東京0.6%、東北6県0.4%陽性…抗体検査1000人実施[2020/05/15 09:12]
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国の研究班が実施していた新型コロナウイルスの「抗体検査」で、加藤厚生労働大臣は東京都で0.6%、東北6県で0.4%が陽性と判定されたことを明らかにしました。
血液を調べる抗体検査では、感染者と感染したことがある人が陽性と判定されます。厚生労働省の研究班は先月、日本赤十字社に依頼して東京都と東北6県で献血に来た合わせて1000人を対象に実施しました。複数の検査キットの性能評価と感染状況の確認が目的でしたが、東京都で献血した500人のうち3人、東北6県で献血した500人のうち2人がいずれかの検査キットで陽性と判定されました。一方で、去年1月から3月の血液で抗体の有無を調べたところ、500人中2人が陽性と判定されていたということです。加藤大臣は「偽陽性が一定程度含まれていると考えることが自然で、この少人数の検査をもって抗体保有率に言及するのは適切ではないと専門家から指摘された」と述べました。厚労省では来月から1万人規模に拡大した抗体検査を実施する方針です。