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接触通知アプリ「COCOA」で不具合か、厚労省が案内

 厚生労働省は、接触通知アプリ「COCOA」で、陽性者として報告する手順で、発行されていない文字列を入れても「完了しました」という表示が出ると案内している。

 案内では、「処理番号の発行はしばらくお待ちください」と説明。陽性情報を登録する画面で、管理システム(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)から発行されていない処理番号を入れても、「完了しました」と表示されるという。ただし、陽性者として登録されることはない。

 19日に公開された「COCOA」は、現在プレビュー版(試行版)として提供されている。今回の案内は、いわばいたずら目的での報告を受け付けてしまう形だが、それでも陽性登録されないということで、実害はなさそう。とはいえ、処理番号の照会をしていない挙動のようにも思えるところで、今後の改善にも注目が集まる。

【追記 2020/6/19 21:46】
 厚生労働省結核感染症課によれば、今回の事象はあくまでもエラーメッセ―ジになるべきところ、正常に受け付けてしまったかのように表示してしまっていたという。処理番号の照会は行われており、その結果、虚偽の陽性報告をしたユーザーのスマートフォンからデータは送られていない。なお、不具合に出くわし、報告したい場合は、アプリ内やQ&Aにある問い合わせ先のメールアドレスか、開発者コミュニティのGitHubにある問題報告の掲示板(Issues)のどちらででも受け付けるとのこと。

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