東京都は１２日、新たに２５人が新型コロナウイルスに感染していたと発表しました。都内の感染者は２日続けて２０人を上回りました。

東京都によりますと、新たに感染が確認されたのは２５人で、１１日、すべてが警戒の目安を下回った「東京アラート」の主な３つの指標のうち、週単位の陽性者の増減が再び「１」を超えました。都は「全体で見れば指標はクリアされていると思う。ある程度、経路を追えていてこれを重要視している」と説明しています。

１２日に感染が発表された２５人中、２１人が２０代と３０代で比較的若い層が目立っています。このうち、夜の歓楽街で働く人や客として訪れた人が１３人でした。その多くが新宿エリアの店だということです。

先週６日からの一週間に感染者が確認された１３０人のうち、５１人が夜の街に関連していて全体の４割近くを占めています。

一方、感染者のうち２人は院内感染が起きたとみられる武蔵野中央病院の患者で、この病院での感染者は患者と職員、あわせて４２人となりました。

１２日は、新たに８０代の女性２人の死亡が確認されました。