チャートで見る
世界の感染状況
新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの世界の感染状況はどうなっているのか。18日に確認された感染者は18万人を超え、1日あたりの感染者数では過去最多だった。ブラジルなどの中南米が約9万人と半数近くを占めている。感染状況をチャートで見る。
2020/6/19 10:45 最終更新
感染者の多い国
国別の
累計感染者数の増加ペース
- 米国
- 日本
- ロシア
- イタリア
- 英国
- 中国
- ブラジル
人
100人を超えてからの日数
国別の累積感染者の増加ペースを見てみる。横軸は累計感染者が100人を超えてからの日数を、縦軸は累計感染者数を示す。縦軸は100、1000、10000と数が10倍ずつ増える対数目盛りにした。傾きが増加のペースで、垂直になるほど増加は速く、水平に近づくほど遅い。イタリア、米国はペースが落ちるなか、ブラジルは拡大が続いている。
国別の
累計死者数の増加ペース
- 米国
- 日本
- ロシア
- イタリア
- 英国
- 中国
- ブラジル
人
10人を超えてからの日数
国別の累積死者の増加ペースはどうなっているか。横軸は累計死者が10人を超えてからの日数を、縦軸は累計死者を示す。縦軸は10、100、1000と10倍ずつ増える対数目盛りにした。死者が10人を超えてから1000倍の1万人に到達するまでの日数は英国(32日目)、米国(32日目)、イタリア(33日目)だった。ブラジルは50日目に1万人に達した。
国別の
新規感染者数
- 米国
- ロシア
- ブラジル
- イタリア
- インド
- 中国
万人
1日あたりに確認される感染者数を国別に見てみる。足元ではブラジルの拡大が目立ち、2~3万人台が多くなっている。米国は一時2万人を下回るまで減ったが、再び2万人を超える日も出てきた。インドは徐々に増え、6月12日以降は1万人を上回っている。
国別の
新規死者数
- 米国
- ロシア
- ブラジル
- イタリア
- インド
- 中国
人
1日あたりに確認される死者数を見てみる。感染拡大が続くブラジルでは1000人を超える日もある。ピークを超えた米国でも、なお数百人規模の死者が確認されている。インドは6月17日に過去に集計できていなかった死者が判明し、1度に2003人を計上した。中国は死者数を訂正した4月17日が突出し、5月18日から0人が続いている。
国別の
累計感染者数
- 0
- 10
- 100
- 1000
- 10000
- 100000
人
国別の累計感染者の数をヒートマップで見てみる。赤色が濃いほど人数が多いことを示している。世界最多は米国で、ほかの国と比べて色が変わるスピードが速く、6月10日には累計感染者が200万人を超えた。ブラジルは16日に90万人、ロシアが50万人をそれぞれ超えた。
国別の
累計死者数
- 0
- 10
- 100
- 1000
- 10000
- 100000
人
国別の累計死者の数をヒートマップで見ると、米国やイタリアで赤色が濃く、多いことを表す。世界最多の米国は5月27日に10万人台になり、6月6日時点で11万人を上回った。ブラジルは11日に4万人を超えた。ロシアは7000人台で、欧米には「過小報告」との見方がある。日本は4月22日に韓国を上回った。
国別の
感染している人※累計感染者 ー (回復者 + 死者)※の数
- 米国
- ロシア
- ブラジル
- イタリア
- 中国
万人
感染している人の数を国別に見てみる。感染している人は、累計感染者から回復者と死者を引いた人数。世界最多の米国は5月22日に前日から3万人減ったが、再び増加し続け、足元では140万人を超えた。ブラジルは6月18日に40万人を上回った。中国は北京市で感染者が急増しており、再び増加に転じている。
国別の
致死率
(6月16日時点)%
致死率は、感染者のうち亡くなった人の割合を指す。感染者の急増で医療現場が対応できず、死者が出るケースが目立つ。6月16日時点で見ると、日本は5%超と、ブラジルやドイツを上回っている。各国の検査方針で感染者数も左右されるため、致死率が実態を完全に表しているわけではない。
国別の
人口10万人あたり感染者数
(6月16日時点)人
6月16日時点の人口10万人あたりの感染者数を見ると、米国が600人を超えた。スペインは500人台。感染者の急増が続いているブラジルはイタリアを上回った。日本は14人で中国の2倍超にあたる水準だが、韓国よりは低い。
アジア
