と言って、夏休み後の文化祭に出席した報告に職員室に行くと「あ、そういえばもう留年だよ〜」と言ってきた人です。
伝わるでしょうか…自分で言った約束を守ってくれなかったんです。
と、そんなこともあり、私は完全に「先生」が信用出来なくなりました。
だから私は、学校の先生が信じられなくて相談できない生徒は絶対他にもいると思い、スクールカウンセラーになりたいと思っています。
学校に行きたくない。
家に帰りたくない。
どこにも居場所がない。
誰も信じられない。
そんな理由から、深く傷ついている子どもの、少しでも手助けになりたい。
一緒に悩みたい。考えたい。
そう考えています。
私の今の夢は、公認心理師の資格を取り、スクールカウンセラーになることです。
そのために今は、まず大学に入れるように勉強頑張ります。笑
長々と聞いて下さりありがとうございました!