この世はいたるところに
ルサンチマンが存在しています。
とくに顕著に表れているのは
ドラマや漫画、小説などに出てくる
”お金持ち”の方の人物像です。
仲間を大事にしなかったり
傍若無人だったり
自然の美しさを忘れていたり。
お金持ちは
そんな風に”悪役”として
描かれることが多いのですが
実はキリスト教でも
”お金持ち”を”悪”として
表現されています。
新訳聖書(マタイ19章)に
こんなことが書かれています。
””金持ちが天国に入るのは、
ラクダが針の穴を通るよりも難しい”
哲学者のニーチェは、
金銭の欲を悪と見立て、貧困状態を善と考える
キリスト教を批判するためにルサンチマンという
言葉を著書に記しました。
ルサンチマンについては、
ニーチェの”アンチクリスト”で
詳しく書かれています。
ただ、過激な表現があまりにも多いので
キリスト教やユダヤ教、イスラム教の方は
読まないほうがいいと思います。
ちなみにこの本でニーチェは、
仏教のことは大絶賛しています
現代語訳版がとても分かりやすいので
興味がある方は是非!