廃線調査隊 奥多摩ロープウェイ
川野~三頭山駅
奥多摩湖の国道脇にあるドライブインです。 川野駅 銘板 つり下がっている! ロープウェイは途中2箇所鉄塔があります。どちらの鉄塔もサビ錆です。崩れないのか心配です。それよりもワイヤーが切れる心配は無いのですかね? 三頭山駅 どこに行くの?
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ここが小河内観光開発(ロープウェイ)の起点駅川野駅のロータリーになっていた場所です。広くなっているのですぐ分かると思います。今はドライブインの駐車場となっています。
尚、駅までの通路は藪に埋もれています。国道反対側の道路から駅の廃屋に行くことができます。
ここがロープウェイ川野駅の駅舎です。駅前は運動場になっており、駅舎には運動場を横切って行くと近づけます。
駅舎は30年以上放置されているので荒れ放題です。窓ガラスは割れており、不気味な雰囲気をかもし出しています。入口から中を覗くと、改札口や出札窓口なども残ってるのが見えました。
駅入口正面にロープウェイの銘板がそのまま残っていました。
竣工は昭和36年10月となっています。39年も前の施設なんですね。
高低差65mしかないんですよ。ただ、奥多摩湖の対岸を結ぶだけのロープウェイなんです。
駅舎の裏側に回ってみると、なんとゴンドラがそのまま残っているではないですか。と言うことは、ワイヤがそのまま残っているということです。30年以上もそのまま放置して大丈夫なのでしょうか?
ゴンドラはガラスが全て割れていました。
このゴンドラはくもとり号と書いてありました。側面にはOKKの文字がありました。小河内観光開発の略称ですかね?詳細は不明です。
写真は川野駅の対岸駅、三頭山駅から川野駅を眺めた様子です。
対岸の三頭山駅は旧奥多摩有料道路の料金所付近にありました。駅への階段は道路からそのまま残っているのですが、階段は途中で終わっています。埋まってしまった様です。
三頭山駅は川野駅よりも更に不気味なのですぐに立ち去ったのは言うまでもありません。
こちら側にはみとう号が残されていました。
ゴンドラの前の草木の存在が休止されてからの年月を語っていますね。
これは、両駅の駅名板です。みなさんどう思いますか?両駅の表記が違うんですよ!
かわの駅には隣の駅が「みとうやま」でも隣の駅は「みとうさんぐち」いったいどういうことなんだろう?行き先が違っちゃ、お客さんも迷っちゃうよね。だからつぶれちゃったのかな?
この事実は帰ってきてから写真を見比べて気づきました。
このロープウェイは今後どうなるのかな?
休止なのか廃止なのかもはっきりしていないのです。このまま、放置するのは非常に危険だと感じました。
小河内観光開発という会社は存在しているのか、それとも奥多摩町が管理しているのかは分かりませんが、何らかの対策を打たなければならないと思いました。
再度復活はあり得ないでしょう。なにしろ両駅間は車で約5分で着いてしまうのですから・・・。