ダム水源地情報

 
 カレーはお好きですか!!
 近頃あちらこちらからダムにちなんだカレー ・・・・ 「ダムカレー」の話題が届いています。
 そこで、「ダムカレー」コーナーを新設しました。
 編集局で把握した情報で、ダム水源地ネットに紹介したダムカレーをコーナーに登録します。
 全国には当編集局が知らないダムカレーがあるのではないでしょうか。 
 ダムカレーの情報やダムとカレーにまつわる幅広く話題をお知らせ下さい。
 (メールマガジン登録→ご感想フォームによりご一報下さい。)
 ダムカレーがダム見学に出かける際の楽しみの一つになりました。


No 名称 ダム名等 水源地ネット掲載号
21   布目ダムカレー  布目ダム(奈良県) 2015年9月号
20   宮ヶ瀬ダムカレー  宮ヶ瀬ダム(神奈川県) 2015年8月号
19   渡良瀬遊水地カレー  渡良瀬遊水地(栃木県) 2015年5月号
18   長井ダムカレー  長井ダム(山形県) 2014年12月号
17   津軽ダムカレー  津軽ダム(青森県) 2014年11月号
16   よことくダムカレー  横山ダム・徳山ダム(岐阜県) 2014年10月号
15   玉川ダムカレー  玉川ダム(愛媛県) 2014年6月号
14   殿ダムカレー  殿ダム(鳥取県) 2014年2月号・3月号
13   新豊根ダム・佐久間ダムカレー  新豊根ダム・佐久間ダム(愛知県) 2013年10月号
12   八ッ場ダムカレー  八ッ場ダム(群馬県) 2013年7月号
11   阿木川ダム湖カレー  阿木川ダム(岐阜県) 2013年4月号
10   荒瀬ダムカツカレー  荒瀬ダム(熊本県) 2013年3月号
9   嘉瀬川ダムカレー  嘉瀬川ダム(佐賀県) 2012年2月号
8   下筌ダムカレー  下筌ダム(大分県) 2012年5月号
7   相模ダムカレー  相模ダム(神奈川県) 2011年12月号
6   湯西川ダムカレー  湯西川ダム(栃木県) 2011年10月号
5   ダムカレーの歴史  ダムマニア宮島さん 2011年9月号
4   三州家ダムカレー  三州家 2011年7月号
3   みなかみダムカレー  矢木沢ダム等(群馬県) 2011年2月号
2   日吉ダムカレー  日吉ダム(京都府) 2010年11月号
1   黒部ダムカレー  黒部ダム(長野県) 2010年8月号・2011年3月号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


布目ダムカレー誕生のお話(奈良県)~2015年9月号掲載~


                                                 一般財団法人 日本ダム協会 ダムマイスター

                                                                        町田 輝次

 

この7月1日から、奈良県山添村布目ダム湖畔にあります軽食喫茶店「ぶらんぽーと」において、地元栽培野菜サラダ付ダムカレー(関西では、4番目)が食べられることになりました。

 

 

 
   


ただし、数が限られるとのことでメニュー表には掲載せず、特別に注文していただいた方のみという隠れたダムカレーです。

私自身7月30日のお昼に「布目ダム水源地域ビジョン実行連絡会」開催に先立ち、中尾布目ダム管理所長(発案者)、植田山添村地域振興課長と私の3人で食べてきました。

 

 
 
▲中尾布目ダム管理所長(左)、植田山添村地域振興課長(右)  

 

水資源機構の布目ダムは、平成4年4月に管理開始されたダムで、重力式コンクリートダムとロックフィルダムの複合ダムです。この複合ダムの重力式部分を白米で、ロックフィル部分を五穀米で表現しています。ご飯の種類によりダムの違いが出ていました。

近くに来られた際には、自然豊かな布目ダム湖を眺めながら、ゆったり食べてみてください。

 

 
 
▲2種類のダムカレー(右側がカツ有り)  

 

布目の里:ぶらんぽーと
定 休 日:毎週月・火曜日
営業時間:10:00~17:00
T E L:0743-86-0505

 

 

 

布目の里 ぶらんぽーと 地図  
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





「宮ヶ瀬ダムカレー」宮ヶ瀬湖畔エリアに出現(神奈川県)~2015年8月号掲載~


水源地ネット編集局

齋藤 源

 

 

 これまで宮が瀬ダムサイト右岸にある「水とエネルギー館内レストラン」で施工していた「宮が瀬ダムカレー」が、2015年2月から、

宮が瀬湖畔エリア―にある旅館「みはる」で再開しています。施工者はこれまで同様川瀬さん。
宮が瀬ダムカレーはアド街ック天国で「薬丸印しの新名物」で紹介された人気者。 (水源地ネット2011.9号でも紹介済み)
宮が瀬ダムカレーは、シシトウ天ぷらのクリスマスツリー、とんかつの放流口など賑やかに飾られている。

今日(6月26日)は、日本だるま協会認定の「山田るま」ちゃんも宮が瀬ダムカレーを試食して大喜び。

 

   
        ▲宮ヶ瀬湖畔にある旅館「みはる」にて宮ヶ瀬ダムカレーを食す「山田るま」ちゃん  

 

 

 

 
                       ▲宮ヶ瀬ダムカレー                    ▲アド街ック天国で紹介されました

 

 この後、だるまちゃんはダム堤体内等を特別見学し、ダム直下からの観光放流の水飛沫に大はしゃぎでした。
 各箇所から見学に訪れていた小さなお子さんや団体の小学生にも大人気。

 真夏の観光放流見学は涼しそうだ。

 

   
                   ▲宮ヶ瀬ダムの放流にて涼しそうな「山田るま」ちゃん  

 

     国土交通省 関東地方整備局

     相模川水系広域ダム管理事務所

     宮ヶ瀬ダムホームページ:http://www.ktr.mlit.go.jp/sagami/

 

     旅館 みはる ホームページ:http://www.miyagase.com/miharu/

 

 



渡良瀬遊水地ハート型のダムカレー(栃木県/渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち))~2015年5月号掲載~


NⅠCO2にこ亭

 

 

 渡良瀬遊水地にある渡良瀬貯水池(通称:谷中湖)がハート型になっていることにちなみ、ハート形のダムカレーを地元藤岡のお店で作りました。

 

 

 


            ▲NⅠCO2にこ亭の「ハートのダムカレー

■「渡良瀬遊水地」について
 渡良瀬遊水地は栃木県の南にあり、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる面積33km²、総貯水容量2億m²の国内で最大の遊水地となっています。

                ▲渡良瀬遊水地全域             ▲遊水地とダムカレー

 

 

■「渡良瀬遊水地「ハートのダムカレー」が誕生した経緯(きっかけ)

 栃木市役所から、ハートの形を使って町おこしとして何か名物となるものはないかと要望があったことがきっかけでいろいろと検討をはじめました。
はじめは、ビッグハートをデザインした弁当などを販売していましたが、お店でも食べていただけるよう、カレーがよいのではないかと試作をはじめ、2013年の4月頃に現在の形で販売をはじめました。