アジアの
累計感染者数の増加ペース
- 中国
- インド
- 日本
- 韓国
- シンガポール
- 台湾
- ベトナム
人
100人を超えてからの日数
アジアの感染者はどのようなペースで増えているのか。横軸は累計感染者が100人を超えてからの日数を、縦軸は累計感染者数を示す。縦軸は10倍ずつ増える対数目盛りにした。傾きが増加のペースを表す。中国は武漢閉鎖前の1月19日に100人を超え、14日目に100倍の1万人を超えた。インドは31日目で1万人に、66日目で10万人に到達。足元でも約2週間で倍増するペースを保つ。シンガポールは1000人の到達日数は日本より4日遅かったが、その後に増加ペースを速め、69日目で2万人を上回った。台湾とベトナムは早くから傾きが水平に近くなった。
アジアの
累計死者数の増加ペース
- 中国
- インド
- 日本
- 韓国
- シンガポール
人
10人を超えてからの日数
アジアの累計死者の増加ペースを国別に見てみる。横軸は累計死者が10人を超えてからの日数を、縦軸は累計死者数を示す。縦軸は数が10倍ずつ増える対数目盛りにした。傾きが増加のペースを表す。中国で急速に死者が増えた様子が見える。インドは100倍の1000人に到達する日数は中国よりも2週間余り遅かったが、その後の増加ペースは速く、57日目で中国を上回った。シンガポールは感染者数が拡大する一方、死者の増加ペースは遅い。日本も増加ペースが鈍り、水平に近くなった。
アジアの
新規感染者数
- 0
- 1
- 10
- 50
- 100
- 250
- 500
- 1000
1日あたりに確認される新規感染者の数をヒートマップで見てみる。赤色が濃いほど人数が多いことを示す。伸びが著しいのはインド。6月12日以降は1万人超が続いている。隣国のパキスタンも6000人を上回る日がある。途上国では感染者をきちんと把握できているのか懸念もある。
アジアの
新規死者数
- 0
- 1
- 10
- 20
- 30
- 40
- 50
- 100
1日あたりに確認された新規死者の数をヒートマップで見てみる。インドやパキスタン、インドネシア、バングラデシュで死者が比較的多く出ている。インドは6月11日以降、300人超が続く。パキスタンも100人を上回り、次第に赤色が濃くなってきた。シンガポールなど一部を除いて医療体制が整っていない国が多く、対策が追いつかずに亡くなってしまうリスクもある。
世界全体
世界全体の
新規感染者数
- アジア
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
- その他
万人
WHOの集計で1日あたりに確認された新規感染者数を見てみる。6月18日は世界全体で過去最多の18万1232人だった。地域別で最も多かったのは中南米で、9万人近い感染者が確認された。4月上旬に欧州や北米の感染爆発がピークを迎えて緩やかな減少傾向にあったが、5月に入ると中南米やアジアで感染が広がった。
世界全体の
新規死者数
- アジア
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
- その他
人
1日あたりの死者数を見てみる。6月18日は5245人だった。中南米だけで2500人を超える死者が確認された。世界全体の死者は4月上旬にピークを一旦越えて5月19日には2000人台まで減った。その後、ブラジルなど中南米の死者が増え、足元では3000~5000人程度で拡大している。5月5日、26日、6月5日は各国の数値修正などでデータが不整合になり、欠損している。
世界全体の
累計感染者数
- アジア
- ヨーロッパ
- 北米
- 中南米
- その他
万人
WHO統計で世界全体の累計感染者は6月18日時点で824万人。地域別では欧州が220万人超で最多となっている。6月2日には中南米も100万人を超え、足元では170万人を上回っている。感染拡大の中心地がアジアや南米に移り、欧州・北米地域の割合が少しずつ低くなっている。
世界全体の
感染者、回復者、死者の数
- 回復した人
- 死者
- 感染している人
万人
米ジョンズ・ホプキンス大学のデータをベースに、感染している人、回復した人、死者の数を見てみる。感染している人は、累計感染者数から回復者と死者の人数を引いて計算した。感染者はまず中国で増え、2月中旬にいったんピークを迎えた。3月からは欧米で拡大。5月に入ると、中南米やアジアなどの新興国にまで広がった。回復者も増えているものの、感染している患者数が増え続けている。