FAQ
WDの特徴として告知なき仕様変更がデフォ。
・シーク音 : アクセス時のカリカリ・ゴリゴリ音
⇒CrystalDiskInfoかFeature Tool(DOS)でAAMを調整できる。
・リトラクト音 : IntelliParkによるヘッド退避・復帰のカシャカシャ・コトコト音
⇒WDは仕様でAPMを調整できない。
定期的にHDDアクセスする環境(プログラム・アプリ・Linux)とIntelliParkが干渉し、ロード/アンロードを繰り返す事例がある。
・オフラインスキャン音 : アイドル時に自動でスキャンテストしているジージー音
⇒運用前に全セクタを読み書きし、代替処理を済ませておけば暫くは回避できる。
Q. IntelliParkとは?
A.アクセスが8秒間無い時に、自動でヘッドをアンロードするタイマー機能。
IntelliParkの設定変更に関して
「wdidle3.exe」という"自己責任度"が強いDOSツールで退避設定を変更できる
基本的にRAIDアダプタやNASとの相性等で障害が出たとき以外使う必要はない
設定変更後は必ずシャットダウンさせてHDDの電源を一度完全に切ること
- wdidle3 1.00
WDのサポートがメールで問い合わせをしたユーザーに個別対応で配布していた
現在は配布は停止され、新型ドライブに使用しない様に忠告している - wdidle3 1.03
NASメーカーのSynologyが配布を始めたwdidle3の新バージョン
Synologyが対象ドライブとして挙げているシリーズはVelociRaptor、RE3、RE2-GP、RE2、Black、Blue、Green
使用方法では300秒への設定が指示されている
http://www.synology.com/support/faq_show.php?lang=enu&q_id=407 - wdidle3 1.05
RE2-GPのサポートツールとしてWDが配布を始めたwdidle3の新版
WDのサポートはWD20EARS等のドライブにも使用可能としている
http://wdc.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5357/
上記ページでWD20EARS等のドライブ(Affected Products)でロード・アンロード回数が急増する時の対策の1つとして、
WD2-GPのサポートページにあるwdidle3 1.05を使用してタイマーを最大時間の300秒に設定するという対策を挙げている
設定変更するHDDのみを接続しBIOSでIDEモードに設定した上でUSBメモリかFDDからDOSブートし実行する事
http://support.wdc.com/product/download.asp?groupid=609&sid=113 - WdIdle3 Version 2.0.0.1
WDのサポートがメールで配布したというwdidle3の最新版
某所で転載されていたのはDOS用だけだったがWindows用とLinux用も存在するようだ
「無効」「8秒」「60秒」「300秒」「適応」の5種類の何れかに設定する仕様に変更されている - idle3-tools
IntelliParkの設定を変更するLinux用の非公式ツール
wdidle3 1.00、wdidle3 1.03、wdidle3 1.05を参考に制作されている
使用は自己責任
http://idle3-tools.sourceforge.net/ - WDIDLE3 for Windows
IntelliParkの設定を変更するWindows用の非公式ツール
idle3-toolsを参考に制作されている
使用は自己責任
設定変更対象を指定して絞り込めるため、設定変更するHDDのみを接続する必要はない
マイクロソフトの標準ドライバを含めた複数のAHCIドライバで動作するのでBIOSでIDEモードにする必要もない
Windowsコマンドプロンプト(cmd.exe)から実行する事
http://liliumrubellum.blog10.fc2.com/blog-entry-307.html - ExamDisk 2.00
よっしゅの館で公開されているWindows用フリーソフト
GUIでコマンド入力操作が不要
[設定]ボタンで起動する[高度な設定]ウィンドウ内にIntelliParkのタイマー値を変更できる欄がある
設定変更対象を個別に指定するため、設定変更するHDDのみを接続する必要はない
マイクロソフトの標準ドライバを含めた複数のAHCIドライバで動作するのでBIOSでIDEモードにする必要もない
57のウィルス検査ソフトのうち3ソフトでトロイと判定される
使用は自己責任
http://yosh.s602.xrea.com/
Q. IntelliPowerは、何回転?
A. 下記を参照。現状では5000rpmか5400rpmの固定。
利用しているHDD/SSDの概略
http://ettcweb0.aa0.netvolante.jp/pc/HDDs.html#WD10EADS-00L5B1
WD Caviar Greenのディスク回転速度測定についてのまとめ ~IntelliPowerのディスク回転速度について~
http://ettcweb0.aa0.netvolante.jp/idea/DenialVariableRotation.html
Q. 一部の旧型マザーで1TBが33MB以下としか認識されない。
A.BIOSをアップデートする。それからSeaTools(DOS版)>Advanced Features>Set Capacity To Max Native実行で1TBと認識する。
Q.VIA製チップセットVT8237、VT8237R、VT6420、VT6421LでSATAⅡSATAⅢを認識しない。
A.そのチップセットが、SATAⅡⅢの転送速度(300MB/s or 600MB/s)を自動認識できない仕様。
・SerialATAカードを導入する
・ジャンパピン(2.54mm)でOPT1(150MB/sモード)にする
(OPT1) [ :■::]
(注)今のSATA6.0Gb/sドライブはジャンパに1.5Gb/sモードがないのでジャンパ以外で対策するしかない。
・DOSでWdSSpdを使用して転送速度を1.5Gに固定する(自己責任)