新型コロナウイルスの感染を15~30分で判定する抗原検査を巡り、厚生労働省は16日、発症2日目から9日目の患者であれば陰性の結果が出ても、さらにPCR検査を受ける必要はないとの指針を発表した。この期間内なら陽性でも陰性でも抗原検査のみで診断を認める。
抗原検査は検体採取から短時間で結果が分かる利点があるが、PCR検査に比べて精度が劣り、厚労省は、判定結果が陰性でもPCR検査で再確認する必要があるとしていた。
しかし抗原検査の精度を詳しく調べた結果、ウイルス排出量が多い発症2日目から9日目であればPCR検査との一致率が高く、信頼できると判断、検査指針を変更することとした。
抗原検査はインフルエンザで広く使われている簡易検査キットと同様の仕組みで、ウイルスのタンパク質(抗原)を狙ってくっつく物質を使用する。厚労省は5月13日、臨床検査薬メーカー「富士レビオ」(東京)のキットを承認した。(共同)