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米デュポン、電子材料部門の売却を検討-関係者

  • 半導体やディスプレー用材料に特化する部門の戦略的選択肢を検討
  • アドバイザーと協力-売却やスピンオフなどが選択肢

米化学メーカーのデュポンは、半導体やディスプレー向けの材料を手掛ける部門の売却を検討していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  デュポンはアドバイザーと協力して「エレクトロニクス・アンド・イメージング」部門の売却やスピンオフ(分離・独立)などの戦略的選択肢を検討している。また、「リバース・モリス・トラスト」方式による他社との合併も検討している。同関係者は情報の非公開を理由に匿名を条件に話した。

  同関係者によると、最終決定は下されておらず、 デュポンが同部門を維持することを選ぶ可能性もある。デュポンの担当者はコメントを控えた。同部門は半導体やライトアップディスプレー、センサーなどに使われる材料を専門に扱っている。

  デュポンは先月、食品添加物・原料の製造を手掛けるニュートリション事業を米インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)に262億ドル(約2兆8900億円)で売却する合意に達した。

  16日の米株式市場で、デュポン株は一時2.2%上昇。

原題:
Dupont Is Said to Explore Divestiture of Electronics Unit (1)(抜粋)

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