石橋、最終回で1985年を語る「シナトラと握手しているとき、槇原は3連発打たれていた」
3月16日(月)、23日(月)放送『石橋貴明のたいむとんねる』
石橋貴明がゲストと共にさまざまな分野を掘り下げてきたフジテレビ『石橋貴明のたいむとんねる』。
3月16日(月)と23日(月)は、古田新太とIKKOをゲストに迎え「勝手に語り継ぎたい 俺たちの1985」と題し、1985年にスポットを当てた。
1985年は、石橋が「石橋貴明史上、最もアツく、ターニングポイントになった年」と語る一年。
「ちょっといい役をやりだした年」と言う古田新太、「少しメークを始めたころ」と語るIKKOと共に、1985年の主な出来事をまとめた年表をもとにテレビ、ラジオ、音楽、CM、プロ野球、個人的No.1事件の6つの部門で熱く語った。
<テレビ部門>
まずは4月1日にスタートしたフジテレビの夕方の生放送バラエティ番組『夕やけニャンニャン』の放送開始が話題に。「おニャン子」メンバーでは“誰派”だったかという話で盛り上がった。
古田:僕は横田睦美ちゃんが好きだったんですけど。
石橋:えぇ~!意外なとこ行きますね。
古田:はい、それみんな同じ反応されました。
IKKO:(笑)。
古田:「お前、おニャン子で誰が好き?」「俺、横田睦美」「え~!マジ入ってない?」
石橋:(笑)
古田:「本気で付き合おうとかしてない?」って。
杉原:IKKOさんは?
IKKO:私はね、新田恵利ちゃん。女子目線から言うとかわいいな~って。
当時の映像が流れると「よくこの映像持ってきたね!」と石橋も懐かしそう。横田の映像にも「ね、かわいいでしょ?付き合えそうじゃん!」と古田が言うと「親近感がね」とIKKOも納得していた。
IKKOは、この番組をきっかけに「(手の届かない)アイドルの時代から、親近感(のあるアイドル)にシフトした年だった」と振り返る。すると「(おニャン子メンバーは)半年もするとこれ(天狗)になってました」と石橋から暴露も。
また4月17日の『夜のヒットスタジオDELUXE』へのとんねるず初登場の思い出も。その日はフランク・シナトラが出演する日で「シナトラが来なかったら歌わせてあげる」と呼ばれたそうで、スタジオに現れたシナトラに派手な衣装で握手を求め、「(司会の)井上順さんにスゲェ怒られた」のだそう。そのときの映像を石橋は「息子を見るようですね」と振り返った。
<ラジオ部門>
1985年10月11日には「とんねるずのオールナイトニッポン」がスタート。当時24歳のとんねるずが中島みゆきやビートたけしと並んで抜擢されたことを振り返ると、古田も「(その数年後に)26歳で上京したのは、オールナイトニッポンに出るためだった」とラジオの思い出も明かした。
<音楽部門>
石橋はとんねるずの5枚目のシングル「雨の西麻布」、古田新太はアン・ルイスの「六本木心中」、IKKOはチェッカーズの「あの娘とスキャンダル」を1985年の思い出の曲に挙げる。
石橋:「六本木心中」は俺たち(とんねるず)が出てた『トライアングル・ブルー』っていう深夜ドラマのエンディング曲。
古田:へぇ~。
石橋:だからアンちゃんによく言われましたもん。「貴明と(木梨)憲武のおかげでこの曲売れた」って。
さらにチェッカーズの「あの娘とスキャンダル」は、『夕やけニャンニャン』のオープニングテーマだったこともあり、古田から「この3曲全部とんねるずがからんでるんですね」と驚きの声が上がる。
1985年のヒット曲をメドレーで振り返ると、石橋がオフコースの「call」のレコーディングを見学に行っていたと話す。
石橋:僕ね、小田和正さん以外全員(オフコースと)仲良くて。
古田:なんで小田さんは?
石橋:小田さんはお笑いとかそういうのあんまり好きじゃないんだよね。ほかのメンバーはお笑い好きで。秋元(康)さん経由で紹介してもらって夜中にネタをやらされたことある。
IKKO:(笑)
石橋:それで「レコーディングやってるから遊びに来いよ」って。
古田:へぇ~。
「歌っていいよ」と「call」の石橋貴明バージョンを録音したテープをもらって帰ったが、帰りがけに小田から「石橋くん、今度草野球やろう」と誘われたエピソードを明かしていた。
<CM部門>
俳優やモデルを起用していた資生堂が、当時人気急上昇中のとんねるずを起用したことで話題になった「メンズムース」のCMも振り返る。このCMをきっかけに、3ヵ月の間になんと10本のCM契約が舞い込んだという。
<プロ野球部門>
4月17日「巨人対阪神戦」巨人の2点リードで迎えた7回裏、巨人のピッチャー槇原寛己が、阪神のランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布にバックスクリーン3連発打たれたという伝説のゲームが。石橋は「ちょうどフランク・シナトラと握手してた頃、槇原は3連発打たれてた」と振り返った。
<個人的No.1事件部門>
石橋は個人的に一番記憶に残っている出来事について、深夜番組『オールナイトフジ』でとんねるずのシングル曲「一気!」を歌唱中に、1500万円のカメラを倒した伝説の事件を挙げ、この事件をきっかけに「カメラマンが寄ってこなくなった」とぼやいた。
テンションが上がってカメラを転倒させるまでの映像も公開し「35年経ったから言うけど、これ歌ってる時、×××してました」と言い訳して「35年経ってもオンエアできませんよ!」と杉原アナから厳しめのツッコみを受けていた。
そのほかにも流行っていたDCブランドの思い出、アントニオ猪木対アンドレ・ザ・ジャイアントの試合やプロレスにハマった話、「聖輝の結婚」と騒がれた松田聖子と神田正輝の結婚、アニメ『タッチ』が始まったのも1985年と話題は尽きぬまま「またいつかお会いしましょう」と『石橋貴明のたいむとんねる』の最終回の幕を閉じた。