フジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラー・木村花さん(享年22)が番組での言動に対する誹謗(ひぼう)中傷を苦に自殺したとみられる問題で、花さんの母で元プロレスラーの響子さん(43)が31日、ツイッターで「なにかを 恨まないでください」と訴えた。
響子さんはこの日、「皆さんに お願いがあります」とした上で「どうか 花のことでご自分を責めないでください 他の誰かを 責めないでください なにかを 恨まないでください ヘイトのスパイラルを止めてください もうこれ以上こんなことが起こらないように 花が望んだやさしい世界に 少しでも近づけるように」とつづった。
現在、花さんについてはネットで誹謗中傷した者、番組を制作したフジテレビや制作会社、かばいきれなかった共演者らの責任を問う声が相次いでいる。響子さんのツイートは、それらの流れ全体を指すものとみられる。
響子さんは番組のスタジオメンバーで、別番組で自責の念を語った山里亮太(43)にも共通の知人を通じて「元気だった頃の花をずっと忘れないでいてください」と言葉を送っている。
また響子さんは30日に都内で営まれた花さんの葬儀についても報告。生前の花さんの写真とともに「本当にかわいい顔をして寝ていたのですべてが嘘みたいで実感がありません」「これからもずっと花を愛してあげてください」と呼びかけた。