電脳筆写『 心超臨界 』

才能ある者はだれも射ることのできない的を射抜く
天才はだれにも見えない的を射抜く
ショーペンハウアー

不都合な真実 《 横田家がメディアに求めた猛省 》

2020-06-11 | 05-真相・仕組み・技術
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香港デモ1年 国際社会の圧力絶やすな――産経新聞
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「マスコミも、イデオロギーに関係なく、この問題をわがこととしてもっと取り上げてほしい」。めぐみさんの弟、拓也さんはこう訴えた。何の罪もない少女が外国に無理やり拉致され、そのまま帰ってこないという悲劇、北朝鮮による国家犯罪を、主義主張という色眼鏡で見るなという当然の話だが、それがそうはなってこなかった。


◆横田家がメディアに求めた猛省
 ――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
【「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 R02(2020).06.11 】

拉致被害者、横田めぐみさんの父で5日に亡くなった拉致被害者家族会初代代表、横田滋さんの妻、早紀江さんら遺族が9日に行った記者会見は心をゆさぶるものだった。その毅然(きぜん)としたたたずまいと心底から発する言葉に、このまま拉致問題の傍観者でいていいのかと、改めて自問した人も少なくないことだろう。

なかんずく、平成14年9月の小泉純一郎首相(当時)との初会談で、北朝鮮の金正日総書記が拉致の事実を認めるまで、拉致問題に関心が薄いか冷たかったメディアやジャーナリストらは、改めて猛省を迫られたといえる。

●政治利用は侮辱

「マスコミも、イデオロギーに関係なく、この問題をわがこととしてもっと取り上げてほしい」

めぐみさんの弟、拓也さんはこう訴えた。何の罪もない少女が外国に無理やり拉致され、そのまま帰ってこないという悲劇、北朝鮮による国家犯罪を、主義主張という色眼鏡で見るなという当然の話だが、それがそうはなってこなかった。

同じくめぐみさんの弟である哲也さんは、父の死を安倍晋三首相やその政権批判に利用するのはやめてほしいと主張した。

「(安倍首相は)北朝鮮問題が一丁目一番地と考えていたのに、何も動いていないじゃないかというような発言を耳にする」

哲也さんは名指しは避けていたが、これは7日のTBS番組でのジャーナリストの青木理氏の発言と符合する。青木氏はこう述べて安倍政権の外交政策を批判・揶揄(やゆ)していた。

「拉致問題が、今の安倍政権のある意味、一丁目一番地。(中略)安倍さんが一気に政界の階段を駆け上がるきっかけになった」

「『何の結果も残せないんじゃないか』というようなことを言う人もいる」

哲也さんは記者会見で「拉致問題にさまざまな角度で協力して動いてきた人が言うならまだわかるが」とも語っていた。あくまで冷静な口調ながら、何もしてこなかった人たちの無責任な罵声に、憤懣(ふんまん)やるかたないのがにじみでていた。

このほか、毎日新聞専門編集委員の牧太郎氏もプログに「安倍晋三は『横田めぐみ一家』を騙(だま)し、徹底的に『政治利用』しただけ。『拉致』を利用して総理大臣になっただけだった」などと、一切根拠は示さず書いていた。

めぐみさんが拉致されてから40年以上も、力の限り戦ってきた横田家に対する侮辱でもあると感じる。

●秘書官時代から

そもそも安倍首相は父の安倍晋太郎元外相の秘書官時代から拉致問題に取り組んできたが、当時はメディアも政治家も、ほとんど誰も拉致を信じず、相手にしないような時代だった。

「当時は拉致問題は全く誰からも顧みられなかったし、私もずいぶん批判を受けた」

安倍首相自身、国会でこう振り返ったことがあるが、金総書記が拉致を認めるまで、拉致問題にかかわることは政治家にとって、リスクはあってもメリットなどまずなかった。

筆者は小渕恵三内閣の平成10年秋ごろ、当時の野中広務官房長官と鈴木宗男官房副長官が「(拉致問題などで)北朝鮮を批判して跳びはねている安倍さんみたいなやつはけしからん」と話しているのを目撃している。

拉致問題に熱心だと、かえって政権幹部らににらまれたのである。実際、安倍首相は当選同期の中で政府のポストに就くのは最も遅かった。いい加減で薄っぺらな批判は、拉致被害者家族にとっても迷惑である。
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