■工夫していること・・・

 一般的に考えるのは、ハート型に形成したごはんの周りに、カレールーを流し込むほうだと思いますけど、やはり渡良瀬遊水地をモチーフにしているので、写真のようにハート型になるようプラスチック製の料理用のボールを加工して、手作りの型を作り、お皿にかぶせて周りにごはんを敷き詰めてから、型をはずしてカレールーを流し込んで完成させます。注意するところは、ごはんを上手く盛りつけないとカレーのルーが流れてしますので気を付けています。

         

 

ダムカレー種類・・・
 カレーは、「粗挽きチキン」・「欧風ビーフ」・「マレーシア」の3種類。 

 どの種類のそれぞれの風味が引き立っていますが、一番人気は、オーソドックスな「欧風ビーフ」で、特に20~30代からの人気が高いです。

 

 

■NICO2亭の情報・・・

  住所:栃木県栃木市藤岡町藤岡1357

  

  TEL:0282-62-2044

 

  営業時間:11:00~21:00

 

  定休日:水曜日

 

  HP:http://nico2nicotei.okoshi-yasu.net/

 

お近くにお越の際は是非、お立ち寄り下さい。

 

 

■渡良瀬遊水地のイベント情報等・・・

  ・5月~7月植物観察会、6月昆虫観察会やトライアスロン大会などといった催し物が開催。

 

 

 

 

 

 



長井ダムカレー洋食レストランで販売開始!!(山形県/長井(ながい)ダム)

~2014年12月号掲載~


仙台事務所長Y

 

 

山形県にあるレストランに長井ダムを見立てた「長井ダムカレー」があるとうわさを聞きつけ、水源地センター仙台事務所長Yが突撃取材に行ってきました。

 

 


▲レストランシャロアの「長井ダムカレー

■「長井ダムカレー」が誕生した経緯(きっかけ)
  長井市が今年市政60周年にあたる年となっており、市長からの依頼で、「折角長井ダムと言う立派なものがあるのだから何か記念になるものが作れないか」と言う要請があり、それでは作ってみようかと試作を重ねてついに完成。

 市政60周年のイベントに合わせて、今年の8月2日に「タス パーク ホテル」を会場にして実施された「高橋まゆみ人形展」でデビューしました。

 

  ▲地図   ▲ビルの全景とレストラン入口


■「長井ダムカレー」の特徴

 長井ダムは、東北のダムの中で四季折々に表情を持ったダムとして特徴があることから、四季折々に見た目が変わるカレーを考案されたそうです。

そのため、長井ダムの恩恵を受けて育った「四季おりおりの長井産の野菜を使用することが一つのこだわりだそうです。

 

 
  色とりどりの秋の地元野菜  ▲ジャガイモの船 黒獅子イメージのオリーブの実
       

 

         

また、ご飯の上の黒いものは、オリーブの実。長井の黒獅子が舞う様子をイメージしているそうです。カレーの上には、現在長井ダムで臨時に運行している遊覧船をイメージしてジャガイモくりぬいて、そこにいろんなものを詰め込んだ船を浮かべているとのことでした。

 

 

長井ダムカレーを食べた方からの評判
 カレーは、ホテルが一からの手作りで、丸三日間かけて煮込んで作っていて、タマネギの甘みが出ています。また、彩りがよく見た目がきれいなので、特に女性のお客さんは、「ワーきれい」と第一声を上げられるのだそうです。  

 

ダムカレーを始めたときは、ブームが終わればそんなにはでないだろうと思っていたら、結構リピーターも多く、今年の8月から初めて、これまでに1000皿は食べられているということで、まだまだ勢いが止まらず、うれしい誤算だと話す料理長。

ダムカレーを食べに来られる方は、地元はもちろんですが、県外からの方も多く訪れ、女性の方が多く、若い人から年配の人まで幅広いそうです。

 


長井ダムカレ秋バージョンメニュー

▲レストランシャロア料理長で

長井ダムカレー考案者の戸田氏

 

 

■仙台事務所長Yからの一言

四季の変化を表現するために長井産の野菜を使用したり、長井の黒獅子が舞う様子をオリーブの実を配置したりと、いろんな工夫がされた「長井ダムカレー」。丸三日間くらいかけて煮込んで作るカレーの味に脱帽しました。

また、昼時の一番忙しい時間帯での取材でしたが、それでも笑顔を絶やさず、親切丁寧に質問に答えてくれる戸田料理長さんを拝見していると長井ダムカレーが予想以上に売れ続けている理由が何となくわかるような気がしました。

長井市にお越しの際は、ぜひ、この「レストランシャロア」の「長井ダムカレー」を食べて頂きたいと思います。

 

【追伸】

長井ダムに立ち寄りました。ダムサイトでは、紅葉が始まっていました。これから急速に秋が深まり、

山々はまさに錦秋と化し、短い間ですが訪れる人々に感動を与えます。そして、すぐ目の前には厳しい白

い冬が待っています。この機会に長井ダムまで足を運ばれてはいかがでしょうか。

                                                     

                                           仙台事務所長Yでした。

 

 

 

 

【レストランシャロアホームページ:http://samidare.jp/2f-charoy/note?p=lavo

 

                                              

 

 

 

 

 

 



津軽ダムカレー「Beechにしめや」にて限定販売!!(青森県/津軽(つがる)ダム)

~2014年11月号掲載~


ブナの里 白神公社

 

 

 


▲Beechにしめやの「津軽ダムカレー



平成26年7月19日よりアクアグリーンビレッジANMONで期間限定で販売されていました「津軽ダムカレー」このまま終わらせるには非常にもったいないとの声が上がり、9月1日より「物産センターBeechにしめやレストランにて限定販売が始まりました。
 

▲位置図  

                 

▲Beechにしめや

 

 

■「津軽ダムカレー」とは・・・
  津軽ダムカレーは、平成26年5月にダムカレーがインターネット上、各地で提供されていることを紹介しており、津軽ダム水源地域の活性化の一環として、ダムカレーを提供したらと考え、水源地の自治体である西目屋村(産業課)へ津軽ダムカレーについて企画の提案をしました。 西目屋村の担当者から、おもしろそうなので、ぜひやってみたいとの回答があり、津軽ダムカレーを進めることとなりました。

 

 
  ▲当初イメージされた津軽ダムカレー    


当時の企画提案の内容としては、

趣旨:津軽ダム水源地域の活性化を目的とする

内容:津軽ダム現場見学や暗門の滝を散策する観光客で、多くの方々村へ来客している。そこで村内の施設である

    ビーチにしめや等へ立ち寄り、ダムにちなんだメニューを提供し、津軽ダム及び西目屋村に注目し話題にして頂く。

期間:例えば、ダム本体コンクリートが8月で完了に合わせて、8月までの期間限定にする。

広報:津軽ダムのHPや津軽ダムだより等で紹介する。

 

 

 

 

■「津軽ダムカレー試食会」

 平成26年7月3日に津軽ダムカレーの試作が出来たということで、津軽ダム工事事務所職員と西目屋村職員で試食会を実施し、意見をもとに改良を行い、19日より期間限定販売を予定しました。

