To JPN: 日本DCで外国人さんが遊ぶ理由・困りごと

  この記事は日本DCで遊ぶ外国人プレイヤーさんの現状についてまとめたものです。先日公開した日本DCでの「困った」体験談記事("Note: The Main Issues in JPN DC")の内容を一部抜粋し、日本の方向けに補完しながら説明しています。リンクの記事では海外SNSのRedditにて募ったコメント詳細を記載しています。

  ここでは元記事を踏まえ、

  • 外国人プレイヤーさんが言葉の壁がある中で遊ぶ理由
  • その壁や他の原因がもたらす困りごと
  • 気にかけてもらえると助かること

  をご紹介していきます。
  この記事を通じて、「外国人だから」と理不尽に拒絶をしてしまうプレイヤーさんが少しでも減ってくれれば嬉しいです。

日本DCで遊ぶ理由

  • 日本人の友達を作りたい・日本語を勉強したいから
  • タイムゾーンの関係で日本DCが一番遊びやすいから

  「日本語を勉強したくて」という理由を聞くことはしばしばありますが、タイムゾーンの関係で、一部の人々にとって欧州・北米DCは遊びづらいという現状もあります。
  このブログの閲覧履歴を見ても、北米やヨーロッパ以上にアジアオーストラリアなど、日本とは比較的時差が小さな国からのアクセスが多く寄せられています。彼らが英語圏向けのDCで遊ぶのは 「夜勤のお仕事の人が早朝にログインする」 状態に近いのではないでしょうか。
  E言語=本来は欧州・北米DCで遊ぶ人たち、という認識は破り捨ててみてもいいのかもしれません。ゴールデンタイムを享受するには日本DCが適している、という人たちがいることを知ってもらえると幸いです。(そもそも最低限のマナーさえ守ればどこで遊ぶのも自由なはずなので、理由について語るのはナンセンスな気がしますが…。)

困りごと

ゲーム全般

  • E言語でCFに申請するとマッチングに長時間かかる
  • 日本語がわかっていても「E」の字を見ただけでパーティから即キックされる
  • DC間におけるゲーム内マナーの違いを知るのが大変

  上記が主に見られたお話です。以下で少しばかり掘り下げてみます。

  • E言語でCFに申請するとマッチングに長時間かかる

  これは私も北米サーバー(サブキャラ)で経験があるのですが、言語設定をそのDCに合わせないことには本当にシャキらない。日本サーバーで、外国人さんが同じように困っているのを見かけて、 「Jも言語設定に含んでみたら?」 と言ってみたところ、即シャキだったので「まさか」とサブを確認すると案の定「J」のみにチェックが入っていました。普段二時間経ってもマッチングしなかったアラルレが「E」申請ですぐにシャキり、色々と合点がいったことを覚えています。
  そもそもの母数が少ない言語設定の人たちが、同じコンテンツに同時申請するというのはもはや奇跡なのでしょう。そりゃあ「J」でも同時申請するよね…。

  • 日本語がわかっていても「E」の字を見ただけでパーティから即キックされる

  「言語がわかる」というのは、習熟度にピンからキリまであるので「どれくらいわかるのか」については不問にしたく思います。零式のような、攻略法などの前提条件認識・ことばによるコミュニケーションが必須のコンテンツを除けば、深い意思疎通をしなくても遊べるコンテンツがほとんどです。あまり例がないことだとは信じたいですが、ここまで極端な態度を取られてなお日本で遊んでくれるプレイヤーさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
  日本語がわかる外国人さんは、きっと日本人のプレイスタイルに寄り添う努力をしてきた人です。たとえ日本語がわからない人であっても、お互いが気持ちよく遊べるようにしたいという心に変わりはないはずなので、ルー○柴さんのように英日のちぐはぐなチャットを交わしながら楽しめるだけのおおらかな気持ちを持てるといいですね。(北米DCでは私の「J」を見てわざわざ定型文で挨拶をしてくれる人もいます。定型文使用だけでも思いやりが伝わってきて素敵!

  • DC間におけるゲーム内マナーの違いを知るのが大変

  その他、ロットルールの違いについて触れられていました。
  「コンテンツ内でのタンクの立ち位置はこうあるべき」「BアラのタンクがMT」「ロットは左から取りぬけ」など、日本独自ともいえる暗黙の了解が多数あるのは事実です。ただ、これらの情報が網羅されているウェブサイトは調べてみた限り即座には見当たらず、それぞれのルールについてRedditやロドストなどのSNSで紹介・議論されるにとどまっています。(このブログがその網羅サイトになれるように頑張りたいデス。)
  つまり外国人さんが、ゲーム内で違和感にぶつかる前に日本ルールを知ることは難しいという結論に至ります。若葉さんも、ネットで調べたりトライ&エラーを重ねて少しずつゲーム内の常識を覚えていくわけですし、外国人プレイヤーさんに対しても「こうするといいよ」を必要に応じて伝えてくれる人が増えるとお互いの益になると思います。

