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邪神ちゃん

じゃしんちゃん

邪神ちゃんとは、『邪神ちゃんドロップキック』の主人公キャラクター。
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CV:鈴木愛奈

メイン画像は作者であるユキヲ氏本人の投稿した、邪神ちゃんドロップキック単行本6巻の表紙である。

概要

花園ゆりねが偶々入手した魔導書(上巻)によって召喚された悪魔

召喚されたはいいものの、帰還させる魔法が未所持の下巻の方に書いてあったせいで魔界に帰れなくなってしまい、「呼び出した術者が死ねば自動的に契約が切れて魔界に帰れる」と称してその場でゆりねに襲い掛かるが彼女の異常な強さの前に返り討ちを喰らう。

その後家事をすることと引き換えに、帰る方法が見つかるまでゆりねのアパートに居候することになった。

外見

上半身は金髪碧眼の美少女(ギャル)だが、下半身はコブラ)の姿をしている悪魔。

長い髪で胸を隠しているだけで基本的に上半身も常に裸のままだが、その状態を周囲から指摘されることは殆どなく普通に神保町を闊歩している(その状態のままアルバイトをする描写すらある)。意外に胸は大きめ。脚を手に入れ、外見的に完全に人間になった際には流石に格好を指摘されていた。

赤いケープを貰って以降はそれを着用している事もある
外出時には紐をつけたがま口を首から下げており、それに住所や電話番号が記載されている。
外見年齢は作者の別作品の主人公曰く「16歳くらい」。身長150cm(尻尾を含めると2m)。

人物

魔界な貴族の娘でお嬢様でもあり、両親は魔界の水と食糧の供給を管理している偉い貴族(人間界で例えると農林水産省のトップ的存在)で彼女とは似ても似つかない立派な悪魔らしい。

本名は30分では言い切れないほど長く、幼馴染のメデューサミノスを含めて誰にも覚えてもらっていない。冒頭が「邪神」から始まるため「邪神ちゃん」と呼ばれている。本人はこの愛称には拘りがあるらしく、「邪神さん」と呼ばれた際には訂正を求めている。喫茶店の店長、アパートの前管理人やコンビニの店員といった関係性の遠い人物からは「邪神ちゃんさん」と呼ばれている。

自分より弱い者に対して尊大な態度を取り、いじめや嫌がらせ、食料の強奪を平然と行う。
他にも自分が勝つために卑怯な手段を用いたり、逆に自分より強い者には及び腰になったりなど、基本的にはゆりねからは「クズ」と称されるほどの外道な性格をしたイキリ悪魔

魔界に帰る事を諦めておらず、隙を見ては様々な手段でゆりねを殺そうとしているが本人が抜けていたり詰めが甘かったりするのが原因で悉く失敗に終わっており、その度に彼女から凄惨なお仕置きを受けている。メデューサには普段自分の要求する物を買わせたり、小遣いとして金をせがんだりと親友というよりはむしろヒモに近い関係性。
趣味はパチンコソシャゲで、ゆりねの稼いだ生活費やメデューサにたかった小遣いをしょっちゅう使い込んでいる

それ以外にも懲りずにいたずらや外道行為を行い、その度にゆりねの機嫌を悪くさせ、自己保身のために嘘を付いたり他人に罪をなすりつけようとしたりするなど器も小さい。性格こそ外道であるがドジで色々と抜けているため、実際外道行為も実現する事なくゆりねに制裁を食らうのがお家芸。だが、初期ではゆりねにお仕置きする価値も無いと呆れられたり、ミノスに白眼視されたり、メデューサに「みっともない」と叱られたり、ぺこらに「醜い」「本当に醜い」と本気で怒りを抱かれたりする場面も存在している。

このような性格のため遊佐浩二といった悪魔の中には彼女を快く思っていない者も多いが、根は両親が電話に出なかったりすると落ち込んだり、自分が原因とはいえメデューサと喧嘩して別れそうになったときは激しく動揺する寂しがり屋な一面を持っている。