 

 
  ▲津軽ダムカレーのトピック    

 

         

カレーを食べた方は、「ボリュームがある」・「肉が多くて食べごたえがあった」・「ダムが上手く表現されている」などの声。

ちなみに、材料のイメージとしては、

  とんかつ・・・・・目屋ダムをイメージ

  ごはん・・・・・・・津軽ダムをイメージ

  福神漬け・・・・・津軽ダムからの放流をイメージ

  ブロッコリー・・・津軽のりんごの木をイメージ

  レタス・・・・・・・・奥山をイメージ

 

Beechにしめやでは、津軽ダムカレーのメニューを当日限定15食としていますので、食べたい方は早めにお越し下さい。

また、現在は冬期期間中に「ホワイトカレー」を出せるよう検討中だということです。

 

お近くにお越しの際は津軽ダムカレーをぜひ、ご賞味下さい。

 

 

■販売開始日
平成26年9月1日(月)~ 
 

 

■販売場所

 

 物産センターBeechにしめや

 

 

【津軽ダムのあゆみ】

1960年(昭和 35 年) 目屋ダム完成
1983年度(昭和 58 年度) 予備調査着手(青森工事事務所)
1988年度(昭和 63 年度) 実施計画調査開始(津軽ダム調査事務所)
1991年度(平成 3 年度) 建設着手(津軽ダム工事事務所)
1992年度(平成 4 年度) 環境影響評価(閣議アセス)
1993年度(平成 5 年度) 津軽ダム建設に関する基本計画告示
1996年度(平成 8 年度) 下流工事用道路着手
2000年度(平成 12 年度) 一般補償に関する協定締結
2002年度(平成 14 年度) 下流工事用道路Ⅱ工区供用開始
2005年度(平成 17 年度) 岩木川水系河川整備基本方針策定
  基本計画第1回変更告示(工期変更)
2006年度(平成 18 年度) 岩木川水系河川整備計画策定
2007年度(平成 19 年度) 本体関連工事着手
  付替県道ダムサイト迂回路開通
  基本計画第2回変更告示
2008年度(平成 20 年度) 津軽ダム本体建設工事着工
2010年度(平成 22 年度) 津軽ダムの日(感謝と定礎の式典)
2014年度(平成 26 年度) 津軽ダム本体コンクリート打設完了
  付替県道全線開通
2015年度(平成 27 年度) 試験湛水開始(予定)
2016年度(平成 28 年度) 竣工(予定)

 

 

 

 

<津軽ダム>http://www.thr.mlit.go.jp/tugaru/

 

 

 

                                                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 



横山ダム50周年記念「よことくダムカレー」期間限定販売(岐阜県・揖斐川(いびがわ)

                          横山(よこやま)ダム)~2014年10月号掲載~


水源地広報センター

 

 
 

                     ▲道の駅星のふる里ふじはしの「よことくカレー



 

近年、異常気象により局所的な集中豪雨や水不足による被害が全国各地で発生しています。 揖斐川もその気候や地理的な条件から頻繁に水害を引き起こし、流域の暮らしをおびやかしてきました。
昭和39年に完成した横山ダム、湖内に貯まった土砂を掘削してダム機能の回復を図り、さらに洪水調節のための容量を増加させる「再開発事業」を展開してパワーアップしました。
また、平成20年に完成した徳山ダムとの本格的な連携運用をスタートさせたことにより、治水・利水機能をさらに強化しました。 この2つのダムの連携が、人々の生活を洪水の危険から守っています。
   ▲ダムの位置図
 

 

 


 

■「よことくカレー」とは・・・
  ①横山ダムと徳山ダムの連携効果をイメージできるように、ダムにみたてたご飯を2箇所に盛られています。

  ②ダムにより守られている揖斐川流域の特産物を必ず1つ以上入れています。

 

 
 

                        ▲道の駅夜叉ヶ池の里の「よことくカレー

 

 

横山ダム運用開始50周年記念として販売した「よことくダムカレー」は、2つのダムの連携を表現し、揖斐川流域の特産物を使った豊かな味わいを活かしています。
ぜひご賞味ください!

 

 

■販売開始日及び期間
平成26年8月8日(金)から平成26年11月30日(日) 
※「揖斐川流域スタンプラリー」に合わせて販売しています(販売者の判断で継続の可能性もあります)。
 

 

■販売場所

 

 道の駅星のふる里ふじはし

 道の駅夜叉ヶ池の里さかうち

 

【横山ダム】
横山ダムは、昭和39年に岐阜県揖斐郡揖斐川町の木曽川水系揖斐川(一級河川)に建設されたダムで国土交通省中部地方整備局木曽川上流河川事務所横山ダム管理支所が管理しているダム。
横山ダムの役割は「洪水調節と発電」です。
(洪水調節)
川から流れてくる水の一部を貯水池内に貯め、下流へ流れる水の量を減少させています。
(発電)
豊富な水量と建設に適した地形から揖斐川本川や支川では昔から水力発電所が造られてきました。
中部電力横山発電所の2台の発電機の水車を回して、最大70,000KW(約24,000世帯で使われる量)の電気を生み出しています。
水力発電は自然界の水循環を利用しているため、二酸化炭素を出さない「クリーンエネルギー」として注目されています。

 

<横山ダム>http://www.cbr.mlit.go.jp/kisojyo/yokoyama/

<横山ダム50周年記念事業WEB SITE> http://www.yokoyamadam-50th.jp/

 

 

【徳山ダム】
徳山ダムは、平成20年に横山ダムの上流に建設されたダムで独立行政法人水資源機構徳山ダム管理所が管理しているダム。
徳山ダムの役割は「洪水調節、流水の正常な機能の維持、新規利水、発電」と複数の目的を持っているダムです。
(洪水調節)
洪水中に川から流れてくる水を貯水池内に貯め、下流へ流れる水の量を減少させています。
(流水の正常な機能の維持)
安定した取水と環境維持を実現するために、河川の流量が不足しているときは、ダムからの貯留水を放流します。
(新規利水)
岐阜県、愛知県、名古屋市で使われる生活用水や工業用水、水道用水を新たに確保します。
水道用水として確保する量は4,500リットル/秒。これは1.5リットルのペットボトル3,000本分です。1世帯4人家族が1日に使う水の量を約1,300リットルとすると、1秒間で約3.5世帯、1日で約300,000世帯の水を供給することができます。
(発電)
徳山ダムでは、ダム直下流に徳山発電所が建設されます(平成26年度運転開始予定)。
生み出される電力は、何と153,000kW。これは、約50,000世帯の家庭で使用される電力に相当します。

 

<徳山ダム>http://www.water.go.jp/chubu/tokuyama/index.html

 

 

 

 

                                                   


 

 



■いっぺん食べ歩いてみとん! 玉川ダムカレー(愛媛県・ 玉川たまがわ ダム)
                                    ~2014年6月号掲載~

 

地域活性化グループ NPO法人 玉川サイコー

 

これであなたもダムカレーマスターに!!(玉川ダムカレーマップ内側)

▲カレールーをイメージした色鮮やかなマップに仕上がりました(玉川ダムカレーマップ外側) 

