――ブログで飯を食っていくことは、ほぼ不可能です。
もしもあなたがブログで稼ぐことに興味があって、ある程度調べたならば上記のような言葉を目にしたことも少なくはないだろう。
正直これは一理あると思う。というのも、なんだかんだで市場はまだそこまで大きくはないし、将来的にこの分野で食い続けられるだろうかと考えるとたぶん無理だ。
そしておそらく、今ブログで収入を得ている人ですら、将来的に食い続けることは厳しいと考えているのではないだろうか。
であるからこそ、既にプロブロガーとして有名な彼らはブログカレッジやらブログ塾やらトマト農家やらなんやらの別事業を展開して、収入源を分散してリスクヘッジを取っているのだ。
ではなぜ、私はこの業界に参入したのか?
それは、市場の小ささを圧倒的に上回るほどのライバルの少なさに目をつけたからだ。
ブログ業界における需要と供給とは?
商売というのは、基本的には需要と供給である。需要が少なくとも、供給者がほかにいなければ自分の一人勝ちになることは当然のことだ。
「ライバルが少ない? いやいや冗談きついよ。いっぱいいるじゃない」と、既にその業界にいる人は思うかもしれない。だが、それはあなたがその業界に身を置いてるからそう感じるだけだ。
実際、まだまだ「プロブロガー」という言葉や、「ブログでお金を稼ぐこと」について、一般的な認知度はそう高くない。
一歩ブログ界隈(つまり内輪)から外に出れば、「え? ブログで稼ぐって何? どうやってんの? それで食っていけんの?」と質問されるケースのほうが遙かに多いだろう。
また、今いる同業というのも、あくまで小遣い稼ぎや副収入、副業としての位置づけで運営している人が大半であり、本業として一般的なサラリーマンがフルタイムで働くほどの時間(ここでは1日辺り10時間程度と仮定する)を費やしている人は、ほぼいないといっていいだろう。
つまり、本業としてまじめに取り組んでいる人に限って言えば、実のところライバルがものすごく少ない業界であることが言える。
そして前述の通り、ライバルがいなければいないほど稼ぎやすい。それがすなわち商売であり、ひいては経済というものだからだ。
マネタイズに対する位置づけの差
また、ブログで稼げるか稼げないかを語るに辺り、「ブログ単体で稼げるか」という視野で考えている人と、
「ブログはもとより、ブログを導線にしてそこから派生する事業への展開のしやすさも考えた上で総合的に稼げるかどうか」について述べている人とでは、当然意見も食い違ってくるだろう。
なるほど確かにブログ単体ではあまり稼げないかもしれない。だが、ほかの事業への展開のしやすさといった点ではどうだろうか?
――たとえばライターや作家、あるいはウェブディレクターやウェブマーケティング、プログラマーといった職業に就くにあたって、ブログで稼いだ経験はかなり有利であると言えるだろう。
また、最初の方で述べたブログカレッジやブログ塾といった稼ぎ方もできるし、基本的にはPV(=知名度)があるので、何かしらの商品を作って売る際にもブログというメディアを持っていることは大変有利に働くこととなるだろう。
そう、ブログという媒体、あるいはそれを運営していくにあたって得られるスキルというのは、様々な職種・商売に対して応用の利きやすいものなのだ。
それを踏まえた上で、多角的な視野で考えた上で自分にとってブログを本格的に運営することは有意義であると判断するに至ったのだ。私は。
もしもあなたが、ブログ単体で稼げるかどうかという視点で考えていて、今現在うまくいっていないのであれば、視野を広げてみてはいかがだろうか。
何百、何千と記事を書いた経験はきっとあなたのスキルとなっているし、月に何十万人もの人間が訪れるあなたのブログは、既にファンを獲得できていることが考えられる。きちんとマネタイズさえすればもっと稼げるようになるだろう。
↓ブログ、やってみようかな? と思ったら合わせて読みたい!