また、メデューサからは「根はすごく優しい」と言われるほど、種族が違っても偏見を抱くことなく接するような優しい一面も持っているため、かつて魔界の学校で接するのを怖がっていたミノスも彼女がきっかけで皆と仲良く遊ぶようになり、また最初は彼女らに接することすら嫌がっていたぺこらやぽぽろんもいつの間にか馴染むようになるような変化も見られる。本人の器が小さい分、身内がバカにされる事にも容赦はせず、過去にはメデューサの連絡袋を笑った同級生の悪魔を懲らしめようとしたこともある。ゲーム版では彼女に片想いしてゆりねから助けようとする男性悪魔も登場している。

ゆりねに対しても生活するに連れてある程度の情も持つ様になり、彼女がインフルエンザに倒れた際にミノス達に協力を頼んで彼女を助けている。
これらのことに関して、ペルセポネ2世からは「いいやつ」、ゆりねからは「一緒にいると変わっちゃう」と好感を抱かれているが、本人は「優しさのカケラも持っていない」と上記の善行に関して素直に認めておらず、ツンデレな一面を見せている。

人称・呼称・言葉遣い

  • 一人称は「わたし」、二人称は「おまえ」。ただし、自分にとって頭が上がらない人物(ゆりねなど)には「アンタ」を用いるが、「あなた」は使わない。
  • 呼称は敵味方・相手の年齢に関係なく呼び捨てで呼ぶ。
  • 言葉遣いは語尾に「ですの」とつけてお嬢様言葉を喋るなど清楚なキャラクターを装っているが、興奮したりキレたりすると、口調と言動ともどもスケバンのような地が出てタメ口で接する。


能力

ミノスからは「魔界最弱」と評されており、自身がよくいじめている下級悪魔である氷ちゃんにも能力を使われたら敗北するほどに弱いが、一応人間世界の一般人程度なら武器を持たれていても余裕で倒せる程度の強さはある。

また、刃物で突き刺される、尻尾を切断される、チェーンソーで切り刻まれてミンチにされるなどといった普通なら死んでもおかしくないほどの目に合わされてもしばらくすると復活している事から、ほとんど不死身に近い再生能力を有しているが、ゆりねに対して恐怖心を持っていることから、痛みや死を普通に恐れてはいる様子。

また、本人は「役に立たない」と断じているが「サイコロで思い通りの目を出す事が出来る」という特殊能力を持っている。パチンコ大好きのギャンブル好きのくせにこの能力の有用性に気付いていないあたり、ゆりねには「やっぱりバカ」と称されている。

得意技はタイトルの通り蛇の体のバネを生かしたドロップキックだが、まともに当たった時ですらゆりねには大したダメージを与えられていない。だが、サタンから与えられた薬「サタンの涙」を飲んで下半身を二本足に変化させた「パーフェクト邪神ちゃん」になると威力が飛躍的に増大する。他に第二の殺人技「ロイヤルコペンハーゲン」という右ストレートによるパンチ技を持っているが、ゆりねには片手で受け止められてしまった。第154話で新必殺技「タングルティーザー」という右アッパーカットというパンチ技を繰り出すも、ゆりねにはダメージを与える事が出来なかった。後にゆりねもこの技を使用している。

意外にも家事や料理が得意という家庭的な一面を持っており、食べ物(特に自分が調理した物)を粗末にする事は絶対に許さない。

そのくせ食べかけのおにぎりサンドイッチを机の引き出しやクリアファイルにしまうという悪癖があり、悪臭やGが湧く等の理由でゆりねに怒られている。

また蛇の悪魔のくせにが苦手で、遭遇すると動けなくなるが、ゆりねが料理した唐揚げは蛙だと気づかず、美味しく召し上がってしまっていた。プリンの味を知ってから定期的にプリンを摂取しないと発作が起きる体質になってしまった。神経性胃炎持ちである。国民健康保険を人間界と魔界の二箇所に払っている。

嫌いな食べ物はセロリ

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