朝鮮日報

【独自】慰安婦被害者の通帳から消えたカネ…理由を尋ねるや休養施設長は土下座

 ソンさんは銀行から休養施設に戻った後、2階でCさんと改めて話した。その席でCさんはソンさんに対し、「所長名義ではなく、母(吉さん)名義の通帳の内訳を確認したい」と告げた。すると、ソンさんはため息をつき、吉さん名義の通帳2冊を持ってきたという。一つは政府の補助金が入金される農協銀行の通帳、もう一つは郵便局の通帳だった。Cさんは「通帳を見て震えた」と話した。Cさんによれば、吉さんは政府とソウル市から毎月約350万ウォンを受け取っていた。Cさんは「(そのお金を何者かが口座から)全て引き出していた。2000万ウォン、400万ウォン、500万ウォンというように下ろされていた。通帳を見てつらかった。本当に慰安婦被害者で金もうけしていたのだなと思った」と振り返った。

 Cさんは通帳を見た後、ソンさんに対し、「母のお金がどこに使われたのか知りたい」と迫った。すると、ソンさんが突然土下座したという。その際、1階で夫のHさんが「お母様が疲れているように見えるので早く帰ろう」と言って2階に上がってくると、ソンさんは立ち上がったという。Cさんは「所長、そこを説明してください」とだけ言い残し、休養施設を去った。

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