>>玉川ダムカレーマップPDF

 

 

 愛媛県今治市玉川町。自然豊かなこの地には伊予の三大名湯「鈍川温泉」があり、県内外から観光客が訪れる温泉地として親しまれてきました。

 また、玉川ダム周辺は桜の名所としても有名で、春になると多くの見物客でにぎわいます。

 一方で、サイクリストや玉川を初めて訪れる観光客からは、「玉川の名物を気軽に楽しめる場所がない」と素通りされてしまうことが多く、玉川に滞在してもらえるような仕掛けを作る必要がありました。そこで思いついたのが新たな地元グルメの開発です。

 

 玉川の売りは何か。玉川らしさとは何かということをNPO法人玉川サイコーのメンバーで考えた時、「ダムがあるんじゃないの」いう意見が出てきました。

 玉川ダムは昭和46年に完成して以来、今治市の飲料水や農工業用水として貴重な水源となっています。

 ダム湖の形をイメージした器に、湖をカレールーで表してみるのは面白そうだということで開発がスタートしました。このプロジェクトには玉川町内の飲食店と窯元も参加し、玉川らしさあふれるダムカレー作りに取り組みました。

 研究を積み重ね、試作を繰り返し完成した「玉川ダムカレー」は好評で、より多くの人に味わってもらおうと「玉川ダムカレーマップ」も発行しました。(マップは各店舗、今治市玉川支所で配布しています)

▲こののぼりが目印です

▲食べ進めると貯ルー率が変わる!
インパクト抜群のダム湖型うつわ

 

Sun Cafe
玉川の季節野菜を使った彩り豊かなダムカレー 

ふれ愛茶屋

玉川でとれたシカ肉を使ったダムカレー

せせらぎ交流館

仙高ポークを使ったダムカレー

NPO法人 玉川サイコー

ご飯をダム湖の形にくり抜き、中にスパイシーなルーを入れたグリーンダムカレー
(イベント時のみ提供、簡易容器での提供となります)

 

 

 



※玉川ダムは愛媛県が管理しております。



■話題のカーが登場!!

 とっとりカレーフェアに「殿ダムカレー」が登場しました(鳥取県・殿とのダム)
                                  ~2014年3月号掲載~


鳥取河川国道事務所

殿ダム管理支所



 
 

▲地元特産品とうふちくわを使った洪水吐きや、カツで表現したコアなど、

完成度の高い殿ダムカレー


 「鳥取のカレーの原点と魅力を発見する」ことを目的に、2月20~23日に鳥取市中心部の「高砂屋」 にてカレ-フェアが開催されました。全国でもダムカレーが話題になっていますが、鳥取初!として主催者の「鳥取カレー研究所」に殿ダムカレーを作っていただきました!!
 研究所職員が実際に現地を訪れ、試行錯誤のうえ作られた殿ダムカレーは、ロックフィルダムを忠実に再現しておりダムの構造を理解しながら楽しんで食べることができる逸品でした。
また、限定20食の販売だった殿ダムカレーは12時過ぎには完売となり幻のカレーとなりました。


■カレーフェアの様子

 カレールウ消費日本一を誇り、注目が集まる「鳥取のカレー」。県外からのお客さんもおられたようでした。

 

高砂屋横に設けられた特設会場です。

天候にも恵まれ盛況でした。

 

来場者の年齢層は全体的に幅広でしたが、
ダムカレーは意外にも女性に人気でした。

 
 

▲新聞掲載や広報活動の効果もあり、めでたく完売しました!!

 

 とっとりカレーフェアは今回初めてのイベントで、主催者であるカレー研究所より「大盛況だったので今後もフェアを行いたい」との意見がありました。


広報チラシタジマハルオ通信(PDF)


・殿ダム管理支所 ホームページ :http://www.cgr.mlit.go.jp/tottori/tono/index.html


※殿ダムは国土交通省が管理しております。




■「とっとりカレーフェア!」を開催します (鳥取県・殿とのダム)

                 ~鳥取初!「ダムカレー」~2014年2月号掲載~

    

殿ダム管理支所

 

 カレールウ消費量日本一を誇り、全国的にも注目が集まる「鳥取のカレー」。

 その原点と魅力を城下町で再発見し、たっぷり楽しむ「カレー祭り」の開催。鳥取で話題のカレーが集う、まさに華麗なる4日間から目が離せないッ!


 ・日時: 2月20日(木)~23日(日) 11:00~15:00

 ・会場: 城下町とっとり交流館「高砂屋」(鳥取市元大工町1)飲食は「高砂屋」」内でもできます。

 ・問合せ: (株)鳥取カレー研究所 鳥取オフィス TEL:0857-25-5507

 ・入場無料

 
 

▲TAJIMAHARUO通信

(クリックするとPDFファイルが表示されます)

 

出店カレー印の各カレーはハーフサイズ、無くなり次第終了となります。)


●鳥取初!「ダムカレー」

  ~ダムマニア宮島咲氏公認!ロックフィルダム型『殿ダムカレー』がお目見え!~

 ライスを堤体、ルウは貯水池とした全国各地で話題の「ダムカレー」。その鳥取版は、袋川上流に造られた鳥取県内で一番の高さを誇る殿ダム(ロックフィルダム)をイメージしたご当地『殿ダムカレー』。

 堤体(ご飯)の中央部にミンチカツ。ミンチカツはコア材、ころもはフィルター材、ご飯はロック材。左岸にはカスケードとして地元特産の「とうふちくわ」。これは必食だッ!

 ・2月22日(土)~23日(日) 各日限定20食 400円

 

●超新作「大砂丘カレー」

 ダムカレーにインスパイアされ、”鳥取しかできない”ご当地スタイルのカレーがコチラ。ライスは馬の背、そしてルウは、そうオアシスです(ルウは別皿のも用意)。ぜひ食べんさい!

 ・2月23日(日) 各日限定5食 400円

 

★鳥取カレーちゃんぽん

 2013年夏にデビューした鳥取の新たなご当地麺。中華麺にカレー味の”あん”をかけた逸品!