零式関連

  • 日本語マクロの英訳がなかなか見つからない
  • 日本DCでは一つの攻略法に絞ってしまって、ギミック対処の調整をしてもらえない
  • 日本人は他人のミスや改善点を指摘したがらない
  • 見たことがないマクロがあったので、質問をしようとした瞬間に蹴られた
  • 日本語で募集を書いても、「E」を見ただけで去っていく人もいる
  • 日本語のマクロを使うけれど、聞かれない限りは英語を話さないようにしている(外国人であることを隠す)
  • マクロに則って役職や持ち場を決めることになるけれど、そのためには日本語を流暢に話せなければならない
  • まだ確立されていないマクロや攻略方法については、日本語と英語との両方をきちんと理解できていないと話し合うことができない。定型文やかんたんな日本語を知っているだけでは難しい
  • JP only募集(そもそも参加の余地がない)

  内容が被るものについては、以下でまとめて記載し考察しています。

  • 日本語マクロの英訳がなかなか見つからない

  日本での大手攻略動画配信者さんがいるように、英語での大手配信者さんもいらっしゃいます。なので英語でのエンドコンテンツの基本的な予習はバッチリなのです。、検索してみたところ日本語マクロの英訳についてはあったり無かったりするようです。
  同じ層のマクロであったとしても、毎回同一のマクロを見ることは少ないかと思います。なので日英どちらかの人が攻撃名や基本的な用語(「stack=頭割り」「clockwise=時計回り」のようなもの)の英日の単語を知っていれば、予習で知った攻略の流れに照らし合わせて「こうすればいいんだ!」をわかってもらえるのではないでしょうか。欲をいえば「○○式」のような、有名な攻略法を外国人さんに知ってもらう機会があれば更にスムーズにコンテンツに挑めるのですが、予習一つですら大変なのにこんな重荷を押し付けてしまうのは気が引ける思いです。(当ブログでは過剰な予習が不要となるように、拙いながら日本独自の攻略法の説明を付け加えたマクロ翻訳を心がけています。)
エデン零式のマクロと英日攻撃名はこのブログでも紹介していますので、外国人さんとマッチングしたときにでも拾っていただければ微力ながらお助けができるかもしれません。

  • 日本DCでは一つの攻略法に絞ってしまって、ギミック対処の調整をしてもらえない

「もっと効率のいい方法があるのに」 というお話でした。確かに野良でも「この対処法以外ではギミックをこなせない」というチャットを見ることがあります。他のDCだと攻略方法の相談が日本よりも多くなされているようです。
  「自分の得意な攻略法を優先したいなら、募集を使うのがいい」という意見も寄せられていたため、これはどちらかというとRFで散見される事柄なのでしょう。多数派のやり方に倣うのがスムーズである、けれど最善策ではないかもしれないという意識だけは持っていてもいいのでしょう。

  • 日本人は他人のミスや改善点を指摘したがらない

  この人はこうするといいだろうになあ、と思うことは誰しも少なからずあると思います。この他、「日本人は挨拶以外、無言の傾向がある」 というコメントも寄せられていました。ぐうの音も出ません。
  日本DCにおいて他人のプレイについて口を出すのはご法度であるかのような現状があるのは既知の事実です。「指摘を受けること=人格否定」 のように感じてしまいやすい文化と、それにより理不尽な通報を受ける可能性があることで、「こうするともっといいよ!」が気軽に言えないのは残念でなりません。
  また挨拶をした以降はなかなかチャットの機会がないですよね。ハプニングでもあれば断末魔の叫びくらいは上げるのですが、それも沈黙で返されることがしばしば。頻度は人それぞれですが、会話の頻度の高さでいえば北米DCの方がはるかに上です。アライアンスが違ってもお互いに名指しで冗談を言い合う世界なので、その空気に慣れている人からすれば日本のコンテンツは静かすぎるのかもしれません。
  外国人のプレイヤーさんの有無に関わらず、余力があればちょっと冗談を織り交ぜても楽しいはずです。私はよく「なんやて工藤」と言ってスルーされています。(最終的にそっとMIPをくれる優しい人ありがとう。)

  • 見たことがないマクロがあったので、質問をしようとした瞬間に蹴られた
  • 日本語で募集を書いても、「E」を見ただけで去っていく人もいる
  • 日本語のマクロを使うけれど、聞かれない限りは英語を話さないようにしている(外国人であることを隠す)
  • JP only (そもそも参加の余地がない)

  これらは日本DC内の「E」言語に対する偏見によるものですが、日本人と外国人さんどちらの気持ちもわかる気がします。母語ですら人とのやりとりには気力を使うんですから、時間が限られている中で外国語が相手となると難しいですよね。しかし一方で外国人であることが理由で、日本のコミュニティの輪に入る機会すらもらえないのも辛いだろうことは想像ができます。

