日々の断片

　　　　２．

　今から四万八千年ほど以前に、ダンテス・ケンタウロスは誕生した。
　しかし、この時点をダンテスの本当の誕生時とすることはできない。なぜなら、この時代は、レムリア大陸がムー大陸とアトランティス
大陸へと変動した時期であり、半肉体的な（アストラル体に近い）レムリア人種と低級アストラル的な本能を脱したプレ・アトランティス人種との変換期であり、ダンテスは、レムリアの半肉体人種のケンタウロスの部族に、しかも女性として産まれたからである。
　しかも、もし真正の人間の誕生が、肉によるものでなく霊性の自覚によるものだとすれば、超人ダンテスの誕生は、さらに後のアトランティス黄金時代までの約二千四百年を待たねばならない。

ダンテスの霊的本姓は、ニルヴァーナ自身

（１３終わり）

の絶対無からの直接の顕現であり、その直接顕現のダンテスの霊的個性は、銀河系宇宙ロゴスの光と仮し、それは銀河系宇宙の中心太陽の使者としての役目をダンテスに選択せしめた。
次にダンテスは、木星が太陽であったころの太陽上に光体としての太陽人として至福の生活を楽しんでいた。
　やがて木星は、自からの光輝を減少していく周期に入った。そして現在の太陽が第二次成長のための爆発が終わり、ヴァルカン・水星・金星・地球・火星が出現して超々古代に、ＵＦＯに乗って地球のレムリア時代末期の、ケンタウロス族の売春婦の家系に生まれた。

（本人は、「ダンテス」にほぼ近い発音をするが、一般にアトランティスの民衆達のあいだでは「ダンティスと発音されていた。」）

（１４終わり）

ダンテス・ダイジ記