 ・2月20日(木)~23日(日) 300円

 

★鳥取和牛の味噌煮込みカレー

 バーナード・リーチ氏がアドバイス、隠し味に「味噌」を入れた特製カレー。

 ・2月20日(木)~23日(日) 300円

 

★ミルフィーユカツカレー

 鳥取市人気店「インディアン」お手製の肉たっぷりカレー。

 ・2月22日(土)~23日(日) 400円

 

★鳥取ジビエの極上欧風カレー

 若桜産の鹿肉をじっくりとオーブンで煮込んだ旨み満点のカレー。

 ・2月22日(土)~23日(日)300円

 

●鳥取カレーセット

 「鳥取カレーの素」と旬の魚、地元野菜などをセレクトした「創作カレー」を造ることができるセット(レシピ付)。

 ・2月20日(木)~23日(日)4人前1500円

 

●鳥取カレー晩餐会 

 カレーコース料理

 ・2月20日(木)18:30~予約制 2500円※予約は終了しました。



 ■殿ダム管理支所 ホームページ:http://www.cgr.mlit.go.jp/tottori/tono/

 

※殿ダムは国土交通省が管理しております。


 

水源地ネット「ダムカレー」ページ▼




■いまや全国的にも人気になっている「ダムカレー」 おかげさまで好評!!
(愛知県北設楽郡豊根村・ 新豊根しんとよねダム・佐久間さくま ダム)~2013年10月号掲載~


 豊根村観光協会

 
 

▲グリーンポート宮嶋 道の駅
ダムマイスター宮島咲さん試食シーン


  茶臼山高原に多くの観光客が訪れてくださる豊根村。観光スポットとはこれだけではありません!豊根村には、日本を代表するダムが2つもあるのです。その名は、「新豊根ダム」「佐久間ダム」

  新豊根ダムは、揚水式発電所を持つダムで、電気需要の激しいときに大活躍するダムです。新豊根ダムで電気は、関東や中部に運ばれ、皆さんの暮らしを支えています。

  佐久間ダムは、高さが155.5mのダムで、わずか3年という短期で造り上げられたダムです。 このダムにより、日本のダム建設技術が飛躍的に向上しました。有名な富山県にある黒部ダムは、佐久間ダムが成功しなければできなかったダムと言われています。
 そんな2つのダムを、見て、知って、召し上がっていただきたく、豊根村では以下の5種類のダムカレーをご用意しました。  


 
 

 

 愛知県では一番早く紅葉の時期がやって来ます。標高1415mの茶臼山から300mのスポットは10月中旬から11月下旬まで紅葉は楽しめますよ?秋のイベントはこれから、盛りだくさんな『とよね村』秋の一日を楽しみにお越しください。『新豊根ダムの紅葉は見逃せない!』

・豊根村観光協会 ホームページ: http://www.toyonemura-kanko.jp/main/





■八ッ場ダムカレーが登場!(群馬県・八ッ場やんば ダム)~2013年7月号掲載~

水源地広報センター

 
 

▲八ッ場ダムカレー



▲食べ方作法


  利根川水系吾妻川の群馬県長野原町に、八ッ場ダムの建設が進められています。 八ッ場ダム建設に伴い高台に付け替えられた国道145号八ッ場バイパス沿いに、雄大な山々に囲まれた絶好のロケーションの道の駅「八ッ場ふるさと館」が2013年4月開かれ、ここに「 八ッ場(やんば)ダムカレー」が登場しました。

  このダムカレーは、ご飯を堤体に見立てて作る他のダムカレーとは大きく異なり、カレーのルーとライスがダムのフィギュアで仕切られています。

  このフィギュアは、「八ッ場に来て頂いたダムマニアの方々に、未だ観ぬダムを観て頂きたい!」という八ッ場ふるさと館のスタッフ一同の熱い想いのもと、スタッフ一同が紙粘土でデザインモツクを自主制作し、陶器のダムフィギュアが完成しました。

  食べ方も、感謝と愛を念じ賞味する「八ッ場ダムカレー公認食べ方作法」が掲示されています。この土地を愛するスタッフ一同の想いが感じられます。

 八ッ場ふるさと館では、ダムカレーや旬の食材が楽しめるレストランを始め、地元の特産品や新鮮な野菜を揃えた農産物市場や、コンビニも完備。

  大型駐車場は24時間利用可能で、車内での休憩・宿泊にもご利用いただけます。
また、温泉地ならではの足湯で、のんびりと旅情気分も楽しめます。

  また、八ッ場ダムに関する展示や情報提供、長野原町周辺の観光情報などを発信しており、ジオラマで八ッ場ダム完成後の景観もご覧いただけます。 最盛期を迎えた建設中の八ッ場ダム見学と併せて「八ッ場ふるさと館」に是非お立ち寄り下さい。


・道の駅「八ッ場ふるさと館」ホームページ:http://yambamichinoeki.com/





■阿木川ダム湖カレー(岐阜県・阿木川あぎがわ ダム)~2013年4月号掲載~


NPO法人ふれんどりー
伊藤 幸枝

 
 

▲阿木川ダム湖カレー

▲阿木川ダム
▲ダム放流

 

 全国各地にダムにちなんだカレーライスがあるようですが、阿木川ダムも昨年(2012年)4月、ダムカレー界にデビューしました。
 阿木川ダムの特徴である白いロックフィルダムの堤体を地元恵那市東野産のライスで表現するとともに、夏季には、付け合わせとして阿木川湖で栽培した『空心菜』を添えています。
 また、ルーの中心に配置したゆで卵は、ダム湖内の噴水(表層曝気設備)を表すとともに、阿木川湖周辺は、サクラを始め落葉広葉樹に囲まれ、「ダム湖百選」にも選ばれたことから、地元産の野菜やコーン、ウインナーなどを下流側に配置して、その四季折々の艶やかさを表現しています。
  阿木川ダムへお越しの際は、ダム入口広場のお店(ふれんどりー)で『ダム湖カレー』を是非ご賞味ください。

・阿木川ダム管理所ホームページ:http://www.water.go.jp/chubu/agigawa/



 
▲ダムと桜   ▲入り口広場の桜






■荒瀬ダムカツカレー(熊本県・荒瀬あらせダム) ~2013年3月号掲載~

広域交流センター さかもと館
「道の駅 坂本」

 
 

▲荒瀬ダムカツカレーと荒瀬ダム


▲荒瀬ダムカツカレー(店内)

国内初の本格的なダム撤去工事が進む荒瀬ダム(八代市坂本町)。
昨年12月、荒瀬ダムにちなんだカツカレーが、道の駅 坂本(広域交流センター さかもと館 レストラン)に新登場!
観光客をはじめ、ダム見学者や工事関係者に大好評です。
坂本産のお米を炊き上げたご飯を高く盛ってダム本体を表現し、その上に球磨川河口で採れる「青のり」をトッピングしています。
8枚のゲート(水門)をカリッと揚がったボリュームある特大カツ8切れで、球磨川の清流をカレールーで表現しています。
価格はサラダ付で850円。
「ゲートオープン」と言いながらカツを食べるのがミソです!
また、さかもと館には、球磨川や荒瀬ダムに関する情報を展示した情報展示室と、ダム・球磨川を一望できる展望所を新設しました。
ダム見学など、お近くにお越しの際は、「荒瀬ダムカツカレー」をぜひ一度ご賞味ください。


・広域交流センター さかもと館「道の駅 坂本」ホームページ:http://www.sakamoto-catv.jp/sakamoto-kureon/sakamotokan.htm






■「嘉瀬川ダムカレー」について(佐賀県・嘉瀬川かせがわダム) ~2013年2月号掲載~

熊の川温泉ちどりの湯



 
 

▲嘉瀬川ダムカレー



  平成24年3月に竣工し誕生した嘉瀬川ダム。
 多くの町民の思いを美しい湖面にたたえ、下流域に潤いをもたらし、また水害から守っています。
 そんな、嘉瀬川ダムのある富士町を知ってもらいたくて、熊の川温泉ちどりの湯では、嘉瀬川ダムカレーを開発しました。
 嘉瀬川ダムは、富士町の野菜とお米を使ったカレーをダムに見立てて盛り付けています。
 本物の嘉瀬川ダムと同じく重力式ダムのような盛り付けです。 口に入れた時甘くて味わっていく内に辛くなるといった味の特徴があります。

