携帯電話の通話に必要な「SIMカード」を名古屋の携帯電話販売店から騙し取ったとして、イラン人の男が逮捕されました。男は覚醒剤密売グループに携帯電話を提供していたとみられています。

 逮捕されたのはイラン国籍で、名東区に住む会社役員・アフシャージャワン・ユセフアリ容疑者(64)です。

 警察によりますとアフシャージャワン容疑者は去年12月、名古屋市内の携帯電話販売店で「電話を失くした」とウソを言い、「SIMカード」4枚を騙し取った疑いが持たれています。

 去年11月、警察は覚製剤密輸事件で携帯電話20台を押収し、一部がアフシャージャワン容疑者の会社名義で契約されていました。

 調べに対し、アフシャージャワン容疑者は「意味が分からない」と容疑を否認しています。

 警察はアフシャージャワン容疑者が不正に入手したSIMカードを入れた携帯電話を、覚醒剤の密売グループに提供していたとみて調べています。
(最終更新:2020/06/19 19:30)