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山やら、きのこやら

登山のことや、きのこのことを中心に発信しています。

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  • これぞ珍菌

    2019.10.27 撮影

    ウツロイモタケ
    Hydnocystis japonica

    ついに見つけてしまいました。
    今年中に見つけてやると意気込んでいたきのこだったので、とても嬉しかったです。
    発見の経緯は、歩こうと思っていた登山道が流されていて引き返している時という、山からのささやかな贈り物という感じでした。林道脇の斜面をチロチロ見ながら歩いていると、ふと、薄黄色の物体が目に入りました。大小様々な歪なモノが地上にぽつぽつと顔を覗かせており、その幾つかには大きな孔が一つ開いているのに気が付きました。
    刹那にはそれがウツロイモタケであることを確信し、気が付けばカメラに三脚をセッティングしていました。昨年は発生する情報をもとに別の場所を探しに行きましたが、不発だったので、この喜びは大きかったです。
    幼菌のうちは孔はなく成長するにつれて孔が形成されるみたいです。
    ウツロイモタケの面白さのその最たる所以は、地上生から地下生に進化している途中段階という点です。なので、この姿を見られるのは今だけ(何百~何千年の間?)なのです。それと胞子が異様に大きい綺麗な球形という特徴もあります。しかし、無許可で採取できませんからね。もしかしたら下りるかもですが、果たして私の持っている顕微鏡で綺麗に撮れるかというのもあります故に……。
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  • ホコリに誇りを
    2019.10.22 撮影

    2019.10.22 撮影

    ホコリタケ(キツネノチャブクロ)
    Lycoperdon perlatum

    大抵の人は名前ぐらいは聞いたことのあるきのこ、ホコリタケです。
    キツネノチャブクロともいいます。
    子実体表面に円錐形の突起物があるのが特徴で、幼菌では白色ですが、成菌になるにつれて色が付いていきます。成熟しきると頂点に頂孔ができ、そこから胞子を散布します。
  • トゲトゲ膠

     2019.10.20 撮影
     2019.10.20 撮影

    Holtermannia sp.

    よくわからないですが、おそらくニカワツノタケ属の仲間だと思われます。
    落葉樹の材に幾つか発生していました。
    小さく可愛いヤツです。
  • 残骸はよく見かける

    2019.10.20 撮影

    ノウタケ
    Calvatia craniiformis

    茶色いずんぐりむっくり、それがノウタケです。
    有機物の多い地面から発生し時に群生します。子実体の表面に血管のような線が走っているのが本種の特徴だと思います。老菌で粉状塊を晒しているものは多く見かけますが、成菌をあまり見かけないのはちょっと不思議です。
  • 脆さが特徴?

    2019.10.20 撮影

    トサカホウキタケ
    Ramaria obtusissima

    出遭った株はまだ成菌とまではいっていなかったのですが、誤って踏んでしまった株はボロボロに砕けたので、脆さから鑑みて本種としました。
    色合いが似ている仲間にキホウキタケがありますが、あちらは針葉樹林に発生するようなので、広葉樹林に発生していた本種とは区別ができると思いますが要観察です。

プロフィール

HN:
あきかえで
性別:
男性

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