 ・熊の川温泉ちどりの湯 ホームページ: http://www5.ocn.ne.jp/~chidori7/401.html

 

   
       



■「下筌ダムカレー」について(大分県・下筌しもうけダム) ~2012年5月号掲載~


キッチンしもうけ
川野

    
   
  下筌ダムカレー(春)▲  



下筌ダムカレー
 

 筑後川の松原ダム上流に位置する下筌ダムは、四季折々の美しさがあります。とりわけ秋の紅葉、春のダム周辺に植えられた桜の花は緑のダム湖に溶け合ってとりわけ美しいのです。
 平成23年11月より提供を始めた「しもうけダムカレー」は、数種類のスパイスをきかせた下筌公園内の店「キッチンしもうけ」オリジナルのカレーです。
 湖面に見立てたルウの上に赤・黄色のパプリカをもみじ型にくり抜いて散らし、ブロッコリーを樹木に見立て、アーチ型のご飯の上にゆずジュレで「しもうけダム」と書いています。
 春はルウの上に桜の花の塩漬けをフリーズドライしたものを散らし、なばなを樹木に見立てます。黄色の菜の花も可愛く散らして。おまけにわさびの粕漬けも。



     
  ▲下筌ダム
  ▲蜂の巣湖   ▲蜂の巣公園





■新発売!「相模ダムカレー」を試食(神奈川県・相模さがみダム) ~2011年12月号掲載~


(財)ダム水源地環境整備センター
ダム広報センター

    
   
  相模ダムカレー▲  


丹沢の夕日と相模湖▲

 


「ダムマニア展」の会場でもある神奈川県立相模湖交流センター内に、平成23年11月1日福祉の店「ともしび喫茶 青林檎」が開店しました。そして、ダムマニア展開催初日の19日、「相模ダムカレー」が発売となりました。

トークショー参加の23日、楽しみの一つでもありましたこの「相模ダムカレー」を試食させて頂きました。相模湖ダムカレーは交流センターの方々が喫茶店オーナーに提案し、宮島さんのアドバイスも盛り込み、オーナーが型枠を造るなどして完成したものです。
 相模湖に浮かんでいる流木とわかさぎなどをイメージしてつくられたというご当地ならではのダムカレー。自然を満喫できるオープンテラスで遊覧船を眺めながら頂くカレーは格別!

マスターの小山様、ダムマニア展でご多忙の中、美味しいカレーを頂き、そして相模ダムカレーの秘話もお聞かせいただきありがとうございました。 丹沢が紅葉で色づくこの季節、皆様も是非お立ち寄り下さい。


編集局 K


■道の駅湯西川ダムカレー (栃木県・ 湯西川ゆにしがわダム) ~2011年10月号掲載~

   

(財)ダム水源地環境整備センター
ダム広報センター

 

   
  ▲湯西川ダムカレー(大盛り)   川治ダムカレー


▲完成間近の湯西川ダム
(工事事務所提供





 道の駅「湯西川」のダムカレーを試食してきました。 手作りの豪快なダムと大根・キノコ入り貯水池のカレーは、素朴でヘルシーでした。
 道の駅湯西川は、東武日光鬼怒川線に直結する野岩鉄道会津鬼怒川線の「湯西川温泉駅」に直結し、国道121から湯西川温泉方面に300m入ったところです。
 道の駅から1kmほど行くと完成間近の湯西川ダムがあり、新しい道路沿いに新しい街が出現しており、更に進むと「平家の落人」として有名な名湯「湯西川温泉」に至ります。

 ダムカレーを頂く前に、道の駅の支配人八木沢正広さんにお話を聞くことが出来ました。 道の駅湯西川のダムカレーは、最近のダムカレーの流行に乗った訳ではなく、地域の方々と話しているうちに、ダムが多いこの地域で(五十里ダム、川俣ダム、川治ダム、湯西川ダム)ダムの形をしたカレーを作ってはどうかという話になり、八木沢さんが、ダムの形をしたご飯を詰める型枠をつくり、ダムカレーとなったということです。 カレーの具には、ジャガイモでなく地元の大根とキノコ入り。

 ダムカレーは大盛りの「湯西川ダムタイプ」と小さめの「川治ダムタイプ」があり、これを食べるとそれぞれ八木沢さんが作った「ダムカード」がもらえます。
 八木沢さんは川俣ダムの水没関係者でもあり、現在はダムパネルの展示会やダムクイズなど、4ダム周辺の地域振興に積極的に取り組んでいます。 最近話題の水陸両用バスでダム貯水池から紅葉を見るのも楽しそうです。

水源地ネット編集局 S

   
  湯西川ダムカード   川治ダムカード

>> 湯西川ダム工事事務所 ホームページ


>> 道の駅 湯西川 ホームページ


■ダムマニアが造るダムカレー ~2011年9月号掲載~

割烹三州家
ダム事業部長
宮島 咲

1.「ダムマニア」ウェブサイト

 2001年、私はダムを見てまわる事が好きで、毎週のように各地のダムへ訪れていました。見学したダムのレポートと写真をコツコツと自分のウェブサイト(※1)に掲載し、ダムファンとしてダム情報を発信していました。(写真①)

   
  ①ダム紹介サイト「ダムマニア」▲  


2.全国ダム巡り

  2007年、ダム巡りをはじめて6年、気がつくと300基近いダムを見学していました。私の変わった趣味がダム関係者の皆様に注目されたのか、この「ダム水源地ネット」を運営されているダム水源地環境整備センターでおこなわれた、「第四回ダムと観光(森・湖ツーリズム)勉強会」にて講師としてお話しさせて頂く機会がありました。

 この勉強会でお話しさせて頂いたのがダムカレーです。私の本業は飲食店(※2)でして、自分用のまかない料理として食べていたのがダムカレーでした。ルーはいたって普通のものですが、ごはんを堤体(※A)に見立てる事により、ダム感覚を味わえるというものです。

 2007年、時は空前の巨大建造物ブームでした。工場や団地、ダムなどに建造物としての美しさを見いだそうとするムーブメントがおこっていました。
 これらの写真集やDVD等が相次いで販売され、テレビやラジオ、新聞でも多々紹介されるほどでした。
 この時、私が造るダムカレーが日経流通新聞に掲載されたのです。巨大建造物ブームと共に、ダムカレーも各メディアで度々紹介されることになったのです。
 それまでは、私の店にはダムカレーのメニューはなく、一部のダムファンのかたのみが特別に注文される裏メニューでした。しかし、メディアに取り上げられたとたんに問い合わせが殺到、ダムカレーを正式メニューとして販売する運びとなったわけです。