  おそらくこの偏見の根底には 「チャットへの反応が(言葉の壁などの原因で)うかがえず、コンテンツ中のやりとりにも支障が出て、見てみると『E言語だった』」 のような積み重なりがあって、現在のような外国人プレイヤーさんにとって少しばかり肩身の狭い状況ができあがったのだろうと推測できます。
  直接の悪態をつく人はさておき、ことばが違っても 「話そうとする努力」 の姿勢を見せてくれる人には、こちらも誠意をもって対応するのが素敵だなあと思います。
  とはいえ、多忙な中での零式攻略ですから、「時間がない!」という場合は外国人さんとご一緒するのをやんわりとお断りするのも仕方ないときがあるのは否定しません。ただパーティ全体に余裕があるときには、エンドコンテンツを通し て言語を「超える力」 も養いたいなと思える人が出てきてくれるのを願うばかりです。
  英語が・日本語が苦手なのはきっとお互い様なので、双方の言語力や予習状況をみながら一緒に攻略していけるかどうかを相談できる世界なら嬉しいです。そうすれば、外国人であることをひた隠しにする忍者のようなスキルも必要なくなるのですから。

  • マクロに則って役職や持ち場を決めることになるけれど、そのためには日本語を流暢に話せなければならない
  • まだ確立されていないマクロや攻略方法については、日本語と英語との両方をきちんと理解できていないと話し合うことができない。定型文やかんたんな日本語を知っているだけでは難しい

  零式では高度な言語運用能力が必要なときもある、という認識ですね。「確立されていない攻略法」に関していえば、それこそ日本人側か外国人側かのいずれかがバイリンガル並でなければ、攻略における相談は難しくなるかもしれません。「定型文やかんたんな日本語」だけでは通用しない、深い意思疎通が必要になる場合も多いですから。その点では、日本DCで遊ぶ外国人プレイヤーさんにとって実装直後のエンドコンテンツの難易度は 「絶」ですね。
  ただ先述の通り、既に広まっている攻略方法に関しては英日での対照が可能です。外国人さんが日本語のパーフェクトレジェンドにならなくても、このブログや他のサイトからマクロや攻略方式の日英対訳などを利用してもらえるといいなと思います。

まとめ

  • タイムゾーンの関係で日本DCを選ぶ人もいる
  • マッチング時間の都合上「J」にもチェックを入れざるを得ない
  • ウェブ上に日本の暗黙の了解や独自ルールを知るためのソースがほとんどない
  • 「E言語」への拒絶が垣間見える
  • 定型文システムでは到底かなわない深いコミュニケーションの必要性に直面する

  ここまでが主な状況です。まとめということで、大きく上記のように集約してみました。

  リストとしての紹介からは外しましたが、 「ほとんどの日本人は人を罵ることがないけれど、そこには確かに『E』への偏見が存在する」 という意見も受けました。外国人さんが「E」言語として槍玉にあげられることが少なからずある理由は、お互いの言語スキルに起因することはもちろん、コンテンツやチャット上で日本DCの常識とは少し違った行動を見せる人を見かけて「E言語だ!」と気付く場合があるからなのでしょう。
  当人は悪意があるわけではなく、そもそも暗黙の了解が存在することすら知らない可能性も高いのです。それを念頭に入れておくだけで「『日本人はこの方法を取ることが多いよ』と伝えてみよう」だとか「普段とはやり方が違うけれど、まあいいか」など思考に選択肢が生まれます
  日本人同士であっても、中には相容れない相手がいます。外国の人だから目立つだけで、プレイヤーさんの多くはただただ一緒に楽しく遊びたいだけの人たちです。言語という枠に押しはめた群ではなく、個として大切にし合える空気をつくっていけたらと思います。

  そのために日本人側としてできるサポートとして

  • まずはちぐはぐでもいいから、少しお話をしてみる
  • 外国人プレイヤーさんに、日本人方式を伝えてみる
  • 逆に日本人方式をいったん「3,2,1,ポカン!」する
  • 必要に応じて、日本の攻略法や用語を記載したウェブサイトを紹介する
  • 逆に自分がそれらから英語圏の情報を仕入れる

  などが挙げられると思います。最後の項目はちょっと労力がかかるけれど、英語圏でも遊びたい人にはチャット上の理解できる内容も増えてメリットだらけです。
  難しいことばっかりじゃ! って人は、余力を裂けるチーズのように少しだけ千切ってコミュニケーションをとってみるだけでも、その日一日が楽しくなるくらいに新鮮な時間を過ごせるかもしれません。

  海外の方からいただいたコメントの中には、日本DCでの苦い思い出だけでなく「日本人が一緒だと遊びやすい」「大半の人は親切」などの肯定的なお話も含まれていました。同じゲームを通じて、言葉の壁が取り払われる瞬間を共有できるのはとても嬉しいことですね。

  この記事で伝えたいことは、「無条件に外国人プレイヤーを受け入れて欲しい」ということではありません。外国人のプレイヤーさんの遊ぶ環境がどんなものなのかを知ることで、「理不尽に拒絶をしないでほしい。(そしてあわよくば液晶の中で気軽に異文化交流をしてほしい)」という思いです。
  日本人・外国人プレイヤーさん両方の歩み寄りが、FF14をさらに盛り上げる一助となってくれればとても喜ばしいことです。

オススメ参考サイト

  現在はまだ少ないですが、今後じわじわと追加していきます。

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