東京都練馬区は新型コロナウイルスの感染拡大対策の一環として、介護や保育など生活維持に不可欠な「エッセンシャルワーカー」を対象に「特別給付金」を支給する。国による緊急事態宣言の期間中に介護や保育のサービスに従事した場合、職員1人につき2万円を所属する区内の事業所に一括で支給する。
4月7日~5月25日の緊急事態宣言の発令中に継続してサービスを提供した事業所が対象。事業所数は介護分野約1000カ所、障害者分野約200カ所、子ども分野約400カ所で、従事者の総数は約2万4000人としている。
エッセンシャルワーカーに対する同様の給付金制度はほかの自治体にもあるが、練馬区によると、保育所や幼稚園といった子どもを預かる従事者への支給は東京23区で初めてという。