3.ダムカレーはダムです

 私が施工するダムカレーは、カレーではなく、ダムだとお客様にお話しさせて頂いております。できるだけ実物のダムを忠実に再現できるよう、常に心がけています。
 お皿は基礎地盤(※B)、ごはんは堤体、ルーは貯水池、福神漬けは放流された水や減勢工(※C)を表します。
 野菜などの副材は、現実のダムとは縮尺が大きく異なり、ダムとしての造形美を壊してしまうため、ダムカレーには使用しておりません。
 また、堤体下流部には福神漬けしか配置していません。理由は、下流から眺めるダムが一番美しく見えるからです。(写真②)
 この部分を副材で埋め、堤体を隠してしまうことは、ダムの魅力をほとんど伝えてないことを意味するのです。

   
  ②下流から眺めたダム

ダムカレーは、お皿の中でダムをモチーフとした箱庭なのです。
ごはんのかたちにもこだわりを持っています。私の店では、アースダムカレー(写真③)、アーチ式ダムカレー(写真④)、重力式ダムカレー(写真⑤)、ライスフィルカレー(写真⑥)と、4種類のダムカレーを提供しています。
 いずれもダムのかたちを忠実に再現しており、たとえば、アースダムカレーには犬走り(※D)を刻んだり、アーチ式ダムカレーはオーバーハングを持った放物線ドーム型アーチの形状に造りこんでいます。ダムカレーという名に相応しく、ダムカレーはダムであるべきだと考えているからです。水(ルー)を堰き止めてこそ、ダム(カレー)なのです。

       
  ③アースダムカレー   ④アーチ式ダムカレー   ⑤重力式ダムカレー   ⑥ライスフィルカレー



4.みなかみダムカレー

この頑ななコンセプトで施工されたダムカレーに興味を持って頂いたのが、水上温泉旅館協同組合青年部の方々でした。 群馬県のみなかみ町は、利根川の源流を抱えており関東の水瓶と言われる地で、大小合わせ7基ものダムが建設されています。
 ダムカレーをきっかけに、命の源「水」、みなかみ町の豊かな「自然」をピーアールしたいというお話しに感銘を受け、私はみなかみダムカレーのお手伝いをさせていただくこととなりました。
複数の飲食店で提供することになったのですが、こうなると、各店舗はダムカレーに店オリジナルの個性を持たせようとします。 適度な個性はかまいませんが、カレーではなく、ダムとして見た場合にしっかりとした理由付けがあるものに限るとしました。 そんなわがままを堤供店の皆様にご理解頂き、販売開始となりました。

販売開始から2年ほど経った現在、みなかみダムカレーはさらなる進化をとげました。 ダム水源地ネット2011年2月号(※3)でご紹介されたとおり、アーチ式ダムカレーにはキャットウォークと呼ばれる点検用通路が、ライスフィルカレーにはリップラップと 呼ばれる表面の化粧石が施され、ますます本物のダムに近くなってきました。
良い方向に進化していただき、ダムマニアとしては喜ばしく感じています。

5.人とダムの架け橋

 ダムはムダなど、何かとダムが悪者になっているご時世。しかし、ダムが無ければ我々の暮らしはままならないという事実を知っている人はあまりいません。水道、電気、食料、水害。全てダム抜きには語れないものなのです。
 私はダムカレーを通じ、ダムの魅力や働きを一人でも多くの人に伝え、人とダムの架け橋ができれば幸いと思い、今日もダムカレーを一基一基施工しています。



■注釈
※1 ダム紹介サイト「ダムマニア」 http://dammania.net/
※2 割烹三州家 http://sansyu-ya.co.jp/
※3 ダム水源地ネット2011年2月号 http://www.dam-net.jp/contents/daminfo_curry.html#a3

※A 水を堰き止める部分の本体
※B ダムの重さを支える土台となる岩盤
※C ダムから放流される水のエネルギーを弱めるための構造物
※D 堤体の下流面にある小さな段


編集局より

 東京都墨田区で割烹「三州家」を経営するダムマニアの宮島さんにご投稿頂きました。お忙しいところご執筆頂きありがとうございました。

 尚、宮島さんはダムの魅力を解説する書籍「ダムマニア」を、9月1日(予定)にオーム社(http://www.ohmsha.co.jp/)よりご出版されました。



■バットレスダムを食べる ~2011年7月号掲載~

  

(財)ダム水源地環境整備センター
ダム広報センター


   

▲ライスフィルダムカレー

▲アーチ式ダムカレー

重力式ダムカレー


 今年3月、ダムカレーブームに乗って、当水源地ネットにおいても「ダムカレーコーナー」を新設しました。ところが、編集局の誰もダムカレーを見たこともないというのです。そこで、まず手短な都内でダムカレーの試食に挑戦しました。
参上したのは、6月15日(水)、スカイツリーの程近くに店を構える御存知、ダムマニアの宮島さんち(三州家)です。

 台形状に堰堤を形成する「アースダムカレー」、緩やかなカーブを描いた「アーチ式ダムカレー」、どっしりとした質感の「重力式ダムカレー」、岩石を積み上げたロックフィルダムを捩った「ライスフィルダムカレー」。いずれもライスでダムの形状の特徴を表現し、水流や犬走りという細部に福神漬けを使用する等、編集局のダム専門家も舌を巻く程です。

 さて、食べる前のお約束、ダムに見立てたライス中央部にスプーンでザクッと切れ目を入れ、「放流!」と叫んでから頂くのが通の食べ方とか。形も味も去ることながら、楽しみながら頂けるのもダムカレーならでは。

 私は、最近の力作!「バットレスダムカレー」を頂きました。止水壁を扶壁で支えるという精巧部を、なんとライスに空洞を開け独創的に再現。全て二本のしゃもじで形を整えているというまさに職人技です。
今話題の八ッ場ダムカレーというメニューもありましたが、これは、今後のお楽しみとか。

 写真撮影などにご協力頂きました三州家の方々には、お忙しいところ大変お世話になりました。 ダムカレーについては、次の機会に宮島さんに色々紹介頂こうと考えています。お楽しみに。







     
  ▲アースダムカレー   ▲バットレスダムカレー   ▲バットレスダムカレーの「放流!」








■「みなかみダムカレー」進化する! (群馬県・水上温泉) ~2011年2月号掲載~

 

水上温泉旅館協同組合
青年部長 木村 孝幸


▲写真①3種類の「みなかみダムカレー」 ▲写真②「旅館たにがわ」アーチ式 ▲写真③「旅館たにがわ」ロックフィル式 ▲写真④ホテルサンバード ▲写真⑤水上高原ホテル200 ▲写真⑥NHK「おはよう日本」放映

 みなかみダムカレー」好評増食中!とのタイトルで、2010年1月号でご紹介いただきました「みなかみダムカレー」。
 みなかみ町には、大きなダムだけでも5つありますが、種類も「アーチ式」「重力式」「ロックフィル式」とひとつの町にはめずらしく(と思われる)3種類ものダムがあります。

 当初「みなかみダムカレー」は、もっともダムらしく見える「矢木沢ダム」に代表される「アーチ式」から始めた事は前回ご紹介しましたが、いずれは3種類のダム形式を展開させることを目標としていました。

 ひとつめの進化は、「みなかみダムカレー」(アーチ式)デビューから約1年、ついに3種類のダムが展開されたことです。(写真①)
 堤体のコンクリート等に見合ったご飯の量にするため、「アーチ式」は普通盛り、「重力式」は中盛り、「ロックフィル式」は大盛りとの工夫も凝らしました。

 また「みなかみダムカレー」は、できるだけダムの形に忠実でありたい、またダムの「形」を見せたいとのポリシーから、堤体下部には水の流れを表現する福神漬けなど以外は盛りつけないことにしていますが、堤体上部は基本的にオリジナリティーを表現していただきたい部分。ふたつめの進化は、各提供店で工夫が見られることです。

 まず「旅館たにがわ」の「アーチ式」ダムカレー(写真②)。堤体にキャットウォークを表現する「のり」が個性的です。またダム湖には、みなかみ名産の「舞茸」を使用したり、にんじんでもみじを表現する使用する工夫も見られます。
 さらに「ロックフィル式」ダムカレーでは、アーモンドでリップラップを表現する工夫も!(写真③)

 次は、「ホテルサンバード」のダムカレー。
 きれいに盛り付けされた堤体上部のダム湖に浮かぶのは、カヌーに見立てたポテトフライ(写真④)。
 そう、みなかみ町はアウトドアスポーツも盛んな町で、そこを表現した個性的なダムカレーとなっています。

 そして「水上高原ホテル200」のダムカレー(写真⑤)。
 ホテルのダムカレーらしく、見た目もおしゃれな感じです。猪豚や蒟蒻など、地元の食材を活かした猟師風「またぎカレー」が個性を演出しています。

 最近マスコミにも注目されている「みなかみダムカレー」。
 昨年12月には「NHKおはよう日本」という朝のニュース番組内でも紹介されました(写真⑥)。
 提供店全てで3種類のダムカレーを食べられるわけではありませんが、進化している「みなかみダムカレー」を召し上がりに、ぜひみなかみ町にお越しください。



>> みなかみダムカレーホームページ













 








■『日吉ダムカレー』 9月10日から販売開始(京都府・スプリングスひよし

                                  ~2010年11月号掲載~

日吉ふるさと株式会社
スプリングスひよし
営業部 奥村 智史


▲日吉ダム ▲日吉ダムカレー

 丹波の山並みに囲まれた日吉ダム。その自然豊かなロケーションをカレーで表現しました。
 独自に調合した秘伝のスパイスと、野生鹿や古代米等のひよし産食材とのハーモニーをお楽しみ下さい。
 また、日吉特産の京野菜「壬生菜(みぶな)」のサラダが付いています。
 ご注文頂いた方には、もれなくオリジナルカードをプレゼントいたします。


【ダムカレーデーター 】

  • ダ ム の 形 式:重力式ダム 
  • 堤 高/ 堤頂長:40mm/160mm
  • 総 貯 水 容 量:約200g
  • 価格:880円
 
オリジナルカード(pdf) 日吉ダムカレーチラシ(pdf)





■「黒部ダムカレー.com」誕生!(長野県・黒部ダム) ~2011年3月号掲載~

   

長野県大町市役所産業観光部商工労政課
ブランド振興担当係長 松澤 秀樹

         


▲黒部ダムカレー(かしわ荘)
▲黒部ダムカレー.com設立集会


 昨年の9月18日、19日に開催された「第5回B級ご当地グルメの祭典!B-1グランプリin厚木」への来場者数は2日間合計で435,000人となるなど、今、B級グルメが大変な注目を浴びています。
 そしてこのB級グルメには自分の住む町や村をPRしたいと「ご当地グルメ」が用いられることが多く、現在でも大変多くの地域でメニュー開発が進んでいます。
 
 そのB級グルメですが、昔からその地域に親しまれてきた「老舗型」と、まちおこしや地産地消などを目的として新たに開発された「開発型」とに分類されるそうです。
 では黒部ダムカレーはどうかというと、地域の知名度向上、そして観光・地域振興を目的として2009年7月からの提供開始ですので、この分類に照らし合わせますと典型的な「開発型」であるといえそうです。
 しかしその反面、昭和40年代初頭から立山黒部アルペンルートの長野県側入り口である扇沢駅大食堂(現:レストラン扇沢)において、「アーチカレー」の名称で親しまれてきたものですから、「老舗型」といってもよいのかもしれません。
 分類面でこのように両面を有しているご当地グルメは珍しいこともありますので、この点を意識した運営が必要であると考えています。
 
 さて、この黒部ダムカレーの運営についてですが、実はこれまで、運営を行なうための具体的な組織はありませんでした。結果的には、このことが運営していく上での意思決定の迅速さや行動の柔軟性、瞬発力などにつながり、黒部ダムカレーが一定の認知を獲得できた一因ともなったといえるかと思います。
 しかし、今後の運営を考えていく上ではいつまでもこのような勝手連的な動きではなく、ベクトル合わせや情報共有をはじめとした、ある程度の組織化が必要であるとのご意見を関係者からもいただくようになりました。
 そこで今年の1月14日、黒部ダムカレーの運営団体として「黒部ダムカレー.com」が設立されました。
 今後は、これまでの運営の長所を活かしながら、歴史的な経過、そして現代風の新しさを上手に織り交ぜながら、さらなる前進を図っていきたいと考えています。
 
 4月10日には立山黒部アルペンルートの長野県側がオープンします。
 信州大町にぜひ足をお運びいただき、春が訪れた黒部ダム、そして黒部ダムカレーをご堪能いただけますと幸いです。

>> 黒部ダムカレー.com





■黒部ダムカレー ~2010年8月号掲載~

大町市役所 産業観光部
商工労政課 ブランド振興担当係
松澤 秀樹


▲くろよんロイヤルホテル
▲黒部ダムレストハウス


「黒部ダムカレー」は、アーチ式ダムとして日本一の大きさを誇る黒部ダムをモチーフに、立山黒部アルペンルートの長野県側入り口である長野県大町市の扇沢駅大食堂(現:レストラン扇沢)において、昭和40年代初頭から「アーチカレー」の名称で親しまれてきたものです。そして2009年7月、観光・地域振興を目的に「黒部ダムカレー」と名称を変え、大町市内の飲食店においても販売されるようになりました。

さて、そのような中、「地産地消」「地元商品の消費アップ」「地域の活性化」をテーマに据えた「信州MOTプロジェクト」を進めているサークルKサンクスよりお声がけいただき、コンビニエンスストアのお弁当としても商品化がされました。
残念ながら長野県限定、2週間限定ということでしたが、近隣県の方も長野県内のお店にお越しになるなど、大変な人気を博しながら、無事販売終了することができました。

黒部ダムカレーには、"黒部ダムの玄関口・大町市"を知っていただきたい、さらにはご当地グルメとして育ってもらいたいという地元の願いが込められており、取り組み当初は7店舗であった提供店も現在では20店舗を超えるまでになっています。
"黒部ダムの玄関口・大町市"にぜひお越しください。

・黒部ダムカレーHP http://kurobedam-curry.com/



▲こまつうどん店


▲豚のさんぽ


▲レストラン扇沢